2度目の出会い
ワープした所は、ルウくんの家の近くだったようだ。私は少しだけ見覚えのある土地だったので、さほど迷うことはなかった。
…さほどは。
「エイラ、ねぇ、ここってどこ?」
「…ごめん、知らない。」
留守みたいだからちょっと散歩しよう!
が、ちょっとどころではなかった。
人の洪水、取り囲む喧騒、背の高い建物、エトセトラ…。
家出した荷物も邪魔で、度々他の人にぶつかる。
変な電球が赤になったらみんな止まって、緑になったらみんな進む。道の真ん中は硬そうな金属光沢のある…
魔物が闊歩するフルーリュンヌやヴァイシュロスでもない世界の風習は私たちにはよくわからない。
ここはひとまず…退散っ!としたくても、人の波に二人揃ってあれよあれよと流される。
すぽん、と脇道にやっとの思いで逃げると、切らした息を整えた。
シャルルは少し目を回したようだ。申し訳ない気持ちでいっぱい。
少し人の通りが落ち着いたのを見て果敢に飛び込む。を何回繰り返したのだろう。
また休んでいると、やや前方に既視感のある少年が、これまた顔に見覚えのある女性と何か話していた。
黒髪の少年。
「エイラ、大丈夫?……エイラ?」
私は走っていった。目標、あの少年。
エイラどうしちゃったのー!?と、シャルルもいっぱいいっぱいで追いかけてくる。
どうしようもなく苦しい心臓を奮い立たせて駆け寄る。
あの人は…やっと見つけた……。
ルウくんはシュネーからの攻撃も無いのでこの頃には元の生活に戻っております
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