第三十八話・キキョウの力
契禊姫「はい。ここからは新章である、『ドキドキサバイバル夏イベント編』が始まりました。かなりゆるーくなってると思いますので……多分大丈夫です」
契禊姫「それでは本編へ……」
契禊姫「どうぞ!」
暫く日にちが空いた。彼女に能力の制御とかを上手くさせる為に
その時にイベント発表が来た
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『ドキドキサバイバル夏イベント!』
第二回イベント
……夏のイベントです。今回は『絶海の孤島アルカトラズ』という島でサバイバル生活してもらいます
……様々はイベント、仕掛け等をご用意してます。仲間や友達、ギルドメンバー等、楽しくなる様な要素が有ります
……このサバイバルイベントは長期のイベントの為に、時間が無くて途中で抜けても再ログインするとイベントが進んでますが復帰は出来ますので安心してください
……期間は次の一週間後から月初めまでです
……持ち物は持って行けませんが、武器、服装等最低限のモノと能力によって生み出されたものは持って行けます。その代わりに能力によって生み出されたものは5つまでが上限です
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夏イベが始まるみたい。期間も夏休みと被るし大丈夫なな?
『……楽しみですか?』
私の現状は、彼女を中心に下は溶岩、周囲は丁度良い感じに吹雪が吹いていた。片腕は溶岩で、片腕は酷く冷たい感じで撫でられていた
私は彼女の膝に頭を乗せて
『……私も……驚いた……』
ウォーレンは触手を使って傍に。まさに災害状態
「……家買いに行こ」
私は起き上がると
『……その時は……使用人として……働く……クスクス……』
そう言って消えた。良いかもね……
『行きましょうか』
彼女は能力を解除した。その時に淡く光っていた瞳は元の色に戻る
彼女は能力を使う時に瞳を淡く光らせている。彼女は私を認識すると
『エディア?』
私は首を横に振り彼女を抱き締めてから手を繋いで向かう
全員に言われたのがアトラを抑えて私とキキョウが姉妹に見えると
「お姉ちゃんと……キキョウさんこんにちは」
頭を下げていた。妹がどうしたんだろう?
「イベントの事で……どうするかて」
あー……私がギルドマスターで、ハナに渡していたけど……
「ハナは?」
アトラは頷いて
「一応聞いて来てと。どうするの?」
私は少し悩んでから
「『終眼・魔導人形姫』。ロレイン来て」
彼女が現れてから
『思ったよ……』
呆れながらも対応してくれると思う
「ロレイン。嫌がらないで……」
彼女はため息をつきながらも
『分かったよ。任せて2人で家でも買いに行ってきたら?。アトラさん。2人は放っておいても大丈夫です。知らなくても勝手に合わせてくれると思うから』
本当に横目で見るのは……だって……キキョウに甘えれるのはこのゲームだけだもん
振り切ってるから……
「ロレインさん。お姉ちゃんは大切な人の傍に居ただけですので……分かっています。それに……キキョウさん。お願いします」
キキョウは私の手を強く握ると頷いていた
『エディア……他の子達も忘れたらダメよ?』
私は微笑みながら
「戦いになったら本気で戦うから。だから……アンジー&ラガディ、ジュディ・エンフィールド、ジュリエット、ウォーレン……そして貴女で戦うから」
彼女は目を見開いてから頷いて
『分かってるなら良いよ。行きましょ』
そう言って行こうとするのを
「待って。ジュリエット」
ジュリエットを呼び出して
「ジュリエットも連れて行って。何かと役に立つと思うから」
ジュリエットは私みたいな顔をして
『役に立つて……私は危険よ?』
優しく撫でて
「ジュリエットからも意見を出してみてら?。それに……ジュリエットはジュリエットで自由にして貰わないとね」
彼女は俯いてから頷いてロレインと共に向かっていった
「『魔導人形姫』全員に植えてある?」
彼女は頷いて手のひらを見ていた。そこには溶岩と氷が固まったモノが浮いていて
『隠し能力……一度だけ復活させる事が出来る心臓。エディア。一個で良いのですか?』
私は頷いた。理由は簡単。私の能力である『終眼・蘇生不死華』。HPを全消費で一人復活。それを使うのは不可能に近い
だから彼女に編み出してもらった。彼女の役割は私の護衛で敵の殲滅
そしてこの力によってある程度の『魔導人形姫』のサポートによるコントロール
彼女には複数の行動をしてもらう事になっていた
『ウォーレンが私に仕込んだ私だけのみの複数の意志。だからある程度は制御出来てます』
ウォーレンから聞いたのは複数の思考をするキキョウを再現するには複数の思考を与える。つまりは核を複数埋め込んでようやく出来るみたい
だからこそ能力が強力になってしまう事に気付かずに、『魔導人形姫』の中でウォーレンに並ぶ程になってしまったらしい
何か……本当の意味で予想外で生まれてしまったのがキキョウになる
「取り敢えず……行こっか」
彼女は頷いて着いてきてくれる
契禊姫「はい。今回は雑談です」
契禊姫「雑談と言っても分かりにくかった部分を話す感じですね」
契禊姫「キキョウの核は複数存在していて、その一個一個に本編で言った行動を取ります」
契禊姫「一個壊したら無くなるという訳ではなく、性能が落ちてしまうだけで、桔梗を再現するとなるとこうなってしまったのがオチです」
契禊姫「あと、私がかなりの甘えん坊でキキョウに懐きまくってますね……」
契禊姫「理由としてはキキョウが再現出来て、余計に彼女を思っていた感情が爆発して傍に居させてこうして甘えてしまうようになってしまいましたね……」
契禊姫「なので基本はやる事はやるけど、キキョウからは離れる気ゼロな状態です」
契禊姫「キキョウの能力は説明通りで、作った能力は一応反映されますので」
契禊姫「彼女の能力は自然災害系の能力になりましたね。そして……自然崩壊を促す能力だった。まぁ、ある程度は制御できてますので大丈夫かと」
契禊姫「今回はここまで」
契禊姫「それでは、次の話まで……」
契禊姫「またね!」




