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スターダスト//テオディシー  作者: クリームコーラ


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「プロローグ」 「この世界は未読の戯曲が山積みになっているに過ぎない」

2028年、3月10日。


インドカリス国ムラダディ市。


レッドゾーン。



かつて美しかったこの小さな街は、今や赤い空を覆い尽くす煙と黒い雲に支配されていた。


かつて無数の高層ビルが立ち並んでいた市街地も、いまでは焼け落ち、瓦礫の山と化している。


その混乱のただ中を、軍服を着た一人の青年が、右手に握った太陽のように燃え盛る大剣を引きずりながら、足を引きずって歩いていた。


「はぁ、はぁ、はぁ……」


青年の呼吸は荒く、周囲では炎がうねり、雷鳴が頭上で轟き続けている。


足元のアスファルトは、かつての黒色を失い、乾ききった血が染みついて暗い赤へと変わり、鉄臭い匂いを放っていた。


「これが――やつらの言う“終末”なのか?」

青年は立ち尽くし、凍りついたような静寂の光景を見渡しながらそう思った。


左肩の傷からは、なお血が流れ続けている。


視界が徐々に霞んでいく中、青年はうつむき、いま踏みしめているアスファルトを見つめた。


「赤い……」と彼は呟く。


黒い髪が、疲れ切った彼の顔を覆っていた。


身体は傷だらけで、今にも倒れそうなほどだったが、その目だけは鋭く、任務を遂げようとする強い意志を宿したままだった。


「チッ……これが終末だとしても……俺は、まだ――動かなきゃならない……」


「……今この瞬間……みんなを救えるのは……俺だけなんだから……!」


強い決意とともに、青年は震える足を再び前へ踏み出し、生命の気配が消えた大地を歩き始めた。


「ドサッ!」


青年の身体が地面に崩れ落ちた。


「……なぜだ?」

信じられないというように、青年はそう思った。


青年には覚悟があった。


青年には意志があった。


そしてまだ、命も残っていた。


だが……


そのすべてを持っていたとしても――


身体が、それらすべてを支えられなくなってしまったのなら、どうすることもできない。


「くそっ! どうしてこんな場所で倒れなきゃいけないんだ!? 早く立て! まだ救える市民がたくさんいるんだぞ!」

青年は自分の身体に怒鳴りつけた。


「たくさん? いったい、あと何人救えば気が済むんだ?」

疲れ切った身体が反論する。


「質問するな! 動け! 今は俺たちだけが、あのエイリアンや化け物どもを殺せるんだ!」

青年の魂が答えた。


「動け、だと? もう限界だ。少しだけここで横になって休もうじゃないか。」

身体が言い返す。


「何だと!? こんな場所で休む気か! あの化け物どもに食い殺されたいのか!? 立て!!」

燃えるような意志を宿した魂が怒鳴り返す。


「……」


「悪いが、もう無理だ。もう疲れ果てているし、流れた血だって多すぎる。これ以上戦い続けるなんて不可能だ。」

身体は弱々しく訴えた。


「じゃあ皆はどうなる!? この侵略を見過ごすつもりか!? あのエイリアンと化け物どもが人々を虐殺するのを放っておくのか!? 武装した兵士たちですら、一体も倒せなかったというのに! ふざけるな! 見ろ! 神はこの力を俺たちに託したんだ! この炎の剣があれば、奴らを傷つけ、殺すことだってできる!」

魂は燃え上がるような激情で叫んだ。


「見えてないのか!? 俺はもう限界だ! 傷だらけなんだよ! もし戦い続けたいなら、お前とお前の神様だけでやればいいだろ! 俺はもう疲れたんだ! 他人を救うどころか、今の俺たちじゃ自分の命すら救えないんだよ!!」

身体が怒鳴り返した。


その言葉を聞いた瞬間、先ほどまで燃え盛っていた魂の声は、少しずつ勢いを失っていった。


「でも……今は……俺たちしか……」


ゆっくりと……確実に……

魂はその声を失っていく。


そして、溶け崩れた蝋燭のように、青年はただ赤く染まった大地に身を横たえ、これまで背負い続けてきたすべての重荷を手放した。


重い気持ちで、青年は燃え盛る大剣から手を離し、黒い空へと右手を伸ばす。


まるで、その遥か彼方にある何かを掴もうとするかのように。


「神よ……どうか、この願いを聞いてください。もしできるのなら……どうか、もう一度だけ……あいつらが俺たちにしたことを、俺が返せる機会を与えてください……」


涙をこぼしながら、青年は懇願した。


そして彼は右手を握りしめ、唇の端を血が滲むほど噛み締めた。


怒りに満ちた瞳で、彼は叫ぶ。


「あなたの名にかけて誓う! この地獄を奴らに返してやる! この炎で奴らの身体を焼き尽くし! 奴らの血で、この大地を清めてみせる!!」


叫び終えると、青年の右腕は力を失い、地面に落ちた。

こらえきれない涙が彼の頬を伝い、その表情には深い絶望が刻まれていた。


空は完全に黒く染まり、太陽の恵みはこの小さな街から消え失せた。

生命の気配が途絶え、祈りすら届かない闇の中で、ただ一つ、青年のすすり泣くだけが響いていた。


「母さん……ごめん。」

「父さん……ごめん。」

「神よ……許してください。」

「みんな……ごめん。」

「ごめん……」

「どうか……許してくれ……」


「…………」

「……」

「…」


「――アウラ。」

こんにちは、クリームコーラです。アマチュア作家ですが、たくさんの人に読んでもらえるような、記憶に残る小説を書きたいと思っています。


作品はちょっと主流から外れているかもしれません。(趣味がちょっと古いからかもしれませんが、笑)


でもご安心ください!


この小説は完全に暗いわけではありません(作者が真面目なふりをしているだけです、笑)。むしろ、ウィットに富んだ会話とコメディ要素が満載です(会話とアクションを重視しています!)!


楽しんでいただけたら嬉しいです…


もし気に入らなくても大丈夫です…


(私は隅っこで泣いてしまいます(-_-))


冗談ですよ!(笑)


では、続きをお読みください!


長々とおしゃべりしてすみません。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!

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