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悪魔×事件×ティータイム  作者: 緋夏 鐘成
ダンジョン事件編
45/147

神代隆起編 ⑨

連続更新24日目!

少し短いよ


私は今頭を抱えている。

どこかの馬鹿がダンジョンの守秘義務のある情報をSNSに書き込んだせいでその地域に住んでいる人達がパニックになっていたからだ。

政府が主様と契約を交わしている事は一応知っています。

その政府が主様との契約の話を世間に公表していない事も知られた場合の波紋は想像に難くない。


「異世界の悪魔と契約してると公表したら国家転覆だの何だのと騒がれる事は必至です。

 だからある程度のダンジョンの情報を統制しなければいけないと判断した。

 慎重にダンジョンの情報を吟味しなければいけないのにどこかの馬鹿が情報漏洩をした……おかけである程度の戦力として私が駆り出された」


今の状況を整理するために言葉に出して復唱する。

主様の代わりにいる栞様に一言だけ告げた。


「馬鹿のせいで何で私が駆り出されなければいけないのですか」


「戦力として最高じゃん」


「だとしてもです。

 私は全国にあるダンジョンに潜って新種を探す旅をしている最中なのですよ?目的を果たす過程を邪魔されれば誰であろうと不機嫌にはなるものです」


「少し興味深い話を聞いたの」


「一体何でしょうか?」


「ボス格……だったかな?それが話したんだってさ人間の言葉」


「……………………はい何となく私が呼ばれた本当の意味を理解出来ました」


「聡くて助かるよ」


つまりダンジョンのマスター……いわゆるボスと同じ存在である私を用意する事で交渉面を有利に進めてたいという意図でしょうね。

それにしても鬼……厄災の象徴たる存在、人に暴力を振り撒く災害などと呼ばれていますが一体どのような姿をしているのか楽しみです。

しかし予定が狂わされるのは好きじゃない


「はぁー……取り敢えず中に入りましょう。栞様のせいで変に顔が売れて活動し難くなってしまったらそれなりのお返しを覚悟して下さいね?」


「……暴力はやめてね?」


「ハンターでしょう?そこは暴力で穏便に解決します」


「美味しい茶菓子用意するから許して?」


「高く美味しい物を所望します」


「仰せのままに」


軽くふざけると栞様と一緒にダンジョンへと踏み込んだ。

ダンジョンは大抵階層洞窟型

しかし今入ったダンジョンは見た感じ世界型ダンジョン。

テレビでよく見る日本の田舎の山が並び少し離れた場所に木造の古い家屋が見える。


「なるほど、鬼が出ると言われれば納得してしまう世界ですね」


「それに目を向けた先に早速はぐれ鬼」


栞様の向いている方向を見ると1匹の鬼がこちらを見ていた。

攻撃を仕掛けてくる様子はない。


「栞様牽制しますか?」


槍の形にした浮遊剣を片手に問いかける。


「…………ボスは日本語を解するならば日本語を読む事も出来るはず、秋葉の槍で矢文みたいにしてあの鬼の近くに着弾させれない?」


「出来ます」


「よし、なら手紙を書くから少し待ってて」


2分ほど待っていると栞様が書いた手紙を浮遊剣(槍)に括り付ける。


「外れないか少し心配かな」


「私がコントロールするので安心して下さい」


「助かる」


息を吐き体勢を整えると槍を浮遊剣(槍)を引き絞り狙いをつけた。


ここならば万が一も鬼を傷つける事なく綺麗に地面に刺せるな。


「ふっ」


浮遊剣(槍)を飛ばし鬼の近くに優しくゆっくりと刺す。

括り付けられた紙に気付いたのは少し手間取りながら浮遊剣(槍)から外すとこちらを確認して来たが栞様は「戻れ」と言っているようなジェスチャーをすると鬼は動き出した。


「末端の鬼でさえジェスチャーの意図を汲み取る頭があるのは中々末恐ろしいです。

 しかし知能に能力を割いているせいか体つきは悪い……意図して作られたのか偶然の産物か」


「ボスがボス……恐らく酒呑童子と茨木童子だと推測されてるんだけど知ってる?」


「一応名前だけは知っています。

 しかしどれほどの存在なのかはあまり知らないと言わざるを得ません」


「もしかして知ってるかも……って期待したけどそれは流石に駄目かー」


「幾ら私が栞様より前の時代の人間だったとはいえ本当に知っている訳ないでしょう」


「ははは確かに……ん?」


「ん?」


ほぼ同時に声を上げた。

栞様の書いた手紙を持って行った鬼が帰って来たのが見える。


「行きましょうか」


「たった2人とはいえ秋葉がいるから安心だよ」


「五紅神を当てにしすぎてないでしょうか?!」


「1人1人私に匹敵する強さなんでしょ?そりゃ期待するって〜」


「流石に栞様には負けますよ?!!」





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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