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勇者vs魔王  作者: てらると
〜反撃〜 迎撃した魔王
93/137

93話 スカルコンパニオン

ヒロツグ「押すなよ! 絶対に押すなよ!」

エミ「あ」ぽちっ


【スカルコンパニオン】

死霊契約、輪廻転生の発展型魔法

術者が思い描いた骨の合成物を作り出す。

媒体となる骨の数によって大きさが変化する。

日が出ている時間に動かす場合、乗組員の魔力を吸い取りながら活動する。


ハンドル操作で動かせる砲身は、遊園地とかによくあった玉を発射させて遠くの的に当てるアトラクションみたいな奴です。

Area:---グリズリー砦最上階屋上---


オーレンの砦を落として次の日の朝


軽く朝食を食ってから、まだ無熊(無人)のグリズリー塔屋上で新しい魔法を試していた。


俺は早速ポーチに入ってる、ありとあらゆる骨を全て空き地に放出し、新魔法スカルコンパニオンを唱えた。


ヒロツグ「朽ち果てた数多の骨達よ、創造主たる我に従い再構築せよ!…スカルコンパニオン!!」


俺はポーチ内にある大量の骨達を使い、ソルフレイムドラゴンを模倣(もほう)した骨バージョンの高さ10mのスカルソルフレイム(レプリカ)を作り出した。

いつもの死霊契約と違う所は、頭や肩、胸、背中、(ひざ)部分から人骨の上半身が露出(ろしゅつ)している。

恐竜の博物館に居そうで居ないような骨竜が動くとカラカラ骨音を立てている。


この人骨の上半身に弓装備させれば、スカルソルフレイムの体から四方八方に矢を飛ばして、敵に攻撃が可能になるだろう。

まだ骨は残っていたので、俺は調子に乗って戦争映画とかで見たことがある戦車を想像して骨で再現した。


複数の肋骨(ろっこつ)を組み合わせてキャタピラを作った。

キャタピラの中に丸い頭蓋骨(ずがいこつ)入れて肋骨に組み合うように削って組み込んだ。

残りの骨で立派な砲身と外装を作って小さな戦車を完成させた。

材料が少なくてちゃんと完成するかとても不安だったが、

軽自動車サイズのスカルタンクミニが出来上がった。

上にある入り口から中を覗くと内部は割と狭く、せいぜい2人乗りと言った所か。


戦車内部は俺の脳内の設計通りに骨のレバー、ボタン、スイッチ、ハンドル、ギア、アクセル、ブレーキが搭載(とうさい)されていた。

運転免許証がさえあれば、誰にでも簡単に運転出来そうだ。


レバーを操作して砲身の位置を動かし、レバー上部の発射ボタンを押すと、

直径が野球ボールサイズの砲身からガスン!という音がった。

骨先が釘のような尖った玉が勢い良く発射し壁に突き刺さった。

まるで木工大工とかで使う釘を撃つ機械みたいだった。


戦車内部にあるゴミ箱のようなスロットに、骨を()め込めば勝手に骨の弾丸(スカルブレット)に作り替えて骨弾を装填くれるらしい。


ヒロツグ「これは、夢が大きく広がるな..」

そのうち空飛ぶ骨戦闘機とか作りたい。


早速このスカルタンクミニを仲間達に披露(ひろう)させべく、テレパシーで全員呼び出しをかけた。


((面白い物が完成した、全員グリズリー塔まで大至急来い!))


しばらくすると、カーター、ルシア、エミ、エドガーが順番にやってきた。

俺の予想とは違い、すごく微妙な反応をされた。


ちなみにテレパシーは、俺が一方的に遠くにいる仲間に指示を飛ばせるだけで、仲間から応答が俺に帰ってくることはない。

もし、仲間達の意思が俺に帰って来たらそりゃあ便利かもしれないが、もしそうなれば1対多の思考が一気に流れ込んで来ていずれ発狂しそうだな....


ヒロツグ「どうだ!俺の自信作は!」

エドガー「ヒロツグ殿!これは一体なんなんですか?」

カーター「えっと...なんですかこれ?」

ルシア「うわぁ...ヒロツグさん悪趣味なもの作ったわね...」

エミ「骨が勝手に動くの懐かしいね〜。」

ヒロツグ「こいつは俺が骨で作り出した中に入って動かすことが出来る【戦車】っていう乗り物だ!ちょっと見てろ!」

俺はスカルタンクに乗り込み広場を一周してみせた。


カーター「ほんとに動いてる...」

エドガー「変わった乗り物ですね。」

ルシア「戦車の推進力(すいしんりょく)部分の頭蓋骨が回転するのがとっても怖いわ...」

エミ「私も乗りたいー!」


ヒロツグ「よーし!このスカルタンクミニは二人用だから1人ずつ乗り込めー!」

俺は戦車の頭から顔を出し来た順に一人ずつ乗せてった。


カーター「中は狭くて暑いですね。」

ヒロツグ「密閉した空間だから太陽に当たれば蒸し風呂状態だな。」

魔法屋で売ってる冷える石とか備え付けて冷房の代わりにしよう。


ルシア「ヒロツグさん何処触ってるんですか!」

ヒロツグ「はぁ!?俺はやってない!」

狭いからどこに触れても仕方ない。


エミ「ヒロツグー!私にも操作させてー!」

ヒロツグ「いいぞー!」

俺はエミと座席を変わった。

ヒロツグ「足にある二つのスイッチを踏むと走る速度の調整が出来る、このレバーは上に倒すと前進、下に倒すと後退する。」

エミ「わかったー!」

エミがレバーをがちゃがちゃ弄りアクセル、ブレーキを踏んで俺も昔免許取得する時によくやったエンストを起こすような荒い動きで急発進と急停止を繰り返した。

エミ「操作難しいね..」

ヒロツグ「始めはこんなもんだ、アクセルとブレーキはゆっくり踏めば快適に運転が出来るぞ。」

助手席にもブレーキ付けときゃ良かったな。

安全性を考えると座席にシートベルトも欲しいな...

俺が免許を取得するときに、助手席に乗っていた教官様にブレーキをよく踏まれたもんだ。

俺とエミは頭を運転席にぶつけては、キンキンとシールド破損音を立てていた。

エミ「運転ってむずかしいね。」

ヒロツグ「もっとアクセルとブレーキはゆっくり踏め。そうすれば中に居る俺達が戦車とキスしなくて済む。」

エミ「ヒロツグ、このスイッチ何〜?」

ヒロツグ「そいつは戦車の緊急脱出装置だ、押すと戦車が自爆特攻するかもな?」

エミ「え?」ぽち

エミがスイッチを押すのと俺が忠告するのはほぼ同時だった。

スカルタンクの緊急脱出装置が作動し、俺とエミは順番に座席から空高くシュポポーンと音を立てて射出された。

その後無人のスカルタンクミニはアクセル全快で前進しながら「どっかーん」と派手に元オーレンの砦城壁に突っ込み大穴を開けて木っ端微塵(こっぱみじん)に自爆した。

カーターはルシアに覆い被さって爆風から守り、エドガーは盾で顔を守っていた。

俺は翼で空に居たが爆風による骨の残骸が飛んで来そうだったので、盾でエミと自分を守った。


ヒロツグ「エミ大丈夫か?怪我とかは無いか?」

エミ「うん...せっかくヒロツグが作った戦車壊しちゃってごめんなさい。」

悪いことをしたらまず謝ることが出来る奴に悪い奴は居ない。


ヒロツグ「壊れたのならまた作ればいいから気にすんな。操作方法の説明不足だった俺にも監督責任があるからな。」

これが自動車学校の教官なら首が飛ぶだろうな。

自動車学校の車にこんな緊急脱出装置なんてついてないけどな。

それに全員乗せたら自爆装置で全員をあっと驚かせてやろうと思ってたし、遅かれ早かれ最後にはぶっ壊す予定だった。

エミ「だけど...」

ヒロツグ「そんな暗い顔するな元気出せって!」

俺はエミのほっぺを両手で掴み引っ張った。

エミ「ひ、ヒロツグは、はなゃしてー!」

エミがじたばた暴れた。

ヒロツグ「よし、元気になったか?離してやろう!」

ぱっとエミを解放した。

エミ「えへへ、ヒロツグは優しいね!」

ヒロツグ「今頃気付いたのか?俺ほど慈悲深い奴は何処探しても居ないぞ?」

カーター「自分で言っちゃう所がヒロツグさんらしいですね。」

ルシア「すっかり調子に乗っちゃってるわね。」

エドガー「......」

エドガーは壊れた戦車の残骸を黙って眺めていた。


ヒロツグ「悪いなエドガー、お前を乗せる前に戦車ぶっ壊れちまったよ。」

エドガー「私もみなさんのようにあれに乗ってみたかったのですが残念です。」

ヒロツグ「そんなに残念そうな顔をするなよ。お前も俺に頬っぺた左右に引っ張られたいのか?」

エドガ「いえ、私は大丈夫です。」

ヒロツグ「材料の骨があればこれより大きい戦車も作れると思うから、今日から火山で骨拾いのついでに飛竜の勧誘でもするぞ!」

そういうとエドガーの表情が明るくなった。


エドガー「私のためにありがとうございます!早速行きましょう!」

ヒロツグ「なぁに!俺も新しい戦車作りたいしな!そうと決まれば演習中のエドガー隊を集めろ!これから火山で骨漁りしに行くぞ!」

エドガー「了解しました!すぐ隊員を集めて参ります!」

そして俺達は火山の大掃除することになった。

エドガー隊員には魔物を遠ざける効果のある結界石を持たせ、火山にある骨を共有ポーチに突っ込む作業を夜中までやった。

稀に獰猛(どうもう)な野生のドラゴンが現れ、エドガー隊に襲いかかった。

エドガー隊員にかかったシールドゲージで野生の食いしん坊に追い回されながら、俺の所まで逃げて来ては襲って来る奴を次から次へと仲間に率いれて行った。


みんなで集めた骨を使い俺は全長10mの4人乗りの戦車を一台作成した。

「ごめんエドガー、この戦車は5人乗りなんだ。」とか言いたくなったが流石に言わなかった。

恐らくこのネタは通じないし、エドガーがへこむと俺が頬っぺたを引っ張って元気づけなければならなくなる。


朝のスカルタンクミニと違い、主砲の円周はバスケットボールサイズの大きさで、そこからボタン一つで極太の骨の弾丸(スカルブレット)を発射することが出来る。

俺は主砲の他に副砲を後右左に3つに増やした。

こっちは直径がバスケットボールサイズの一回り小さくなった砲身で、更にその円周内にはピンポンサイズの穴が⁂こんな感じで3つ空いている。

これがなんなのかと簡単に言うと、連射可能ガトリングスカルキャノンだ!

副砲の操作はレバーではなくハンドルに変えた。

そこから弾を連射する場合足元のアクセルのようなスイッチを踏むことで骨弾を弾がある限り連射する。


これでスカルタンクの死角はない!(キリッ

よく考えると戦車の真上を狙うことが出来ないから戦車の真上が死角か....


ヒロツグ「戦車作り楽しいなぁ〜!」


これを量産して売ればいくらになるんだろ?

あ、でも夜じゃないと操縦者のMP吸い取りながら動くんだよな。

微妙に不便かもしれないな。


皆で戦車を一通り運転し終わり、俺はクマさん達を全員グリズリー塔に引っ越しさせた。

そして存分に繁殖していいぞと指示をだしてグリズリー塔をほったらかしにした。

後に開園するであろう、熊牧場がとても楽しみである。


〜つづく〜

【ステータス】 BP64 SP42 

影平浩継 lv74 迎撃した魔王

HP 8400/8400 MP 7900/7900 SG 8400/8400

装備 ミスリルソードlv74 ミスリルアーマーlv74 ミスリルシールドlv74 

ウィンドマントlv74 ウィングブーツlv74 ソニックリングlv64 アンカーグローブlv34 ヒールベルトlv14 炎の腕輪lv5

【スキル】

悪魔知識lv1 魔獣知識lv56 竜族知識lv82 魚類知識lv37 昆虫知識lv32 軟体知識lv37 採取lv28 解体lv21 水泳lv3 野生の力lv10 人間知識lv81 魚釣りlv28

【剣技】

ダブルスラッシュlv40 サイドスラッシュlv41 ジャンプスラッシュlv48 

ファイアブレードlv35 ウィンドスラッシュlv50 サンダーブレードlv40

ウォーターブレードlv20 アイスブレードlv21 アーススマッシュv20

ナイトメアブレードlv32 ブラッディブレードlv30 デモニックブレイカーlv20

イビルブレーカーlv30 カオスブレーカーlv31 マインドブレーカーlv33

【魔法】

ドレイン lv50 マジックドレイン lv48

ダークネスボール lv22 ダークネスニードル lv25 ダークレイン lv20 

死霊契約 lv36 輪廻転生lv28

ダークムーブ lv28 ダークゲート lv30

グラビティフォールlv52 ドレッドウェーブlv12 

モンスターチャームlv62  

【アビリティ】AP400

魔王の野望、生半可な不死身の魔王 、ダンジョン構築、単体魔法の範囲化、

ブランドスレイブ、文字の読み書き、トラップ作成、アイテムポーチ強化、

剣技の合成、魔王の大盾、キャッチ、リペル、拠点の魔法物理耐性向上、

転送魔方陣作成、結界石、悪魔の分析、ハイジャンプ、バルコニー、カウンター、

状態異常耐性(小)、死霊強化、テレパシー、拠点MPの共有化、魔力石所持、

スカルコンパニオン、チャージ

【所持金とギルドポイント】

白金貨? Bランク4931500ポイント


【拠点】

シェルウッド塔 100F

サザーランド塔 100F

モンブロワ塔 100F

ホスキー塔 110F

エイフィン塔 110F

グリズリー塔 100F


【仲間】

エミ lv71 蝙蝠族

カーターlv67 狐人

ルシアlv65 蠍人

グラスラビット lv52,55 ウサギ 

ワイルドグリズリー lv55〜67 クマ×52

グリーンティガー lv46~64  虎×35

グリーンティガーjr&グリズリーJr 子虎小熊×14

シロマジロ ×10

ソルフレイムドラゴンlv145×3

ソルレッドドラゴン×12

ピッカードラゴン×57

ファイアドラゴン×38

ブレスドラゴン36

シェイドワイバーン×187


【奴隷】

モリー 魔法使い lv46

パティ 僧侶   lv40

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