表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空-ku_u-【用語集】  作者: 葵れい
登場人物 【湊】
26/89

  白河 元康(sirakawa_motoyasu)<3部>

 ・「雨峰総監は単純に好意でお前達を呼んだ。信頼に足ると私は思っている。何か万が一の事があれば自分が全て責任を取るとも言ってくれた」

 ・「それにしても……大きな格納庫ですね。『湊』の倍以上かな」

  「これが見たとこ何個もあったよな? その上第2、第3駐艇場って……どんだけやねん」

  「『湊』もこれくらいの作ればいいのに」

  「予算の問題だろ。誰が資金出す?」

  「そら、白河総監のポケットマネーで」

  「あの人がそんな金持ちに見えるか?」

  「確かに。白河さんのとこって年上の奥さんでしたよね? しっかり給料握られてそう。お小遣いあんまりもらってなさそうですよね」

 ・「白河君はお元気かしら?」

  「はい。息災です」

  「白河君は昔から自分1人で抱え込むタイプだから。いつも心配してるの」

   白河総監か……ふと瑛己は思った。総監も、あの事件以来少し変わった気がする1人だ。

   何と言ったらいいかわからないが、いい意味で「吹っ切れた」そんな感じがする。

  (兵庫おじさんとの事かな)


 ・「雨峰総監には敵いません」

 ・「飛ッッ!!!! 瑛己さんッッ!!!!」

  担架に運ばれる飛と瑛己を。

  秀一は滅茶苦茶になって追いかけた。

  「相楽君!!」

  「総監!! 離してッッ!!」

  「落ち着け!!」



 ・「どうした」

  「……いえ」

  「ん?」

  書類を見ながら、白河は優しい口調で問いかけた。

  磐木はそんな白河を一瞥だけして、また、床の模様を見た。

  その表情は、隊長・磐木 徹志として隊の者に見せた事のないものだった。

  「須賀君の事か?」

 ・「最初も言ってたな。覚えてるか?」

  「……」

  「何度も何度も。俺がお前に隊を持たせようとするたびに、お前はそうやって断り続けた。自分には向いてません、と言ってな」

  「……」

  「でもな、磐木。俺はお前に隊を持たせたかった。そしてその選択を、間違っていたとは思ってないよ」

  「……」

  「誰でもつまづく」そう言って、白河はまた書類に目を落とした。「順風満帆に生涯、つまづく事なく走る事ができる人間なんかいやしない」

  「……」

  「そして越えられない試練を、神は与えはしない。乗り越えてさらに強くなる事を願うからこそ、神は人に試練を課す。俺はそう思う」

  「……」

  「須賀君なら越えるだろう。どんな高みでも、壁でも、ぶち壊して突破する。そういう奴だろう? そしてお前も」

  「……総監」

  「信じてやれ。そして俺はお前の事、信じてるよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ