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勇者vs魔王  作者: てらると
〜建国〜 建国した魔王
97/137

97話 パシリ

中途半端にうpした97話を再投稿しましたー!\(^o^)/

魔法屋から10ダース針金を買い取り、アイテムポーチの共有空間に針金を突っ込んでソルレッド王国に戻った。


Area:---ソルレッド空中王国---


ソルレッド王国の中にいるエドガー隊を呼び出し、牢屋で捕らえられている獣人をエドガーと一緒に解放してこいと指示を出した。

俺は疲れたのでカーター達が休んでいる客室向かった。


ヒロツグ「なんか疲れたな。」

エミ「ベットがとってもふかふか〜!」

カーター「このところ僕たちは戦いばかりでしたからね。」

ルシア「私は縛ってばっかりだったわね。」

ヒロツグ「地下牢でエドガーの騎士学校時代の同期が捕まっててな、エドガーが再会を涙を流しながら歓喜していたぞ。」

カーター「それは良かったですね!」

ルシア「その人大丈夫だったの?」

エミ「すっごく痩せてたよ。」

ヒロツグ「俺達が他の農村を占領しまくってたから、捕虜に与える飯もろくに与えることが出来なかったのかもな。」

あれ?これって間接的に俺が捕虜達を苦しめていたことになるんだろうか...?

さっきの虎女出来れば死なないで欲しいな...エドガーに恨まれそうだし。


エドガー「ヒロツグ殿!」バーン!

そんな不吉なことを考えているとエドガーが客室の扉を大きな音を立てて開けた。

ヒロツグ「どうだ?知り合いはなんとかなりそうか?」

エドガー「ええ、今私の隊員達が捕まった捕虜達を介抱(かいほう)しています。

ここ最近全員食事を与えられていなかったらしく、地下牢に拘留(こうりゅう)されていた者は皆衰弱しきっております!」

ヒロツグ「王様に会いに行く前にそいつらの治療をするか。」

亀鍋パーティを開催して、全員衰弱回復すりゃ〜いいけど上手く行くかな?

ヒロツグ「衰弱ってことは飯を食わせば治るよな?また亀鍋パーティでもするか?」

パワー部誘って亀釣りしてこようかな。

カーター「亀鍋を食べるば力がみなぎって栄養が取れそうですよね。」

ヒロツグ「ちょっとパワー部と亀釣ってくるわ。」

カーター「僕も行きます!」

エミ「私も行くー!」

ルシア「もちろん私も行くわよ!」

エドガー「では、私も...」

ヒロツグ「エドガーは久しぶりの再会なんだろ?そいつの側に居てやれよ。」

エドガー「...!ヒロツグ殿お気遣いありがとうございます!では、私はアンナの様子を見ています!」

そしてエドガーは客室から出て行った。

ルシア「へぇ、ヒロツグさん良い所あるのね。」

ヒロツグ「何言ってんだ?いいとこだらけだろ?」

カーター「ははは、ヒロツグさんって面白いですね。」

エミ「ほんとにね〜」


Area:---ヘクター家前---


俺達はヘクター家前にワープし、扉を叩いた。


ヒロツグ「おーい!ヘクター!亀釣ろうぜ!」

ヘクター「こんな中途半端な時間にどうした?この前釣ったばかりだろう?」

ヒロツグ「急に数が必要になってな、力仕事頼めるか?」

ヘクター「今日中じゃないといけないのか?詳しい事情を教えてくれ。」

ヒロツグ「うーん簡単に説明すると、飯が食えなくて衰弱している人達を救うためにパワー部の力を借りたい。」

ヘクター「大雑把な説明だな!早い話が人助けか!今から全員呼んで来よう。」

そういってヘクターが他のパワー部を呼びに行った。

奥さん「となると、今日の夕飯は亀鍋に決定だね。」

ヒロツグ「あ、そうだ奥さん、ちょっと1000人分くらい鍋とか食器を買い集めて来てくれません?」

奥さん「はぁ!?1000人分の食器だって?ヒロツグ!あんたこの私をパシリに使う気なのかい!?」

ヒロツグ「今ならこのエミとルシアがお支払いしてくれますよ!」

エミ&ルシア「え?えぇ!?」

ヒロツグ「亀釣っても食べる環境が無いと意味ないだろ?一緒に食器を買って来い!」

ルシア「それもそうよね...」

エミ「わかったよ」

奥さん「よし、あんた達あたしについてきな!」

そういって奥さんがエミとルシアを引き摺って(ひきづって)行った。

カーター「一気に二人だけになりましたね。」

ヒロツグ「ああ、ヘクター待ちだな。」


それからしばらくしてヘクターが他のメンツを連れて帰って来た。


ヘクター「カミラはどうした?」

ヒロツグ「女達は鍋と食器を買い物にいきました。」

カーター「半ば強制的に連れてかれたように見えましたけどね。」

ジュリ「それじゃ私もカミラさん達を追いかけようかしら。」

リアム「じゃあ俺も!」

ヒロツグ「お前達には亀との綱引きが待ってるだろ。」

ジュリ「私たちも立派な乙女なのよ!」

リアム「俺も女だ!」

ヒロツグ「そんなのみればわかる。」

アンジェロ「わしのかわいい娘を侮辱するのか!」

ヒロツグ「何事も適材適所(てきざいてきしょ)っていうもんがある、それに買い物なんて3人居れば十分だろうが!」

適当にパワー部をあしらって、亀処刑場まで一緒に向かった。

火山の池から見える範囲の亀を次々と引き上げ、干物にしていった。


日が完全に落ちてから明かりの点灯しているヘクター家に帰った。


Area:---ヘクター家内---


エミ「お帰りヒロツグ」

ヒロツグ「ここは俺の家じゃないが...まぁいいか、ただいま。」

ルシア「1000人分の食器と大鍋を町中から買って来たわよ。」

奥さん「さ、こっちの準備は整ったよ!亀鍋パーティとしゃれこもうじゃないの!」

ヒロツグ「それじゃ、俺の新しい家に招待しますよ。」

ヘクター「新しい家ってまた新しい塔か?」

ヒロツグ「新しい島ですね。」

ジュリ「島ぁ!?」

リアム「新しい島ってなんだよ!」

アンジェロ「島じゃとぉ!」

ヘクター「まさか、無人島でも手に入れたのか?」

俺は説明がめんどくさいのでソルレッド空中王国へのゲートを開いた。

ヒロツグ「それじゃお先に失礼〜♪」

リアム「お、おい!待て!」

ジュリ「もう!ヒロツグさんったら!」

ヘクター「しょうがないみんな行くぞ!」


Area:---ソルレッド空中王国---


ヘクター「...一体ここはどこなんだ?」

ヒロツグ「俺が建国したばかりの新国家、その名もソルレッド空中王国だ!」

アンジェロ「空中王国じゃとぉ!?」

ジュリ「ここは空の上なの!?」

リアム「あの白いのはまさか雲なのか!?」

奥さん「いつか国を建てるとは思ってたけど、私の予想斜め上を行ったわね。」

ヘクター「どうやって浮いているんだ!この国は!」

アンジェロ「そうじゃそうじゃ!そもそもなんなんじゃ!あの城は!」

リアム「ヒロツグはすげーな!」

ジュリ「嘘でしょ...」

俺は聖徳太子じゃないから1対多の質問には答えられんな。

ヒロツグ「そんな細かいことはいいじゃないですか!さっさと亀鍋パーティと行きましょう!」

ヘクター「しょうがない!飯食ってるときにでも詳しく聞かせてもらうぞ!」

ヒロツグ「えぇ、適当に答えますよ。」

アンジェロ「適当なのかよ!」

ヒロツグ「腹も減ったし、はやくやりましょう!」


それから俺達は広い空き地で亀鍋の準備を着々と進めた。

買って来た食器と大鍋を次々と空き地に設置し、俺以外の男組は池の水をバケツで汲んで(くんで)大鍋(おおなべ)にぶち込んだ。

俺は塔や船で取った野菜と魚を次々とポーチから出した。

それを女組が調理セットで荒く切り刻みばらばらにして、水しか入ってない空鍋に次々とぶち込んだ。

俺は干物になった亀の硬い甲羅を次々とドリルで解体して、本体の背中にくっついている火炎石を取り除いてから奥さんに亀を引き渡した。

俺は水の張った大鍋に亀の背中から刳り出した(えぐりだした)火炎石を放り込み壮大な亀鍋パーティ開場の準備が完了した。


〜つづく〜

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