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平凡が1番 ( 改訂版 )  作者: ぽてち
ボンド神の世界
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英雄の帰還

 

 平和な世界に来ているのに 相変わらず戦闘ばかりを繰り返している俺達に たまほちゃんだけが 平和な世界を堪能していた。

 それもまた いいのかもしれない。 

 時は、流れ!また 下界に降りてみた。いつの間にか 俺達の構成が7人になっていた。

 りゅうちゃん:「 獣王に会ってみようか。いいかな 」

 まさみちゃん:「 何で今さら 会うの? 」

 りゅうちゃん:「 平和ボケしている顔を見る為に! 」

 たまほちゃん:「 平和な世界の何処が悪い訳! 」

 クロ:「 少し、行って来ます。 」 スゥ~~ 消えた。

 それからしばらく歩いていると 戦闘が行われていたが りゅう達の存在に気が付いた、魔物共は 警戒を発していた。普通に歩いているだけなのに 魔物に取っては、飛んでも無い程の恐怖でしか無い様だ。獣人には、その意味が分からないでいたが りゅう達の存在に気が付いていた。

「 お前達は、何者だ。何処に向かっている。 」

 たまほちゃん:「 あんた等に関係が無いでしょう。勝手に死んで 」

「 辞めておけ! コイツ等の方が強いから 俺達が殺されるぞ! 」

 まさみちゃん:「 獣王の顔を見に来ただけだよ。見たら帰るから 心配しないで 」

「 も・もしかして “ バラと共に ” の皆様ですか? 」

 たまほちゃん:「 で!なに 何か文句でもあるのかしら 」

「 どうぞ!お通り下さい。獣王様に会ってやってください。お願いします。 」

「 どうして こんなに得体のしれない奴等を獣王様に会わせるのだ、納得が出来ない。 」

「 ほんの数年前に 獣王国が帝国の侵略を許した隙に 彼等に助けられたのだ。その為、獣王様が彼等を見つけたら 丁重に獣王国にお連れをしろと冒険者と商人にお願いをしていたのだ、忘れたのか? 」

「 その為に偽物が いろいろと来ていたでは、ないか。奴等もその 類いだろう。 」

「 彼等に 付いて行けば解るよ!全ての国民が頭を下げて 道を作るから 多分、獣王様も頭を下げると思うぞ。国民の前で! 」

「 え ! 何でそんな事が わかるの? 」

「 俺は、昔に1度だけ 見た事があるからだ。彼等は、別の生き物だからな 俺達と住む世界が違い過ぎるのだ。 」

 それから 獣王国に近づくにつれ 国民が全てりゅう達に前で膝を付き 頭を下げていた。どれだけ離れていても 全ての獣人が 英雄の帰りを待っていたみたいに膝を付き 頭を下げて ジッとしていた。その顔は、皆が喜びの顔をして 歓喜していた。

「 わかるか!これが 答えだ。我が国の英雄様のお通りする姿なのだ。 」

 それから 街に入り王城に向かって歩いて行くと同じ光景が街の中にまで 続いていた。仕方なく りゅう達は、そのまま歩いて行くも まさみちゃんとたまほちゃんからは、何で コイツ等は、こんな事をしているのよ、屋台の肉が食べれないじゃないと言っていた。

 王城に着くも獣王も片膝を付いて りゅう達を待っていた。獣王だけで無く、全ての王族、貴族が同じ事をしていた。

 りゅうちゃん:「 俺の知り合いからの伝言だ。“ 俺は、いつも見ているからな ” それと 本来の英雄は、俺達で無く、“ ドゥーク ”にしてやれ ドゥークに丸投げをしてやるから 後の処理を任せる。 」

 スゥ~~  と 現れた。

 ドゥーク:「 そんな!殺生な事を言わないで下さい。私は、あなた様に言われた通りに 動いているだけですので 表舞台に立たせないで下さい。お願いします。 」

 獣王:「 やはり!マルドゥーク様が 動いてくれていたのですね。あの言葉もマルドゥーク様の事なのですね。 」

 りゅうちゃん:「 俺達は、これで帰るから ここは、居心地が悪すぎる。あくまでも 俺達は、庶民だからな そこを間違えるな!今度、こんな振る舞いをしたら 全てを消滅してもらう。わかりましたか!獣王様 」

 獣王:「 仰せのままに “ 全ては、庶民の為に ” ですね。わかりました、私があなた様に会いたくなったら 会ってもらえますか ? 」

 りゅうちゃん:「 その時が来れば 庶民の恰好をして 護衛を付けないでくればいい!いつでも 会ってやるとも 俺は、庶民だからな 」

 りゅうちゃん:念話:「 これで 何時でも俺と敵対が出来るな!期待をしているからな 」

 ドゥーク:念話:「 その件ですが 俺では、荷が重すぎます。今まで道理でお願いできませんか、あなた様との争い事は、勘弁して下さい。これからも 執事として 使って下さい、お願いします。 」

 それから りゅう達は、街から出て行ってしまった。一言だけを言って

 獣王:「 やはり!あの言葉は、マルドゥーク様が 言ってくれた言葉なのですね。 」

 ドゥーク:「 俺では無い、この世界の創造神のジジィよりも怖い方からの言葉だ。俺達は、その方達の影でしかないのだ、解るか!まぁ~~ いいだろう。 」

 王族、貴族達は、思っていた。このマルドゥーク様の言葉に 創造神のジジィよりも 怖い方達の存在に そんな方達が存在しているのだと決して逆らっては、いけない事を 

 獣王:「 私達は、これから どうしたらよろしいですか ? 」

 ドゥーク:「 そのままだ 創造神のジジィを称えてやれ それだけで この国は、平和を取り戻すであろう。ただし 俺とりゅう様達の事は、忘れろいいな 出来なければ この国を消滅してやる。りゅう様も言っていた筈だ。 」

 獣王:「 わかりました。これからもお会いできますか? 」

 ドゥーク:「 俺は、影だ。気が向いたら 顔を出してやる。 」

 スゥ~~ 消えた。

 獣王国は、この年から 500年間、豊作が続いた。まだ 未来の事だから 彼等が気付く事は、無いのだが 豊かな国へと変わって来ていた。その国民の中には、影でりゅう達を祀( まつ )っていた。7人の英雄を


 まさみちゃん:「 仕方がないから 次の街に行こう。りゅうちゃん 」

 たまほちゃん:「 そうね。こんな状態だと何も出来ないしね。 」

 ハク:「 それでしたら ウィルの街か!四葉の街が おすすめできますね。それか ウンディーネ、水の都もありますが 」

 まさみちゃん:「 何処が 1番近いの ? 」

 ハク:「 それでしたら ウィルの街が1番近くにあります。5日も歩けば、到着をすると思われますが 」

 りゅうちゃん:「 それなら これから向かいますか、ウィルの街に 俺は、のんびりと歩いているから 君達は、狩りでもしてきたら 」


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