羊羹( ようかん )と投資( とうし )
それから 2日してシックザールの街に到着していた。
まさみちゃん:「 なんか いい香りがするけど 」
りゅうちゃん:「 焼き芋だね。この香りは 」
たまほちゃん:「 あるだけ全て 買いましょう。りゅうちゃん 」
まさみちゃん:「 ナイス ! さすが甘党 」
りゅうちゃん:「 それもいいけど まずは。色々と見て回らない。新しい発見があるかもしれないから 」
たまほちゃん:「 何か ! いい香りが あのお店から 漂ってくる 」
まさみちゃん:「 さすが甘党、鼻が敏感だね 」
たまほちゃん:「 すいません。ここって 何のお店ですか ? 」
店員:「 羊羹( ようかん )とお茶のお店です 」
たまほちゃん:「 ようかんって 何ですか ? 」
りゅうちゃん:「 羊羹を3人分、ください。それと その羊羹にあう お茶も 」
定員:「 わかりました。この席で お待ちください 」
たまほちゃん:「 ようかんって 何 ? りゅうちゃん 」
りゅうちゃん:「 羊羹は、たしか海藻エキスから取れる。成分をアンコと混ぜて 固めた、食べ物だったと思う。本で読んだだけだから 確かでは、ないけど 」
店員:「 それだけ詳しいなら 説明が入りませんね。8割がた合っています。
食べてみて下さい。美味しいですよ 」
たまほちゃん:「 美味し~ こんなの食べた事も無い 」
まさみちゃん:「 私は、やはり肉の方がいいな 」
りゅうちゃん:「 これは、ブレンド茶ですね。いい香りです 」
店員:「 解かるのですか。この香りが 」
りゅうちゃん:「 隠し香りに 生姜を使っていますよね 」
店員:「 そこまで 解かるのですか。お客さんが 初めてですよ ! 私でも そこまでは、解りませんから 店主を呼んできます 」
店主:「 店主のアリーといいます。お見知りおきを よくぞ ! この香りを解かりましたね。
見事です ! 私でもそこまでは、解りませんでしたから これは、私の師匠に教わって ブレンド茶です。もし よろしければ 他にも 色々と揃えておりますから 見て行ってください。
もし ご自分のブレンド茶をお持ちでしたら 私に飲ませてもれ得ませんか。私も まだまだ 勉強が足りませんから 」
りゅうちゃん:「 俺のお気に入りを ご馳走させてください。お茶の香りが 好きな方に会ったのは、初めてですから 」
店主のアリー:「 いいのですか ! 一杯、ご馳走になります 」
りゅうちゃん:「 これが 俺のブレンド茶です。変わっていますが 中々 取れない薬草も混じっています 」
店主のアリー:「 変わった香りですね ? 」
りゅうちゃん:「 これに 熱湯を入れて 30分待ちます 」
店主のアリー:「 熱湯を入れるのですか ? 香りが死んでしまうのでは、それに 30分も待ったら 香りが飛んでしまいます 」
りゅうちゃん:「 騙されたと思って飲んでみて下さい 」
それから 30分立って
りゅうちゃん:「 これが 俺が自慢できる。ブレンド茶です。飲んでみて下さい 」
店主のアリー:「 なんて芳醇( ほうじゅん )な香りですか。反対に30分、待たないとこの香りが出ないのですか。勉強になります。ありがとうございました 」
りゅうちゃん:「 まだ 終わりでは、ありませんよ。
このカップに もう一度 注ぎます、そこに 蜂蜜を1滴、入れて飲んでみて下さい。先程と正反対の香りになりますから 」
店主のアリー:「 え ! 何ですか。この香りは、とても同じ茶葉から 取れたとは、思えない 荒々しい香りと毒々しい香り 何とも言葉で言い表せない、美味しい味です。
身体に とてもイイですね 」
りゅうちゃん:「 解かりますか。この黄色い花びらがエクストラハイポーションの材料だからです。
これが 隠し香りです。それと 最高の成分が入っていますから 因みにエリクサにも使われています 」
店主のアリー:「 もしかして 薬師も出来るのですか 」
りゅうちゃん:「 大体は、作れますよ。それと これは、プレゼントです。少ないけど 使ってみてください 」
店主のアリー:「 頑張って 精進して素晴らしい。ブレンド茶を作って 見せます 」
りゅうちゃん:「 それならば この店にある。全てのブレンド茶と羊羹を買わせてください。大丈夫だよね。たまほちゃん 」
たまほちゃん:「 いいの ! 買ってくれるの 」
まさみちゃん:「 あぁ~~ ズルい ! たまほちゃんだけ 」
りゅうちゃん:「 まさみちゃんには、後で屋台、1台分を買ってやろうと思っていたけど そんな事、言うんだ、どうしようかな~ 」
まさみちゃん:「 嘘です ! 撤回します 」
店主のアリー:「 金貨で100枚程になりますが よろしいですか 」
たまほちゃん:「 え ! そんなに安いの ? 」
店員:「 え ! 安く無いですよ。飛んでも無い位、高い買い物ですよ 」
りゅうちゃん:「 これから アリーさんが モッと美味しいブレンド茶を開発してくれるなら 十分に安い買い物です 」
店主のアリー:「 私への 投資ですか 」
まさみちゃん:「 りゅうちゃんが気に入るなんて 滅多にないからね。自慢できるよ、それと りゅうちゃんに裏技を習った方が いいよ 」
店主のアリー:「 何ですか ! 裏技って 」
りゅうちゃん:「 裏技になるのかな ? タマに たまほちゃん:まさみちゃん達に 入れて上げる技が ポットの中に 光魔法を入れて 注いでやるとお茶が光輝いて 注がれて来る事かな ? 」
店主のアリー:「 入れてみてもらえませんか。普通の茶葉とポットを用意して 」
店員:「 直ぐに 用意します。お待ちください 」
りゅうちゃん:「 それでは、始めます。ポットの中に 茶葉を入れて お湯を注ぎます。ここまでは、今まで通りだと 思いますが ここから 蓋をして ポットの中に光魔法を作り出しますが その際にポットの口から 光が漏れださない様にしてください。
カップに注ぐ時は、なるべく高い処から カップに注いでやると茶葉からの成分で 光が反射をしながら 注がれます。わかりましたか !
その際に これは、この店の秘伝の茶葉です。と言って 注いでやると誰しも買いたくなると思いますよ 」
店主のアリー:「 なんて 素晴らしい ! お茶を楽しむ時間ですか 」
店員:「 綺麗でした。見とれて信じてしまいました 」
りゅうちゃん:「 わかりましたか。タダの遊びです 」
店主のアリー:「 その感性を見習いたいですね。固定観念を持っては、いけませんね。よく師匠に言われて居りました。遊びの心を持たないと一杯のお茶が不味くなると 」
りゅうちゃん:「 今度、俺にも紹介してください。会ってみたい物です 」
店主のアリー:「 何年かに 1度、現れますが殆ど 自宅におられます。自宅の場所は わかりません。名前は “ オスカー ” と言います 」
魔王様ですか。なるほど 薬草の神とも言われている。お方ですね
オスカー:念話:「 ガンツか 私に会いたくなったら いつでもおいで 歓迎するから 」
りゅうちゃん:念話:「 ありがとうございます。その内に顔を出します 」
店主のアリー:「 どうかされましたか ? 」
りゅうちゃん:「 少し考え事をしていました。すいません、気を使わせて 」




