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日本霊異記 現代語版  作者: はまゆう


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第二十一 馬に重い荷物を無理やり負わせて、恐ろしい悪報を受けた話

昔、河内国に石別いわわけという瓜売りの男がいた。彼は心が冷たく、慈悲というものを全く持たない男だった。

石別は馬に限界を超える重い荷物を負わせて歩かせていた。馬が疲れて動けなくなると、激怒して鞭で何度も叩き、無理やり前へ進ませた。馬は苦しみのあまり、両目から涙をボロボロと流していたという。

瓜を売り終わると、彼は毎回その馬を殺してしまった。しかも、これを何度も繰り返していた。

すると後年、石別自身に恐ろしい報いが訪れた。

突然、熱い釜で煮られるような激しい痛みが襲ってきた。特に両目が、釜の中で煮られているかのような激痛だったという。

まことに、悪事の報いは想像以上に近く、恐ろしい形でやってくるものなのだ。

たとえ今は畜生(動物)の姿であっても、それはもしかしたら自分の過去世の父母かもしれない。六道四生(六道を何度も生まれ変わる輪廻の中で)、私たちはさまざまな家族として生まれてきたのだから、決して慈悲の心を忘れてはならない。



解説

この第二十一話は、動物への虐待に対する即時的な悪報を短く強く描いた話です。


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