第六百六十話『resentment』
舞希「今回は特にありません」
舞希「それでは本編へ……どうぞ!」
薄暗くなっていく。どれだけ歩いたかは分からないが……休憩する事に
していい問題かは分からないが……
急いでも変わらないという事で……
「聞くけどさ……その存在はどう言った存在?」
リオが聞くと
「『怨恨王』デッドエンド。不死であり最悪の悪魔。さっきの『怨恨』エンドで異形度は198」
マジですか……
「それに勝つフェニアもおかしいがな?」
……なんにも言い返せねぇ……
「さて……休憩は終わり。行くよ」
早くないですかい……本当に……
再び歩き始めた。薄暗い道が続き気が付くと岩肌になり洞窟の中へと
「何時の間に……」
イヨがそう呟くと
「悪魔なんだし……こんな世界。何が起こっても不思議じゃない。それに……」
嫌な予感はしていた。私の炎が揺れる。明かり代わりにされたけど……そこは良い
炎が不自然な程に揺れないからだ。無風ならそれはそれでいいけど……
風はあるのに、炎が揺れない
その瞬間に炎が大きく揺れると消えた。それと同時に周囲の気配が一気に無くなった
「リオ?」
名前を呼ぶ
「イヨ……メイ!」
叫ぶが声が聞こえない
「ルシフェル?」
彼女の名前も言うが声が聞こえない。完全に一人になっていた
再び手のひらに炎を生み出して周囲を照らした
その瞬間に黒いフードを被った少女が立っていた。ルシフェルかと思ったけど……雰囲気が暗く濁ってる感じで……確実に彼女じゃない事は確か……
ゆっくりと顔を上げると赤い瞳が私を捉えて
『……何しに来た?』
そう聞いてくる。彼女から敵対の意思は感じが無いが……それでも、危険で間違えれば死ぬのが分かる程の雰囲気が出ていた
「貴女を解放したプレイヤーを探してる。ここに来たのは本体を見つけて討伐する為」
そう答えた。事実……解放されたら厄介しかない
『……時が満ちたか』
何の話……?
『……そう。私は別に争う気は無い。でも、そうね……倒すとなると話は別になる……厄介。そう厄介かぁ……』
悲しげな表情をした。その瞬間に片腕と片足が吹き飛ぶのが見えて数秒後に血飛沫が舞っていた
『……あの『王』が残した悪魔だから期待したのに……』
その言葉が聞こえた頃には視界は地面へと落ちていた
踏みつけられる
『……フェネクスはやはり……最も最弱の悪魔……擬態と炎しか取り柄の無い……子供の真似事……』
何の話をしてるのかさっぱり分からない……でも……言えるのが……
「確かめてみたいと分からない!」
黒い炎が舞い上がると周囲を焼き尽くしていく
だけど、彼女にとってはそんなのはどうでも良いのか
『……暑くもない……やっぱり……』
何かを言いかけた時に重くのしかかっていたのが軽くなり彼女は飛び引いていた
『……異形度が上がった?。それに……』
吹き飛ばされた片腕と片足が炎で作られていた
それに……異形度が上がったという言葉が気になる……
『……確かめればいいか……』
その言葉と共に一気に向かってくる。流石にやられてばかりじゃ……駄目だし……
何か目的があっての行動なら……
「っ……重っ……」
防いだ瞬間に体に痛みが走り抉られる感覚が。そのまま横へと吹き飛ばされる
火花を散らしながら、体勢を立て直して彼女を見る。彼女はただ私を見ていて
『……また変わった。最弱の悪魔が……』
何かを試してる?。余計に分からない……
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息を切らして肩で息する。そんな状態で炎が零れ落ちる
体の九割が炎でほぼ皮膚という皮膚が残ってない
それに引替えて彼女は無傷で私を見ている
『……異形度195……『王』はその為に……』
ブラック意識の中でゆっくりと倒れ込むと支えられる感覚がして
『……』
彼女の顔だけが目に入った
『限界……か……』
その声と共に私の意識は消えた
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次に目が覚めると彼女に抱き締められ座っていた。しかも撫でられて
『起きた……?。じゃ……』
そう言われて放り投げられる
「……巫山戯てる?」
彼女は立ち上がると首を横に振り
『……気に入ったからよ。今まで見た……フェネクスは見なかったから。最後に見たのは……1000年前かな』
……
「取り敢えず……戻して欲しいけど?」
彼女に聞くと
『……今は無理かな……』
そう答えた。掴みかかろうとしたら
『……今出たら面倒事になるし……何より、『ソロモン王が残した悪魔』十四番目『腐敗の魔人狩人』レラジエが居るから』
目を見開いた。何故ここでソロモンの悪魔が……?
舞希「解説」
舞希「一応NPC内で最強です。プレイヤーは序列が高く、その次に二つ名、そしてノーマル悪魔の順になります」
舞希「それでは今回はここまで。次の話まで……またね!」




