土地神奪還 ⑧
連続更新70日目!
何とかやる気出した
「【剣神】」
葬盛の魔力が変質し別人と言える程に変わる。
立ち姿も変わり、まるで歴戦の剣士のような後ろ姿だった。
「ふぅーー…………貴様ら面倒くさいだけで全部つまらんのぉ。
疾く死ね」
宙に浮いていた浮遊剣を手に取ると歩き出し近くのイリーガル種に近づく。
叫び声と共に葬盛に襲いかかったイリーガル種は一太刀で16の欠片となって死んだ。
「「なっ?!」」
「何じゃ他愛もない。
やはりこの能力は使うもんじゃないのぉ。簡単に終わってしまう。
だがやはり数が多いのは面倒じゃ。早急に対処せねばならんの。主様よ」
「分かっているよ葬盛足止めだろう?」
魔力を空間に充満させる。
「満たすは我が意、飲み込むは反逆の意、抑圧するは其方の意!
【圧政による餓死】」
千罰・大幻刃を媒介とした詠唱、そして魔法の行使。
千罰・大幻刃を媒介とした事で本来の魔法に麻痺属性が乗り広範囲にいる対象を全て麻痺が付けられるようになった。
「ここ20年近くまともにサポーターとして活動してこなかったからな。
良いリハビリになるなこれは」
「助かります」
「早くやれ」
「はい」
返事と共に葬盛はその剣を振るう。
圧倒的な生産コストの低さに見合わなさすぎる浮遊剣の性能はSランクのイリーガル種の首であろうと【剣神】の能力による技能上昇の効果も相まって豆腐を斬るが如く簡単に刃を通す。
「馬鹿な?!!」
「硬さは充分一級品のモンスターだぞ!!何で斬れるんだよ!」
2人の顔から嘲笑は消えて焦りが生まれた。
余程自信があった事の裏返し
武器をもう一度握り直して私も刃を振るう。
葬盛程ではないが何とか一撃で首を落とす事が出来た。
「むぅ前衛特化なら同じ感じに斬れそうだがそれだと効率が悪いなっ!」
片刃の剣な為首を剣を当てて峰を蹴る事が出来る。
それによって少ない力で簡単に斬る事が出来た。
「くっ!」
「僕達も支援するよ!!」
「分かった!」
2人の魔力が残っているイリーガル種に注がれると麻痺が解けると同時に元々強靭な性能を更に強くする。
「っ!これはっ!!」
「かっっったい!!硬さだけならアーサー王ダンジョンで出現するモンスターに匹敵している!!!」
「あそこはそんなに魔境なのですか!!」
葬盛はまだ一撃で倒しているが隙を見てから力を込めて斬らなければ行けないほどイリーガル種共の硬さは上昇していた。
強化前の硬さが豆腐ならば強化後の今の硬さは鉄と呼べるまで硬くなっている。
「こうなったら落盤覚悟だっ!」
「剣神が言祝ぐ未開の領域!!【千刃柱支】!」
数えきれないほどの浮遊剣が作り出されるとこのボス部屋と呼べる空間を支えるように一体化を果たす。
そして詠唱付きの圧政敷く愚王の遺言を放った。
「「がぁああ!?!!??!」」
「くっ」
「ゔっ」
2人が絶叫と共に膝をつき何とか耐える。
葬盛でさえ浮遊剣を頼りに立っていた。
この魔法を放った私はというと膝はついていないが全力で武器に頼っている状況である。
本来は自爆技のような物ではないが範囲を絞り効果を高めた事で自爆技同然の代物へと変えた。
おかげでこのダンジョンの氾濫の原因と思われる子供2人と実験の成果と言っていたイリーガル種全てが動かなくなっている。
「葬盛っ……武器だ……けは!影響を受け、ないよう!!調整してある!!ハァ……っハァ……!!
そのこれを使って2人を捕縛っ……そしてイリーガル種全てっのっ!首を落とせっ!!」
「承知」
歩き出した葬盛は一撃一撃に本気の力を込めて浮遊剣を振り下ろした。
擬似的な超重力の空間の中でしっかりと行動が出来るのはやはり超越した存在だからだろう。
全てのイリーガル種を殺し終えた後
私の魔法の効果範囲を更に狭くし2人が行動出来ないよう強めつつ自身が行動出来る様にする。
体の痛みに顔を顰めながらも葬盛と2人で少年に向き直った。
「悪いが帰す気はない」
「洗いざらい吐いて頂きます」
「「ひっ」」
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