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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
80/147

戦闘訓練 ②

連続更新59日目!

ギリギリ復活今日は早めに寝る

風邪治って来て油断するのは俺の様式美だけども


「ゴハァッ?!?!」


幾度目かの地面とのキス。

何度も地面に叩き付けられているのに戦意喪失する気配がない。

女帝としてその戦意の高さは誉めなければならないが少し引っかかる事がある。


「何故そんなに臆病なのだ。

 その魔力を解放すればハンターとして最上と言って良い力が手に入るというのに」


「事情があんだよこっちにもよぉ!」


ほんの少し加速し反撃をして来るが私はそれを叩き落として迎撃、更に腹部に強めの一撃を入れた。


「ゴッ?!?!!オェエ……!」


吐きそうになりながら蹲る男を見て発破をかける。


「私の事を知らない世代だか何だか知らないがそれほど鬱屈した様子は見ていて忍びない。

 ハンターならば知っているだろう?今世界各地で異常なモンスターの氾濫が起こっている事を。

 少しでも被害を増やさない為に私達は新たなランクの制定、そして埋もれてしまっている原石を探している」


「だからって俺はこの呪いを解くつもりはねぇ!」


ん?封印ではなく呪い?

予想が少し外れたな。

封印なら納得が出来るが呪いとなると背景が想像つかん。

はーー!お母様や栞はここら辺事情を察する事が出来るのだろうが私には無理だな。


「どうやら私には想像出来ん事情があるようだな。

 ふむ、助けてやれるかもしれない私に話して見てはどうだ?これでも数年前までは女帝と称された身だ。

 残念ながら万能過ぎて死にたがる奴も即死じゃなければどこまででも助けられる。

 首と胴体がバイバイしようが下半身と上半身が分たれたとしても私は助けられてしまう。

 もちろんそんな呪いもな」


「…………くっ!」


数歩下がり男は構えた。


「俺はこの呪いを解くつもりはねぇ!」


「まさかその力を制御出来ないとか言うオチか?」


「そうだよ!!!!」


泣きそうな咆哮

ここまで条件が揃えば私とて原因を当てる事が出来る。

恐らくはかつて扱えていた力を何らかの理由により暴走、知り合いを傷つけたもしくは最悪の場合殺害にまで至っている。

だから呪いにより魔法を体外に出さないように自身に呪いを掛けた。

誰が呪いを掛けたのか知らないがここまで完璧に体外に出さないようにするのは凄い。

もちろん本人の技量もあるだろうがな


「その様子だと長い事溜め込んでいるように見えるな。

 安心しろ私は万能だ。例え近接特化のSランクハンターだとしてと私に勝てる者はごく僅か……胸を貸してやる本気で暴れて見ろ!

 その程度の暴力的な魔力なんぞ叩き伏せてくれる!!!」


「マジ……かよっ!」


嬉しそうな表情になり体内の魔力が更に暴れ狂う。


ふふふ!予想以上だ!

魔力だけなら栞や南坂以上……!

だが魔法の練度は遥か下だと見た!


「今……解き放ってやる!」


パキン


小さな音が私の耳に届いた。

それは体内で暴れていた魔力が呪いを解かれた音だった。

そのまま外へ溢れる魔力は暴風となり施設内にハンター達を吹き飛ばす勢いだったがハンターとしてのランクが高い者が多いのか実際に吹き飛ばされたのはほんの5人だけに収まる。


「良い!予想以上の暴れっぷりだ!これは路傍の石ではなく正真正銘原石だ!」


私も魔力を溢れさせ男に対抗する。

施設自体に魔法を掛けて壊れないようにすると同時に男の魔力を包み込み圧縮していく。


「ぐっ!!……このっ!ぐぅぅぅう!!」


速攻で片付けるつもりだったが何度目かの予想外により男は耐える。

暴れるような魔力で圧倒的な身体能力を誇ろうが今の男は膝をつき苦しそうな顔で私を睨む。

魔力による押さえつけは重力に換算すると10数倍の重力に等しく


「諦めて私の施しを受け過去を乗り越えれば良かろうに」


「確かに過去を乗り越えれば俺はもっと強くなれる。

 だが俺はもう未来を見ないと決めた!だから!呪いの解呪はいらん!!」


「私は女帝だ。言う事を聞いてもらうぞ?貴様のような原石にはどうしても過去を乗り越えて貰わねばならん。

 はっ!大丈夫だ!圧倒的な魔力を完璧に統制出来る化け物を1人知っている」


私の言葉に男は困惑した顔になる。


「お前じゃないのか?」


「魔力操作以外も含めて現世界最強の一角に数えられている」


「は?!」


目の前の私でさえ世界最強の座に居たのは持病等の理由もあるのだがたったの1年だ。

知らない者もいるし知っている者もいる。

だが今の世界最強の一角に数えられている人物は私が退いてから4年間一度も日本最強の座を明け渡していない。


持病持ちの私とて全力を出せば高確率で勝てるが持久戦となると文句の付けようがないほどあちらの方が強い。


「現日本ランキング1位であり世界ランキング2位である源辿みなもとたどり……私の兄弟子だ」


「「「「はぁ?!?!!」」」」


施設内から驚愕の声が上がった。






ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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