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私はヒロインの双子の妹に転生しました  作者: 岩先寧々
第1章 学園入学前
2/6

☆1話

「あれは確か…」


ルリア・キャインになる前、星月茉莉(ほしのまり)の死ぬ直前を思い出していた。

それは学校の下校中に起きた出来事だった。


「はぁ~学校やっと終わった~」

「今日もいつも通りダルかった…」


そう、たわいもないことを友達の取香(とりか)と話している時、スマホの通知がなった。


「あれっなんだろ…えっ!?」

「どしたの?」

「《『()()()()()()()()』の新作決定!》だって!!」

「まじ!? やばっ! 激アツ!!」


『ラブ♡キャッスル』略して『ラブキャス』私と取香がハマっているゲームだった。

舞台は魔法学校。

4人の攻略対象と共に愛を育むゲーム。

つまり乙女ゲーム。

攻略対象のまず1人目は、この『ラブキャス』の舞台、ドゥシェ王国の第2王子 アリスター・ドゥシェ。

2人目は、魔術騎士団見習い リュカ・ベラン。私の推しサマ!!♡♡

3人目は、ヒロインとルリアのいとこ キラ・ロイン。さっき私のお見舞いに来てくれた人!

4人目は、ヒロインとルリアの義弟 ルイス・キャイン。取香の推し!


そんなこんなで取香と話こんでいたら私は赤信号なのを気づかず、トラックに跳ねられてしまっていた。





●●●




 

そして今に至る


「そっか…私死んじゃったんだ……………」


長い沈黙の末…


「でもっっっ!! せめて、ラブキャスの新作クリアしてから死にたかったよーーーー!!!」


大声でそんなことを叫んだ


「私…死ぬタイミング悪すぎない!?!? なんで新作発表された日に死なにゃあかんの!? まぁ…そもそも私がめちゃくちゃテンション上がりまくって無かったらこんなことになってなかった訳ですしぃ…?」


そんな事をひとりでブツブツ呟いていると…ドアを『バンッッッ』っと勢いよく開けて入って来て…


「ル~~~~リ~~~~ア~~~~!!!!!」

「ふへっ!?」


突然思いっきり抱きしめられた


―― は!? へっ!? 誰この美少女!?


「ルリア大丈夫!? 誘拐されて怖く無かった!? ようやくルリアが帰ってきたと思ったら寝こんじゃったし… とても心配したのよ!?」

「あっ…心配かけてごめんなさ…」

「そういばキラから聞いたのだけど記憶が曖昧らしいわね…わたくしのことは忘れて無いわよね!? わたくしはあなたの双子の姉のアリアお姉様なの忘れてないわよね!?」

「アリアお…姉…さ…ま…?」


―― アリア…? もしかしてヒロインのアリア・キャイン!? あっそっか私妹になったんだった… いや、それにしても現実のアリア美人すぎだろ… でもあれ? この姉妹仲悪く無かったっけ…?


「ルリアが本当に無事で良かったわ…! 無事じゃ無かったら今頃犯人達はこの世にいなかったかもしれなかったわ…」

「!?!?」

「まーいいわ! ルリアは無事だったし! 安心してくれて大丈夫よ! 私が全部解決してあげるわ!」


アリアはもの凄くドヤ顔で言っているが…犯人達はどうなってしまうんだろう…と少し怖くなった…


―― もしやこの姉シスコンか…?


そんな疑問がのこったまま大変な1日が過ぎていったのだった。

面白いなや続きが気になるなって思ったらブックマークや評価を貰えるととても嬉しいです…!!

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