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~天使の血~ー21
『そう、その赤ちゃんが私の叔母よ。そして私は天使の力を生まれながらにして持っているの』そうエミリーが言った。
『もし悪魔が来るならこの力を使わなければいけないかもしれない』エミリーは上を見ながらそう言うと、ネックレスを触りながら話し続けた。
『もし、私に何かあった時は、あの子ことよろしくね』夫の手を取るとそう言った。
『あの子が大きくなったらこの話を聞かせてあげて、あの子もいつかこの力をコントロールしなければいけない時が来るはずだから』
『あの子に力の使い方を教えられなかったことはとても心残りだけど……』エミリーは自分が死ぬことがわかっているような遠くを見つめた目をしてそっとつぶやいた。




