~女神の煌めき~ー11
ここは訓練場だ。物は何も無く、ただ広い空間がある。
ミッシェルから順番に実力を見ることにした。
『私は、回復や補助魔法、隠蔽魔法に特化しているわ。とりあえず、こんな感じかしら』
そうミッシェルが言うとレオの身体が赤色の靄に包まれた。
『おぉ、力が湧いてくるな。戦闘力強化の魔法か?』レオが聞くとミッシェルは頷き話し始めた。
『補助魔法はこんな感じね。回復魔法は蘇生以外のことは大抵できるわよ。あと攻撃系だと……』
次にミッシェルは両手を地面につけた。すると手をついた少し前の地面から植物のツタが生えてきた。
『エルフだし植物魔法はある程度使えるけど、戦闘に使えるかしら?』
『十分だ!これほど多くの魔法を使えるのはすごいよ!!』レオが答えた。
次はリチャードの番だ。
『俺はドワーフだ。魔法はそれほど得意じゃないが、力ならある』そう言うと都合よく近くにあった樽を軽く殴り壊した。
『あとは斧の扱いには慣れている』そう言い振り返り背中にさした大きな斧を見せてくれてた。
次はレオの番だ。
『俺は基本的には剣を使った戦いを得意としている』
それを聞きリチャードが疑問に思った。『剣なんて持って無いじゃないか』
待ってましたと言わんばかりにレオは両手を真横に伸ばし、器用に左右でそれぞれ空中に指で魔方陣を書くと魔方陣に手を突っ込み剣を取り出した。レオは剣を振り回し、舞った。
『こんなところだな、この剣は消したいと思えば消せる』そう言うとレオの手から剣は消えた。
『便利な魔法ね。剣以外に何か出せるの?』そうミッシェルが聞いてきた。
『武器なら取り出せる。魔方陣から取り出せる武器は霊命でできている。つまり、俺のイメージ力が大切になるんだ』
そう答えるともうひとつ剣を取り出しリチャードに言った。
『リチャード。肩を貸してくれ、実力を見せるための模擬戦だ』
それを聞きリチャードが立ち上がるとキットが止めた。『まて、私が相手をしよう』
レオは驚いきキットを見た。『だが、キットは魔法の方が得意だろう?』
キットは笑って答える。『まだ若造には負けんわ。それにわしの力も見せるいい機会だ。説明が省けるのでな』
『わかった!』レオは真剣な眼差しで言った。
『おいおい、ドラゴン対フェニックスかよ。俺たちを殺さないでくれよ』リチャードは興奮しながらそう言った。




