たまほちゃんが 勇者様 ?
たまほちゃん:「 え ! 私は、選ばれて ここにいるの ? 」
りゅうちゃん:「 精霊女王様、これ位にしてもらえませんか ! たまほちゃんの心が揺れます。 もう 戻れないのですから 余り、イジメないで下さい 」
精霊女王:「 これだけは、言わせてください。あなたは、選ばれた勇者様だったのです。それも 創造神様に この世界で あなただけですからね。
りゅう様も たまほ様も 努力の結果、ここに いるだけです 」
たまほちゃん:「 え ! 本当に勇者だったの 私が ?
私は、りゅうちゃんが 勇者だとばかり 思っていたのに 」
まさみちゃん:「 私と対応が 違うでしょう。たまほちゃんを 大事に扱っていたと思うわ、私もだけど ! 私もりゅうちゃんも 努力をしていないと たまほちゃんに 置いて行かれるから いつも必死に 戦闘をしていたのよ。
あなたが お昼寝をしている時は、何時もりゅうちゃんが 観てくれるから 安心して 訓練が出来ていたのよ !
あなたは、訓練をしなくても 私達の先にいるから 付いて行くのが 大変だったわ 」
たまほちゃん:「 みんなが 私に合わせて ゆっくり走っているもんだと思っていたのに どうして 教えてくれなかったの 」
まさみちゃん:「 言えないでしょう。りゅうちゃんと結婚をしたいと言っている人に あなたが 勇者だから 平民の為に努力をしてくれなんて 」
たまほちゃん:「 ・ ・ ・ ・ ・ 」
りゅうちゃん:「 3年後に もう1度、会ってもらえ無いか ? その時に 話を指せてくれないか 」
まさみちゃん:「 もう1度、3年後に 会おう ! たまほちゃん 」
たまほちゃん:「 どうして 私なの ? 」
まさみちゃん:「 幼馴染だからよ ! 」
りゅうちゃん:「 長老様、たまほちゃんの事、お願いをしてもいいですか ? 」
エルフの長老:「 勿論です。3年後まで 御預かりします。出来れば 3年後から 私達、エルフをりゅう様の 異界で精霊女王様と住む事を 許してもれ得ませんか 」
りゅうちゃん:「 その判断は、俺で無くて 精霊女王様にしてくれないか ? 精霊達の住処だから 」
精霊:「 俺達は、エルフの人達が 居た方が薬草の採取に協力してもらえるから 助かるけどね ! 」
りゅうちゃん:「 なら 答えは、出ていますね。お任せします。奴隷、3人組は どうしますか 」
カエデ:「 私達、りゅう様に付いて行きたいです 」
りゅうちゃん:「 長老 ! これから 旅立ちます。ここに 俺達が 要るとたまほちゃんの心が 変わってもお互いに ギクシャクしますから 」
エルフの長老:「 わかりました。お気をつけて 」
それから りゅうちゃん達は、旅に出てしまった。少しして 精霊女王様と精霊も帰ってしまい ! 私だけが エルフの里に残り 身体の重さを感じていた。
それから 1週間が立つが 身体が思うように動かない
エルフの長老:「 それが 当たり前です。それでも それだけ動けるのは、レベルのお陰ですから これからは、もう少し精進をして 自身を鍛えて下さい。たまほ様 」
たまほちゃん:「 身体と行動もバランスが 悪くて思うように動けないのは、何故ですか ? 」
エルフの長老:「 今までの身体能力で 行動を仕様と思っていると 遅れて動いてしまいませんか 」
たまほちゃん:「 はい ! その通りです 」
エルフの長老:「 それを 埋めるには、自身のレベルを 上げるか ! その身体に 馴染んでいくしかありません、それが 1番ですよ。たまほ様 」
たまほちゃん:「 ・ ・ ・ ・ ・ 」
エルフの里を旅立った。りゅうちゃん達一同は、ムーンライト( 夜空の綺麗な街 )に向かって 歩いていた。
まさみちゃん:「 これから どうする。りゅうちゃん ? 精霊女王様に合わせて あんな事を 言ってしまったけど ? 」
りゅうちゃん:「 これからは、普通に冒険者にでも 成ってみようか ? 」
カエデ:「 りゅう様達は、冒険者の筈ですが 何故ですか ? 」
まさみちゃん:「 私達は、冒険者ギルドで 買い取りだけしてもれっていたの ! だから 本当の冒険者の仕事をしていないの 」
カエデ:「 え ! 買い取りだけですか。それで いい筈ですが 」
まさみちゃん:「 え ! いいの ? 」
カエデ:「 はい ! 冒険者ギルドは、買い取りをしてから そこから 商人や王国の流通の拠点として 運営しておりますから 何の問題もありません。
たまに 緊急性のある事もありますが 殆どの事が 国が行う事ですから 冒険者の仕事では、無い筈です。ただし 街を拠点にしている冒険者達は、自分の街を守る為に 護衛もやっております。その際は、領主様から 冒険者ギルドに依頼として お金が出ている筈です 」
まさみちゃん:「 カエデちゃん、凄いね。感心しちゃったよ ! それなら 何時でも王国に戻れるね 」
カエデ:「 無理です。奴隷紋が付いておりますから 」
まさみちゃん:「 そんなのりゅうちゃんに 取ってもれえばいいだけじゃん 」
カエデ:「 え ! 取れるのですか ? 奴隷紋は、取れない物だと 教わりましたが ? 」
まさみちゃん:「 りゅうちゃんは、魔法関連は 常に勉強をしているから 問題が無いと思うよ 」
りゅうちゃん:「 あぁ~ ! 問題がないよ。次の街で 騎士団に引き渡す心算だったから それで いいよね。まさみちゃん 」
まさみちゃん:「 その方が いいかな ! 私達と行動を共にしていると付いて来れないかもしれない。私達が本来、歩く場所は 森の中だから 」
カエデ:「 道を歩かないのですか、何故です 」
まさみちゃん:「 何も無いから 歩くだけ無駄、私達は、狩人よ ! 森の中で生活をしているから 」
りゅうちゃん:「 そうゆう訳だから 次の街から 王都に戻ってね、カエデちゃん 」
それから しばらくして ムーンライトに到着していた。
門番:「 お前達は、人間の冒険者か 」
りゅうちゃん:「 はい ! 彼女達を引き渡してから この街の冒険者ギルドで依頼を受けてみたくて きました 」
門番:「 はぁ~ 彼女達だと ドイツだ 」
カエデ:「 私達よ ! 領主を 呼んで貰えるかしら 」
門番:「 何様の心算だ ! 領主様を呼び付けて 」
門番長:「 これは、カエデ様、よくご無事で この方達は、国王様の第1皇女様だ、失礼な事は、していないだろうな 」
脂汗を流しながら
門番:「 ・ ・ ・ 」
りゅうちゃん:「 それでは、お願い出来ますか 」
門番長:「 はぁっ ! わかりました。どちら様ですか ? 」
りゅうちゃん:「 ただの冒険者ですよ。失礼します 」
カエデ:「 りゅう様、ありがとうございました 」
まさみちゃん:「 バイバイ また 遊ぼうね ! 」
それから 冒険者ギルドにきていた。
りゅうちゃん:「 すいません、今日、この街に来た物で 宿屋を紹介してもらえませんか 」
カウンターレディ:「 ギルドカードを見せてもらえませんか、確認の為 」
カウンターレディ:「 バラと共に のりゅう様、ですね ! Bランクですか、わかりました、それでしたら ・ ・ ・ 」
まさみちゃん:「 出来たら 安くて 美味しい料理を提供している宿屋を 紹介してもらえませんか 私が大盛りに食べるから 」
カウンターレディ:「 それでしたら “ かまど ”が おすすめですね、普通盛りで大盛りですから それでしたら 地図を渡して置きます。健闘してみて下さい 」
まさみちゃん:「 大盛だって ここに行こう ! 」
りゅうちゃん:「 ありがとうございました。数日したら 依頼を受けさせてもらいますね 」
カウンターレディ:「 お待ちしています 」