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第十二話 独りぼっちのドライアド

もうすぐでテストなんで遅れるかもしれません。

コイツ、見た目は子供のくせに性格が悪いと思うんだが…なんだよ、仲が良さそうだから困らせたくなったって…泣かせたろうか。


「レン、この森燃やそうか」


いいのか?とレンは首を傾げる。


『待ってってば!この森の木が燃やされたら私死んじゃう…』


「そんなの自業自得だろ?こういう事されて困る人だって沢山いるんだぞ?」


『うぅ…』


ドライアドは反省したように見えるが本当に反省したのだろうか…


「は、反省したか?……」


『もうしないから許してぇー…』


見た目が子供なので子供を泣かせたという罪悪感が俺に押し寄せてくる。

泣かせてしまった…ああ…胸が苦しい…

もう許そう…


「大丈夫!もう許すからさ!怒ってないからさ!」


『……ほんとに?…ぐすっ…』


「ああ!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


結局、俺は叱ろうにも強く出られず許してしまうという…ていうかそもそも俺はガツガツいくタイプじゃないし…女の涙に弱いんだよ…


「そういえばなんで森が燃やされるとお前が死ぬんだ?」


『ええっとね…周りの木が燃やされても私自体そこまで影響はないの…』


「ならなんで…」


『それはね、この森の奥にある私の本体に火が燃え移っちゃうのが怖いの…本体が傷付くと私にも傷が付くから』


『あと幻視魔法なんだけど人間たちを私本体に近づけてさせないためにつかっているのよ。』


「ん?幻視魔法ってなんだ?」


『んーとねー幻を相手に見せて混乱させるっていう魔法だよ?それをこの森にかけてあるの!』


「その効果は永続的なのか?」


『多分違うと思う…』


「多分ってお前がかけた魔法じゃないのか?」


『私がかけたんじゃなくて私のお母さんが

かけたのが未だに残ってるの…』


「お前のお母さんはいるのか?」


『ううん…ずーっと昔に出て行っちゃった

私の森に帰るって…』


ドライアドは悲しそうな顔する。

聴いてはいけないことを聞いたのかもしれない。


「そうか…悪いことを聞いたな…ん?お前のお母さん死んでないの?」


てっきり死んでしまったものかと思ったが

俺の早とちりだったらしい…


『うん!死んでないよ?お母さんは契約をしてるから自由に出歩きできるんだって。』


「契約?なんだそれ?お前も契約すればこの森から出られるのか?」


『うん多分、お母さんが言ってたのあなたに信じられる人ができたらその人と契約しなさいって!だからお兄さん、私と契約して!』


「いやいや!ちょっと待て!俺達ついさっき会ったばかりだろ!?」


『えっ?だってお兄さん良い人な気がするしドラゴンさんも約束は守らないけど良い奴だって言ってるよ?』


レンを睨むと目を合わせないように顔を逸らすのであった…


「レン?俺だって頑張ってるんだよ?んん?

まあ良い奴って思ってくれてんのは嬉しいけどさ…」


「で、契約をするとどうなるんだ?」


『契約をすると私はこの森から出られるしそれに本体とは別々の個体になるの。要するに今の本体の木が傷つけられても私は関係なくなるっていうことだよ!』


「俺にメリットはあるのか?」


『メリットって良いことって意味だよね?

私がお兄さんを守るとか、私が彼女になるとか?』


「いや、冗談はやめとけ…守るはともかく彼女はないから…まあ賑やかなになることは間違いないな。」


『ふーん…( 冗談じゃないのに…)』


「わかった!契約しよう。ただし!しっかり働けよ!」


『お兄さん、ありがとう!』

ドライアドのステータスはもう少しです!

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