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『Another・under・World〜all・Multiple・dimension〜』  作者: Naikuro@シロ naisiro@クロ
第一幕・第七章・懐かしき相手編

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第九十八話・番外編〜七夕の奇跡?〜

契禊姫「今日が七夕という事で七夕の話を。ちょっと不思議系が入ります」


契禊姫「本編ではありませんので……」


契禊姫「それでも良い方は本編へ……」


契禊姫「どうぞ!」

ある日。家でのんびりしてると


「お姉ちゃん!。七夕!」


そう言って刹那姫(せつな)愛夏(まなか)が飛び乗ってきた


「うー……七夕……やってて……」


私は布団の中に蹲ると、2人は一気に引き剥がして


「やるよ!」


私は目を擦りながら


「分かったよ……」


2人の微笑む顔を見ると懐かしく感じた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「契禊姫!。七夕やろ!」


桔梗が突然言い出した


「唐突にどうしたの?」


私は聞いた。本当に唐突過ぎたから……


「いや、何となく?。それに願いとか有るでしょ?。楽しまないと」


桔梗は何時もそうだった。私は呆れつつも


「竹とか……他のものどうするの?」


桔梗は微笑む……あっ……


「ほら。用意は既に済んでるし、ご近所さん回って願い事を書いて集めてあるから。だから後は飾り付けだけ」


いや……行動力高い……本当に……


それに竹大きくない?。やり過ぎだと思うけど……


「さて、子供達の願いは上にして、大人達の願いは下かな?。私達は……」


桔梗は微笑むと


「お互い書く内容は内緒ね。さ、始めよ!」


うわぁ……病人とは思えないほどの元気さ……本当に……


取り敢えず……何書こうかな?


「……」


ふと桔梗を見ると悲しげな表情していて、私の方を見ると微笑む


私は視線を逸らして、考えた。自分の事……でも、思いつかない


ここに来てからは桔梗に振り回されて……結局は一緒に笑って


「契禊姫ちゃん。悩み?」


桔梗のお母さんが来た。私は頷いて


「本来は自分の願いを書くと思うけど……思いつかなくて……」


桔梗のお母さんは納得した表情で


「自分じゃなくてもいいと思う。だって……もう願いは叶ってると思うから。だから……自分じゃなくて他の人とか何か……何と言うかね、こうなりたいとか、こうしたいとか簡単な事でも良いと思う」


私は目を見開いてから、短冊に書いた。それを見て桔梗のお母さんは微笑み


「きっと喜ぶと思うよ」


私は頷いて飾り付けに向かった。既に短冊が無数に掛けられていて


「凄いでしょ?。でも……お父さんとお母さンが張り切ったからね……」


と呆れながら桔梗はそう答えて


「ほら、飾ろ!」


そう言って私の手を引いた


飾り終えると夜になるまで時間を潰して過ごした


そして夜になると桔梗と共に庭に座って空を見上げていた


「彦星と織姫が出会う。それも一年に一回。ロマンじゃない?」


桔梗はそう言うと


「良く一年も我慢出来るね……私は無理かな」


私はそう呟くと桔梗は笑いだして


「私も。でも2人はそれだけ愛してる。私達もそんな感じに仲良く友だちで居たいなぁ」


桔梗は寂しげにそう言った。私は少しだけ悩んで


「私達は友達以上。親友だよ。それに……退屈だった日を桔梗が毎日楽しくしてくれた。私はそれが嬉しいから」


桔梗は目を見開いてから微笑み


「このぉ……嬉しい事言ってくれるね。大丈夫。ずっとだよ」


桔梗はそう言った


────


これからもずっと続きますように


────


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お姉ちゃん?」


桔梗の思い出を思い出してい時に刹那姫(せつな)の声によって現実に引き戻された


私は首を横に振り


「分かったから……買いに行くよ……」


私は妹達に引っ張られながら笹と短冊を買いに


その時に悠姫(ゆうき)も着いてきて、結局家に入れるのがやっとな笹を買う事に


そして何故か


「楽しそうだから来た」


儚夢姫と結花璃が来ていた。何だか昔の様な感じだった


私は短冊に書こうとすると


「何を書くのかな!」


儚夢姫が見てこようとするのを私は隠して


「内緒!」


そのまま結花璃が来て、儚夢姫を引っ張って行った。何と言うか無口程怖い……


とりあえず書いてそのまま誰にもバレないように隠す形で飾り付けて


「良いね」


刹那姫がやりきった感を出して見ていた


その時に開けていた窓から風が吹いて、短冊が揺れた


「……っ」


一瞬だけ桔梗がイタズラした感じがして、微笑んだ感じがした。そして口パクで


『良かったね。契禊姫』


そんな感じの言葉が……


「お姉ちゃん?」


愛姫(まなか)の声で振り返り


「何でもない」


そのまま視線を戻すと何も無かった。やはり見間違えかな?


でも違うような感じがした……


「お姉ちゃん!」


私は頷いて皆の元へと戻った


────


これからもずっと続きますように


────


風が揺れて、皆と居る契禊姫を見守る少女……透けているが確実に居る少女は微笑み


『変わらないね……』


そう言って消えた。それは誰にも気付かれずに……

契禊姫「はい。解説です」


契禊姫「今日は七夕言う事で過去の桔梗と過ごした話と現在の過ごした話です」


契禊姫「シロクロが話数狂うという事で『第九十八話』のまま、番外編へと。本編は『第九十九話』となりますので気をつけてください」


契禊姫「もうすぐ百話なので記念的なのを書こうかと……」


契禊姫「シロクロの目標なので……なので本編挟んでの番外編になりますね……」


契禊姫「さて、今回は七夕の奇跡という事で……桔梗の過去編と現在の七夕の話を」


契禊姫「最後に出た透明の少女は……私が見たのは……」


契禊姫「ご想像にお任せします」


契禊姫「ここで言っておきます。桔梗は亡くなっています。それだけは桔梗の母親と父親、私が断言してますので」


契禊姫「にしても……本編では桔梗を軸にメンバーが増えてますね……桔梗が完全にキーカードになって来てますね……」


契禊姫「今回は七夕編という事で、特別番外編を……この話が続けばこう言う日を使ったな話が出ます」


契禊姫「なので楽しみにしてください」


契禊姫「それでは今回はここまで。次の話まで……」


契禊姫「またね!」

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