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欠けている  作者: ausunoto
85/99

85話 言葉の力




       新曲


       「運命を変えてしまえ」






文化祭 体育館 ステージ



       ギターソロからの

       優しい奏でから始まり

       オーディエンスを惹き込む


       その奏でに嫉妬したのか

       疼くのが止まらない他の楽器たち


       「どうした加わらないのか?」

       そう煽るギターに

       他の楽器たちも騒ぎ出した!!



       ドラムが音を上げ

       ベースが全体を支え

       ヴァイオリンが調和して

       キーボードが彩りを始めた!!



       すべての音たちが

       ヴォーカルの出番を

       整える!!





ツナグ「・・・




      

        君の心に咲いてた頃は

        こんなにも温かくつつまれていた


        お日様のような君の陽だまりで

        僕は君に照らされて居たいんだ


        変わらない

        この世界が愛おしい


        僕らの想いよ届け

        どこまでも


        終わらない強い力で駆け巡るプライド

        運命が悲しいのならブチ壊してしまえ!


        今の僕にある想いの

        すべてを今 抱いて


        この世界にブツけるんだ

        欲しいのは君の答え


        さあ はじめよう?

        運命さえも変えてしまえ!!






観客席




  

        盛り上がるオーディエンス





ユミ「・・・






       あの

       クラスメイトに挨拶するのも

       怖かったツナグが


       私にすら

       接するのに怯えてた

       欠けていた存在が






ユミ「・・・君は







         運命をブチ壊して


         カナデと言う


         陽だまりを手に入れたの?









ユミ「・・・わかっちゃった

   ・・・いや

   ・・・わからされちゃった








        ・・・人は・・変われる










ネア「ザファイド?

   どう判断する?」



ザファイド「歌声に興味はないよ?

      僕の関心はカナデとシアン

      本物が偽物と交われるのかだ」



ネア「フ~ン






        だから あなたは


        損して生きてきたのかもね~








ザファイド「なに!?」









ステージ




間奏





         音たちは騒ぎをやめない

         さらにヒートアップして

         オーバーヒートするだけ


         「俺たちの音について来いよ?」


         楽器たちは

         ヴォーカルに

         さらなる感情を要求する!!






ツナグ「・・・







        


        戦って勝ち取った運命は

        君との幸せで溢れていたんだ


        前に進んで良かった

        あのとき勇気を出して良かった!








ツナグ

カナデ

ヴェル

リエル

シアン

ティア「さあ もう

    わかってるんだろ?

    ここが始まりだ!!」







        何もしないことが

        どれほど愚かで


        足踏みして

        決断しないで

        くすぶってた僕を


        殴ってやりたい

        「いつ始めるんだ?」と


        一度しかない今を

        後悔したくないから


        さあ はじめよう?

        世界を変える決断を!!







音たちは加速するだけ

これはロックだ

ヴォーカルの最高な言葉を

出させるための最高の引きを





ツナグ「・・・






         運命が悲しいのなら


         変えてしまえばいいだけだろ!?






楽器たちは

「待ってたよ?

 その言葉を」と

満足げに音を出す


ご褒美とでも言うべきなのか?

あれほどの大騒ぎした楽器たちが

静かになった


まるで

ヴォーカルの声を

引き立てるように


その静かな静寂の中で

ヴォーカルは唄い出す






         それでいいのか?

         何もしないで?


         それだと何も変わらない

         ただ生きてるだけ


         そんな退屈な日常で

         満足できるのか?


         やり方次第で

         世界は変わる


         じゃあ どうしたい?


         さあ はじめよう?

         今が世界を変える時





その

ヴォーカルの訴えに

楽器たちが同意して

さらなる音を響かせる!!






         運命を変えてやろうよ?


         わかってるんでしょ?


         


             ねえ!?








最高な音たちが

最高な大騒ぎのあと

最高に曲を締めくくった!!







”・・・・・・・・・”






ユミ「・・・ツナグ?

   ・・・その歌詞の

   ・・・中盤から







 

          ・・・全校生徒に


          ・・・ケンカを


          ・・・売ってるの?











変われた存在のツナグが

自己主張する







         「てめえらも変われよ!?」と


         まるで歌詞が

         そう言われてるみたいだ





”・・・言ってくれるじゃねえかよ”



”・・・でも

・・・たしかに

・・・ド陰キャのツナグが

・・・変わったよね?”



”・・・もう

・・・あいつは









          変われた存在なんだよ”











ツナグ「一曲目

    『運命を変えてしまえ』でした

     どうだったかな?

     盛り上がってる?」





”・・・・・・”






        ブーイングが起きた!






”てめえ!

いい気になってるんじゃねえぞ!?”



”簡単に変われるなら

苦労しねえんだよ!?”



”ツナグ!?

てめえケンカ売ってるのかあ!?”




ネア「・・・








         笑いが止まらないネア








ネア「そんな変われたからって

   変われない人間を煽るからだよ~w」






ステージ


ティア「オーディエンスの煽り方を

    見事に間違えましたね?」



リエル「・・・ここが

    ・・・学校で良かった」


ヴェル「ライヴハウスじゃ

    どうなってたんだ?」


ツナグ「・・・そんなつもりじゃ

    ・・・なかったのに」








        それでも


        ツナグは変われたんだよ!?









”・・・え?”









        シアンがマイクを取る









シアン「ツナグのこと知ってるんだろ?

    臆病で内気で自分では何もできなくて

    鬱々とした世界を呪って







          欠けている自分を嫌ってた









シアン「すべての人と人とを繋げますように?

    そう言って自分にツナグと言う

    名前を授けて どうしろと?

    この名前が呪いだった


    だけど

    今じゃ

    どうだ?









         すべての


         人と人とを繋いでる











”・・・・・・・・”




シアン「ツナグの

    花咲高校みんなへの

    メッセージだよ?








         こんな僕でも変われた


         みんなは どうしたい?



         変われるから決断しろ?と









シアン「そして

    変わった世界は








         光り輝いていたんだ








”・・・・・・・”






シアン「新曲

    『運命を変えてしまえ』は

    みんなへの

    そのメッセージだよ?

    じゃあ どうしたい?








           変わろうぜ!?


           みんなもさああ!?










”・・・・・・・・・・・”









         オオオオオオオオオオオ!!


         オオオオオオオオオオオオオオ!!









ネア「・・・すごい

   ・・・盛り上がりになった」








ステージ


ティア「”ワン リアル アクション”で

    影響力を持ったから

    できる行為ですね」



シアン「ツナグ?

    お前

    もうちょっと

    うまくやれよ?


    フォローすることに

    なっただろうが?」


カナデ「シア~ン?

    救世主~♪」


ツナグ「・・・」



ツナグ「・・・シアン?

    ・・・もう

    ・・・”欠けている”は









          ・・・シアンが


          ・・・トーク


          ・・・することに


          ・・・しようよ?











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