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S:EP
殺意の口づけは時に、人を殺める―― ミリゾア・シリアージュ
狂いたくなるほど、男を求める衝動に駆られる日がある。そういう時、大抵、相手の男は翌日には魂ごと消えていなくなる……
男には肢体を与え、闇を注ぐ――それがあたし、ミリゾア・シリアージュの生き方
「なぁ、あんた俺の女になれよ。あんたのそのカラダ、他の男にやるには勿体無い」
「……断る」
衝動に駆られた漆黒の夜…アタシは男と寝た。男は決まって、同じセリフを口にする。
――それが、アタシへの最後の口説きとなることを知らずに、だ。
「ん、はぁ……ぁ……」
狂う程に男へ深いキスをし続ける…息をつかせる間も与えずに、だ。
男は次第に血色を青紫へと変色させる。酸欠状態……これで、今宵も一人、消した。
アタシのキスを受け入れる男はこの世にいるのか?
次の衝動までせいぜい、この世を楽しみな――




