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欠けている  作者: ausunoto
80/99

80話 文化祭



      夜の学校の屋上で


      劇の練習をしている


      ツナグ カナデ ユミ




屋上


ユミ「・・・まさか

   ・・・こんな大役

   ・・・任せられるとは」



カナデ「主人公ファドの宿敵

    クレシ役だもんね」



ユミ「・・・セリフが多い

   ・・・そしてクレシが

   ・・・感情の化け物だから

   ・・・演じるの きつい」





        この脚本の中で


        一番 演じるのが


        難しいと思う





ユミ「・・・よくも

   ・・・それを押し付けたな?

   ・・・ツナグ?」




ツナグ「”歌詞が創れるなら

    物語も創れるでしょ!?”

    と言う暴論で

    僕に脚本を創らせた

    ユミに言われたくないけど?」



カナデ「まあまあ

    がんばろうよ?

    もう文化祭は明後日なんだから」



ツナグ「・・・そして








         文化祭ライヴも


         ・・・あるんだよな






ツナグ「・・・ブラックなんだけど」



ユミ「あの状況を見て

   ツナグに

   その言葉が言えるかな~?」







教室






          大道具勢






”おい!倒れるな!!

もう文化祭は明後日なんだぞ!?”



”・・・俺は

・・・ここまでだ

・・・良い文化祭に

・・・してくれよ?

・・・ぐはぁ!!”





 

       次々と倒れていく


       大道具勢







”体力お化け共”

集まれ!?

持てるすべての力を持って

明日までに完成させるぞ!?”



”・・・そのときには









        ・・・あとは役者に任せて


        ・・・俺たちは ぶっ倒れようぜ?









”・・・彼女と

・・・文化祭周りたかった”



”・・・私の文化祭は

・・・疲れ果てて寝て終わるんだ”



”・・・それも

・・・何年か後には

・・・笑って話せたら良いな”



”・・・そして思い出そう









         ・・・ツナグって言う


         ・・・クソヤローが


         ・・・俺たちを


         ・・・こうさせたと













屋上


ユミ「(・・・屋上に来る前の

    ・・・教室のみんなの様子

    ・・・いや・・黙っておくか)」




カナデ「役も形になりつつあるし

    ”欠けている”でも

    ライヴも良い感じだし

    楽しみじゃな~い?」



ユミ「・・・当日

   ・・・うまく

   ・・・演じられるだろうか」



カナデ「大丈夫

    大丈夫~





       10万人のオーディエンスの前で


       奏でる事と比べたら


       なんでもないこと~







                   そんな経験値


                   私にはないからな!


                   カナデ!?







ユミ「・・・特殊過ぎる

   ・・・そりゃあ

   ・・・ワン リアル アクションで

   ・・・そんな体験すれば








         ・・・文化祭なんて


         ・・・おままごとだよね









ユミ「だったら!

   一番 難しいクレシ役!

   カナデがやれば

   良かったんじゃないの!?」



カナデ「私は勝手に

    ヒロインにされたから~」



ツナグ「・・・そして僕も勝手に

    ・・・主人公だもんな」





       学校中では


       全校生徒が


       文化祭の準備で忙しかった



       とくに


       ツナグらのクラスの


       労働環境がブラックで


       

       他のクラスからは


       「・・・なにを

        ・・・するつもりなんだ?」と


       密かな噂になっている






       そして


       もうひとつの騒ぎもある




       ワン リアル アクションの


       カナデ・トケルと


       シアン・リーが



       文化祭 最終演目で


       バンドライヴを披露するので


       全校生徒が非常に楽しみにしている!!





ツナグ「・・・カナデとシアンのせいで

    ・・・注目がハンパない」



ユミ「ワン リアル アクションの

   二人が居るバンドの

   ヴォーカルだもんね~?」



カナデ「しかも さいきん

    ツナグが みんなの

    注目の的になってるから」


ツナグ「・・・なんで

    ・・・こうなった?」




ユミ「さ~ってと」



カナデ「ユ~ミ~?」



ユミ「大道具勢に

   エナジードリンクと

   眠気覚ましのドリンク

   夜食など買ってくる」



カナデ「うん

    行ってらっしゃい~」






           立ち去るユミ






ツナグ「大道具の みんな

    なんで そんなことに

    なってるの?」


カナデ「・・・気づいてないか~」



ツナグ「なにが?」



カナデ「それは良いとして

    ファドとヴェリエの

    クライマックスの

    セリフ合わせしよう?」







文化祭 当日



シアン「ここが

    ツナグたちの高校か

    うわぁ なつかしいなぁ」



ティア「こんな時も

    私たちにもありましたね」







          変装させられたシアン






シアン「なんで

    こんな格好しなきゃいけないんだ?」



ティア「あなたは

    超有名人なのを

    自覚した方が良い


    ”実力主義”を

    この国に目覚めさせた

    伝説のバンドグループ

    ワン リアル アクションの

    シアンなのですから」



シアン「俺は

    ”欠けている”の

    シアンのつもりなんだけどな」



ティア「ところで








         部外者の私たちが


         文化祭に参加していいって


         この高校は


         ・・・どうなっているのですか?








構内を周る

ツナグ カナデ ユミ


ユミ「たこ焼き食べて~

   クレープ食べて~

   フランクフルトに

   おでん!!」



カナデ「・・・そんな





     ・・・美容に悪い

     ・・・食べ物ばかり





               お手入れと食生活に

               力を入れて結果出してる

               カナデに言われると腹が立つ!!







ツナグ「・・・カナデの食生活

    ・・・やばいもんな」



ユミ「・・・ジュースとか

   ・・・飲まないもんね

   ・・・飲み物 水しか

   ・・・飲んだところ

   ・・・見てないもん」




ツナグ「・・・あと

    ・・・添加物とか

    ・・・可能な限り避けてるし」



ユミ「・・・美容のために

   ・・・自炊してるもんね」




 

        ・・・それ


        ・・・文化祭で


        ・・・食べれる物


        ・・・あるのかカナデ?








カナデ「あ~!

    シアンとティアだああ!!」



ティア「カナデ?

    シアンの名前は出さないでください?

    それだけで文化祭は中止になりますよ?

    大混乱になってね」



ツナグ「だから そんな

    明らかに見たら

    不審者みたいな

    ファッションしてるの?

    シアン?」



シアン「しかたねえだろ?

    ティアに これ着ろって

    言われたんだよ」




      

          おー


          シアンにティアじゃん







ティア「だから

    シアンって名前は」



ヴェル「神経質なんじゃねえの?

    ティア?」



ティア「ヴェル?

    あなたは何もわかっていない」






         ワースクル・アークの

         ライヴの影響で


         シアンと

         街を歩く度に

         

         大騒ぎに巻き込まれた

         私の気持ちを

         わかってません!!






ティア「ですのでカナデ?

    貴女も気を付けるように」



カナデ「そういえば

    あれから一度も

    メインストリート

    行ってないなぁ」



ツナグ「行ったら

    やばいことになるのか

    カナデ」





        なんか久しぶりな気がする


        ”欠けている”で本格ライヴ








シアン「練習では

    ここ一週間ずっと

    してるだろリエル?」



リエル「ライヴがってことだよ?

    さいきんカナデもシアンも

    ワン リアル アクションに

    持ってかれてたからさ」






         で


         私まで呼んでくれて


         あっりがっとうね~?





カナデ「わ~

    来てくれたんだねネア!?」



ネア「そりゃあ もう








     少年の脚本演劇

     見るしかないでしょ~?





              ・・・ネアまで

              ・・・しまった










ツナグ「・・・一流の表現者に

    ・・・僕の脚本が

    ・・・晒される」



ネア「さらには

   演劇の主人公だもんね~♪?」



ツナグ「いやあああああああ

    ああああああああああ;;!」




ティア「さすがネアですね

    完璧な変装」



ネア「だって~

   ”ジャスト”ってバンドで

   お忍びで活動してるし

   慣れたものよ~」




ティア「その割には





      一部のファンに

      正体バレてますけどね?





               ・・・それ

               ・・・なんでなんだろう










シアン「とりあえず

    楽しみにしてるぜ?

    てめえらの演劇」



ネア「まあ








          見届けてあげるからね~


          君たちの晴れの舞台を









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