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~女神の煌めき~ー9
『何か倒す方法は無いのか。1階層の主の倒し方は壁画に書かれていたが……』
レオがそういうとリチャードは驚いた表情をした。
『それは本当かっ!壁にそんなことが描いてあったなんて、知らなかった。もし、最下層まで行くことができれば、そいつを倒す方法が描いておるかもしれない』
『最下層まで行けるならそのまま脱出できるんじゃないか?』
『絶対にどこかでバレるだろう。だがとりあえず、キットにこの話を伝えに行こう』
そうリチャードが言い、二人はベッドを立った。キットがいる書籍保管庫に向かった。キットは昨日と同じように椅子に座り本を読んでいた。キットに最下層の壁画の話、倒さずにそのまま逃げる話をした。キットはそれを聞き、つぶやくように言った。
『壁画にそんなことが描いてあったなんて……』
そうつぶやいたキットにレオが違和感を覚え質問する。
『1階層の敵はキット達が倒したんじゃなのか?』
キットは首を振ると言った。
『いやわしたちが来た時にはすでに倒されていた。それが疑問なんだ。1階層の主を倒せるなら、2階層の主も倒せそうなものだが……』
キットの話を聞きリチャードが言った。
『きっと1階層で相当深手を負って、2階層で負けたんですよ』
『そうならいいのだが……』そうキットはつぶやいた。そこから作戦を話し合った。




