16話 ミリオンバッドストリーム
蝙蝠女をデーモンの血で懐柔させ、この悪臭漂う洞穴から脱出する。
外に出てから軽く自己紹介しておく。
Area:---蝙蝠の洞窟出入り口---
「俺は魔族の王を目指している「影平浩継」これから宜しく頼む」
「蝙蝠族のエミリーズよ」
俺が差し出したデーモンの血をごくごく飲みながら挨拶してくる。
「エミって略して呼んでいいか?」
「好きにしなさい」
アイテムボックスが作った瓶を俺に向ける「ご飯お代り!」とでも言ってるようだ...俺は次の血渡した。
「そうさせてもらう」
洞窟から出ると日が暮れかけていた。
悪臭が装備と身体に染み付いた気がする。
エミを連れて一緒に湖に引き返した。
Area:---湖---
割とエミも臭かったので湖に突き落とした。
「洞窟の臭いが染み付いているな、ここで洗ってこい」
ドンと俺はエミを突き落とした。
「え?」バッシャーン!
エミがバシャバシャと元気よく泳いでいる...
いやあれは溺れているんじゃなかろうか?
どうやらエミは泳げなかったようだ...
俺は急いで湖に飛び込みエミを救出し平謝りする。
「すまん、泳げると思ったんだ。」
「私を殺す気?死ぬかと思ったわよ!」
「どうしたら許してくれる?」
するとエミはニヤニヤしながら口を開けて牙を剥いた。
「はぁ...わかった。」
俺は腕を差し出しエミの牙の餌食となった。
腕から血を吸われて軽く目眩がする...これが貧血の症状か……
以前の世界で「献血お願いしますー」と呼びかけるお姉さんに釣られて献血車に連れて行かれる人達を思い出す、きっと同じ感じゃなかろうか。
ボーっとする頭でエミに洞穴について聞いてみると、あそこは約100万匹のコウモリの巣だそうだ。
個体の大きさは大体60cm~90cm
あの悪臭原因が判明した、100万匹の蝙蝠共の糞の臭いだ。
エミは生まれてから単独で生活していたらしいが、超音波で同族コウモリの洞穴を発見して一緒に暮らし始めたとか。
一通り身体を清潔にしてから、エミの狩りの仕方を聞いた。
朝に弱くて夕方からじゃないと動きが鈍いらしい。
寝ている獲物の懐に接近して首元に牙を突き刺し血を拝借する。
殺すつもりはなかったが、ついうっかり吸い過ぎて殺してしまったりするらしい。
俺もさっきついうっかりエミを溺死させかけたしな。
そして俺はふと気がついた、100万匹のコウモリに村を襲わせれば簡単に占領出来るんじゃないかと。
100万匹のコウモリが襲来して町が壊滅。
「ミリオンバッドストリームアタック」とでも呼ぼうか。
俺は安全な高原で焚き火をしながら解体前の獲物をエミに渡して血抜きをさせ、吸い終わると俺はいつもの皮と肉と骨に分別する解体作業を繰り返した。
この作業を眠くなるまでやって、火の番と残った獲物の血抜きをエミに任せて俺は眠った。
朝になると身体がだるい、隣でエミが寝ている。
寝顔が可愛い....が周りに血抜かれた死体が転がっている。
俺は解体作業をしつつ、小魚を見つけてはドレイン釣りをしてエミの活動時間まで時間を潰した。
村襲撃まで@26日
〜続く〜
【ステータス】 BP49 SP56
影平浩継 lv12 駆け出しの魔王
HP 2200/2200 MP 1700/1700
装備 銅の剣lv12 銅の鎧lv12 銅の盾lv12 ウィンドマントlv12
【スキル】
悪魔知識lv1 魔獣知識lv10 魚類知識lv3 昆虫知識lv4 軟体知識lv1 採取lv6 解体lv5 水泳lv2
【剣技】
ダブルスラッシュlv8 サイドスラッシュlv4 ジャンプスラッシュlv10
ファイアブレードlv9
【魔法】
ドレイン lv13 ダークネスボール lv5 死霊契約 lv4 ダークムーブ lv8




