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第二十羽:可哀想なカニさん

 今日はどうしよう。家も大改築を終えて、人が住めそうなぐらい快適な家になっている。前世の記憶が生きたね。サンキュー、マッマにパッパ。貴方がたのおかげで私は一人で家を建てられました。


 俺の前世の家庭環境なかなかにすごいのでは?父は大工で母が1級建築士。英才教育のもと育てられた俺は、建物の造形に関して右に出るほどのものはいないと言われたほどのものだったからな。活かす機会は前世だとなかったけど。


 うーん、暇なのも考えものだな。レベリングでもするか?レベルが上がれば新スキルとか手に入るかもだし。それなら、海に行くべきか?いや、レベル上げ易いけどあれが出てきたら終わりだしな。いつかはあれも討伐できるくらい強くなりたいものだ。でも、少し水吹いて数百メートル飛ばすってレベル上げてもできるのか?このまま成長しても無理そう


 森はどうだろうか、森なら餌になるものもあったりするし。それに海と違ってあれほどやばいやつはいなそうだし。今まで森で出会って一番強かったのは、あのクソでかジャイアントモアみたいなやつだったから、安全性はこっちのほうが上だろうし……


 よし、前回に引き続き森の奥地を目指そう。未だに住んでいるところが、内陸かどうかもわかってないし。それに、奥に行って人の住んでる痕跡とかその他諸々発見があれば儲けものだし。


 レベル上げに行きましょう。レベルが何で上がるかは知らんけど、敵倒してたらレベル上がってるし経験値的なやつでしょう。だからレベル上げに行くんだけど。他でレベル上げの手段があるなら、それで上げたほうが絶対にいい。だって、死の危険性がないじゃない。なんか色々探索して命からがらな感じだからな、毎回。


 命があるのもレベルのおかげ。真面目にレベルとかいう概念がなかったら、俺死んでるんじゃないかな。親いない状態で羽化したでしょ?そのあともカニに襲われて、カニはぎりぎり勝てたけど……レベルとかなかった他の奴らには勝ててない。


 ありがとう最初のカニくん。カニくんレベルの存在に気づかせてくれて、そしてレベルになってくれてありがとう。君がいなかったら俺のこの鳥生はすでに終わっていたと思う。


 これからは、カニさんに感謝して狩り続けよう。狩るのは止めないのかって?止めませんよ。あんな美味しいもの狩らないわけ無いやん。


 お、噂をすればカニさんじゃないですか。あなた、海辺にいればどこでも現れるしいつも一人だしどんな生態してるんですか?複数体固まっていれば強いのに。いつも一人だから負けるんですよ。


 なんやかんや交戦開始。しかし、悲しいかな俺がスキルを使えば一瞬で死んでしまうのだ。基本どのスキルを使っても死ぬからな、可哀想に。生態系で言うところのかなり下の方にいそうではある。


 まぁいいその可哀想な人生を俺が終わらしてあげよう。君の体は美味しくいただくから感謝したまえ。さようなら


[フリッパーカッター]


 あぁ可哀想に。スキル一発で殻ごと切り裂かれるとか、耐久力が……前に戦ったときはあの殻の硬さで悲しくなったのに。君の死体は後で取りに来るよ。このあと、森に行って帰るときにね。


 可哀想なカニさん今日何回可哀想って言ったんだろう。じゃあね、また今度。これから森に行ってくるよ。楽しみに待ってて。 

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