↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/6

0.いつもの日常


レオには、昔から親しくしている親友がいる。


名前はタオ。魔術師をしている男で、長身に整った顔立ち。どこか暗い雰囲気をまとっているが、黙っていれば誰もが振り返るような美形だ。


ただ、本人は自分の見た目にあまり興味がない。服にも無頓着で、着られれば何でもいいというタイプだった。


そんなタオを見かねて、いつも服を選んでやるのがレオだった。


レオは服屋で働いている。魔法が発展したこの世界でも、おしゃれを楽しむ人間は多い。魔法で服の形を変える者もいれば、職人が仕立てた一着を大切に着る者もいる。レオの勤める店にも、さまざまな客が訪れていた。


服を選ぶことが好きなレオにとって、タオの服を見繕うのはちょっとした楽しみでもある。


「お前、もう少し服に興味持ったらどうだ?」


「着られれば何でもいい」


「そういうところだぞ」


そんなやり取りを交わしながら、レオがタオに似合う服を選ぶ。それが、いつの間にかふたりの恒例行事になっていた。


だから、その日もいつもと同じように過ごすはずだった。


珍しく酒に酔ったタオから、銀色の腕輪を渡されるまでは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。