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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第54話 騎士団長…ロシアン・マフィアその7


あきる野市での警視庁の大規模な出動がマスコミに大きく報じられ、国民のお茶の間に犯人が放った対空ミサイルで墜落する取材ヘリコプターが生放送で映ると、全てのTV放送が緊急放送となって現場近くではリポーターが派手に実況報告をして日本の国民中がこの事態のいくえを心配していた。


そんな中、東京都庁の記者会見室にてマスコミを集めて江藤律子都知事からの緊急会見が始まろうとしていた。


災害時に着用するグレーの防災服を着込んだ江藤都知事は厳しい顔をしながらマスコミのカメラに向って話しはじめた。


「都民の皆様に御報告いたします。」


「本日、あきる野市において、先日起きた浅草の警察官襲撃事件の容疑者であるロシア人五名が立てこもる事務所に警視庁の機動隊が包囲してSAT隊員の突入を指示しました。」


「事務所に立てこもる容疑者は、ロシア製の対空ミサイルで反撃にでてマスコミの取材ヘリコプターが撃墜されて、野鳥の森自然公園の山中に墜落してあきる野市の消防と救急が救助に向かい乗員5名はすぐに病院へと運ばれましたが心肺停止が確認されました。」


「そのあとすぐに警視庁のSAT隊員をこの事務所に突入をさせましたが、これもロケットランチャーにより多大な損害をうけて警視庁の作戦を中止しました」


「それにより、本日の午前11:15分に東京都は自衛隊法第81条第1項による自衛隊への治安出動の要請と内閣総理大臣にも連絡して政府からの自衛隊への指示も頂きました。」


「あきる野市の皆様は警察の指示にしたがい、現場に近づくような危険な行動は控えて自宅など安全な場所に待機して頂くようお願いします。」と都民に自衛隊の治安出動の要請を報告をしたのである。


~~~~~


静まりかえった廃車中古車買取センターの敷地周辺、事務所の二階では割れたガラス窓からカラシニコフ自動小銃 AK-12のスコープを覗きながら周囲を確認するアントン、足元には大量の5.45x39mm弾の空薬莢が落ちていた。


「どうも、日本のポリス達は被害が大きくて諦めたようですねよ」


「フフフ、まあ~あれだけ派手に鉛玉をぶち込んでやれば連中も、本当の戦闘での殺し合いを勉強しただろう~」


「次は日本の自衛隊がやってくるに違いない、早いところここから抜け出すか~」とこの事務所からの脱出を言い出すリーダーのニコライ・チャップマン


敷地の四方に設置してある監視カメラからの映像を見ているケレンスキーからは「周りは盾をもったポリスでめちゃくちゃ取り囲んでいますよ~」


「ここを突破するのは難しいですね~」


「安心しろ、ここの地下室から小さなトンネルが背後にある野鳥の森自然公園の山並、そこの山すそにある小さなプレハブ小屋まで続いている、そこに逃走用の車を用意してあるから」


「暗くなったらそこから脱出するつもりだったが、日本のポリスが弱すぎてあっけなく戦闘が終わってしまったからな~」


「俺とアントンが先に様子を見てくるから、ミハイルにアレクサンドルそれとケレンスキー悪いが日本のポリスへの置き土産に、ここにいくつかトラップ爆弾を仕掛けておいてくれないか」


そう言って用意してあった木箱のケースに入ったロシア軍が使うRGD-5手榴弾、アメリカ軍の有名な“パイナップル”型のような表面の刻みはない卵型の外形を持つ破片形手榴弾とワイヤーを渡してアントンといっしょに懐中電灯をもって地下室に向かうリーダーのニコライ‥‥


廃車中古車買取センターにつながる国道411号滝山街道の規制された場所に集まっていたマスコミや野次馬達、その頭の上のとんでもない低空を”ブォーー”と、これまたすごい騒音とオレンジ色の炎をだした小さな翼がついた不審な物体があっというまに飛び去っていた。


「えっ!‥‥‥今のは何だ!!」と大騒ぎするマスコミに野次馬達‥‥‥


事務所に残された三人はミハイルが見張りをして二人が扉や戸棚などに慣れた手つきで器用にRGD-5手榴弾をしっかりと固定してその起爆させる安全ピンにワイヤーの先のリングをはめて扉の取っ手にくくりつけたり‥‥


通路には気づかれない高さにピーンとはったワイヤー、そこを足で引っ掛けると仕掛けてある手榴弾が爆発する仕掛けなどを一通り仕掛けて、三人が顔を見合わせて「これで、もう十分だろう~」と年配のアレクサンドルが話した瞬間”ガッシャ~ン!!”と派手な音を立てて天井の薄いコンクリートをぶち破ってガレキの破片といっしょに飛び込んできた物体、それが”ピカッ!”と発光した瞬間に三人の意識は瞬時に吹き飛んだ‥‥‥



事務所の背後にある野鳥の森自然公園の山並み、そこの山すそにある小さな敷地、そこも関東仁龍会のフロント企業の名義となっていて、作業小屋にガレージが並んで建っていた。


念の為と思い人目につかないように日本の関東仁龍会のフロント企業の土建屋に指示して事務所の地下室から小さな地下トンネルの抜け道をこの作業小屋まで作ってもらっていた


無事に作業小屋のプレハブまでたどりつくと地下のトンネルからたて穴をハシゴをつかって登り、慎重に自動小銃 AK-12を構えながら周りに警察がいないか窓から外を確認するアントンとリーダーのニコライ‥‥


「さすがに、ここまでは日本のポリスも気がつかないか、」


「アントン、ガレージの車が動くかエンジンをかけてみてくれ、」と言いながらプレハブの壁にかかっていた車のキィーを渡すニコライ


その時、”ズドッーン!!”と腹に響く爆発音と振動で揺れるプレハブ小屋、


「な、な、なにが‥‥」と驚きながら外にでる二人、


アジトの建物があった場所から立ち上がるドデかい白煙のキノコ雲を見て


「えっ!、あの爆発は‥‥ひょっとして精密誘導ミサイルか?‥‥この平和ボケの日本人がいきなりこんなものを‥‥」と内戦のシリアでよく見たキノコ雲を思い出して攻撃兵器を見抜くリーダーのニコライだった。


~~~~~


ロシア人達のアジト近くの寺の敷地‥‥警察の指揮車両では現場責任者の伊達管理官と天城係長にあきる野市の警察署長と生き残ったSAT隊員を率いる有馬隊長がモニターに映る江藤都知事の緊急会見を見ていた。


「これで、警察から自衛隊にバトンタッチか~」とひとり言をいう天城係長


「江藤都知事が自衛隊に治安出動を依頼しましたから、すぐにでも陸自からの先発隊がこちらに来るそうです。」


「それまでのあいだは、ここを包囲して連中を逃がさないようにします。」


「主だった道路はすべて警察車両を横付けで封鎖して、バリケードも設置して必ず連中が強行突破できないように封鎖してください」


「無事だったSAT隊員も手分けをしてこの包囲についてください。」


「くれぐれも連中を取り逃がして地域住民や都民などに被害がでないようにお願いします。」と今後の動きについて打ち合わせをして指示をする伊達管理官

その時、”ズドッーン!!”と腹に響く爆発音と共に車両が横揺れするほどの振動が突然襲ってきた、


「な、何事だ!!」と叫びながら車両にいた皆が一斉に車から飛び出すと、近くのロシア人のアジトの方からデカい爆炎のあとの煙がモクモクとあがるのが見えていた。


その場にいた他の警察官や救急の隊員達と共にあわてて現場に向かう伊達管理官と天城係長


廃車中古車買取センターの周りでは爆風で飛ばされた機動隊員もいたが、敷地の周りを囲んでいた高さ3mの強固な耐久性を持つスチール製鋼板のお陰で飛んでくる瓦礫の破片でけがをする隊員はいなかった。


入り口にいくと頑強な要塞のようにSAT隊員に銃撃を加えていた事務所は柱を少し残して瓦礫の山となって埃や煙が舞い上がっている状況だった。


「な、な、なにが、、起きたんだ~!」とシンクロして叫ぶ伊達管理官と天城係長達だった。


そんな時、伊達管理官の携帯が鳴り響き、相手を見るとそれは警視庁の上司からの連絡だった慌ててその電話にでると‥‥


「伊達警視!落ち着いてよく聞いてくれ‥‥市ヶ谷にある防衛省からの連絡で海自のイージス艦からトマホークというミサイルがそちらに向って誤作動で発射されたそうだ、あきる野市の何処に落ちるかわからない、もう間もなくその近くに着弾すると言っている、すぐに近くの強固な建物にでも避難してくれ!」と叫ぶように言ってきた。


「えっ!?‥‥‥その~~トマホークというミサイル‥‥あの~~今、間違いなくそのイージス艦からのミサイルが”正確”に目標に着弾して、あの人殺しのロシア人達のアジトを吹き飛ばしてくれました!」と感謝するように報告する伊達管理官だった。





つづく、、、







いつも読んでいただいてありがとうございます。

騎士団長の警察学校編はここで完結します。

次の投稿はまだ未定です。

しばらくお待ちください‥‥‥作者







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