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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
イリーガル種編
66/147

土地神不明 ⑤

連続更新45日目!

リズム重視1800!


縁の繋がれた場所からモンスターが増えているように見える。

未だ無尽蔵に増えて行くモンスターを処理するならば発生源を潰さなくては行けない。


「……?どうやら主様も私と同じ思考に至ったようじゃな」


主様が見下ろした街の中から学生が最後に目撃された場所へと向かった。

当然妾も向かうがなるべく主様とは離れた反対の位置へと行く。

もし真ん中にこのモンスター大氾濫の首謀者がいた場合挟撃出来るからだ。


「やはり」


一切人気のない路地裏

モンスターが絶え間なく出現している。


「大体秒間5匹とは中々の出現速度っ」


ただ見ているだけにはならず浮遊剣によって現地の邪魔となるモンスターを斬り殺していく。

裏路地に相応しい狭さな為浮遊剣は縦に回転させながら移動させて斬る。

常にモンスターが生み出され続けているせいで死体が積み上がり現場の調査が出来ない。


「結界で妾以外の魔力を弾けばモンスターの召喚遅延が出来て調査が出来そうじゃが……主様レベルに練度がない故破られそうじゃ」


主様は自身で本来後衛の役割だと主張するに相応しいアシスト魔法を使う。

あちらではスムーズに問題を解決していそうだが妾の場合は少し遅れそうである。


「ならば少し無理矢理となるがっ」


魔力を溢れさせ空間を満たす。

すかさず結界を張る。

そして妾以外の魔力を弾くのではなく妾の魔力だけで満たせば余計な魔力の入る余地はなくモンスターの召喚も一時的に解決出来そうじゃっっ!!!!


「無理矢理名付けるのなら」


『陶酔結界』

強制的に自分の魔力を空間ごと押し付ける事で魔力発露による魔法の具現を阻止する限定結界。

裏路地のような狭い空間ならばかなり有用だと確信する。


「邪魔じゃ」


残ったモンスターを処理するとモンスターを吐き出さなくなった裏路地全体と死体を見つめる。


「ちと面倒じゃが選別をせねば」


魔法を発動させるとモンスターだけを意識して捉える。

そこからダンジョンマスターとしての権限を使いモンスターの死体をダンジョンの中へと送った。


「ダンジョンを開くより限定的な転送の方が何倍と疲れる」


愚痴を言いながら妾は裏路地の調査に踏み出した。

勿論結界は維持する。


「見ただけで分かるような装置等はないがほんの微かに妾以外の魔力を感じる。

 もしやこれが縁か?いや、縁にしてはか細すぎるか……悪魔の存在を考えればこの程度でも引き寄せる事は可能か?」


ブツブツと呟く普段見せない姿を披露してしまう。


「この微かに感じる魔力を空間ごと削り出せば結界を解いた後もモンスターの出現は防げるやもしれん」


張っていた結界の大きさを微かな魔力を包み込む程度の大きさにまで小さくする。

この段階ではモンスターは現れない所を見ると本当に微かな魔力がモンスターを引き寄せていたと判断する。


「んっ………ぐっ!」


結界の大きさを固定、そして一時的に1㎡の立方体となった結界を妾のダンジョンの中へと放り込んだ。

問題の先送りだが妾のダンジョン内ならばモンスター出現の有無も調節出来る。


今はモンスターの出現頻度をゼロに設定している為立方体の隠し場所としては最適な場所と言えた。


「主様もこの程度は出来て……隠し場所に困るでしょうがそこは合流して妾が回収すれば良い話か」





「………………っっ!!!!!!!」


拝啓姐御へ

俺は今目に見えて新種のモンスターから必死に逃げています。

そうイリーガル種ではなく純粋な新種のモンスターです。


そのモンスターは途轍もない速さで私の行動を先回りし追い詰めます。

鍛え上げた超直感ですら追いつけないスピードで来るのです。


「はぁ……はぁ……はぁ……!!!」


空を飛ぶ羽と体に見合わない細くも強靭な脚にその黒光りする装甲

つまり

ゴ────────


「いやぁぁぁだぁぁぁぁぁ!!!!俺は逃げるぅぅぅぅううぅぅぅう!!」


「おい!南坂!!たかが昆虫だろう!!お前の実力ならば充分対処出来るはずだ!!」


「無理!見た目!!極悪!!!」


「何故カタコト何だ!!

 おのような虫は普通に存在するではないか!!」


「普通……存在??」


「そうだ!!!普通に存在する!!!」


ふと頬を伝う物を感じた。

どうやら心が限界を迎えたらしい


「漸々言っておくが俺ぁ……黒光りする奴だけは無理ぃぃぃいやぁぁぁぁあ?!!!」


まるで乙女の如く漸々に昆虫モンスターを押し付け逃走した。

まだ見た目で険悪しないモンスターを探して。





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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