第15話 親父の死②
数多くの作品の中からのアクセスありがとうございます
素人ながら書いておりますので表現などわかりにくい部分もあるかと思いますが、宜しくお願いします
私は今になって親父に謝らなければいけないことがひとつある。
生前、親父が亡くなる少し前のことだった…。
親父は近所のラーメン屋さんの友達にお金を借りていたことがあった。
幼いながらも私はそれを見ていて
「この人に頼めばお金貰えるのかぁ~」
と思っていた。
私は一人で、そのラーメン屋さんに向かって歩いた。
「すいませーん」
と私はラーメン屋のおっちゃんに声をかけた。
「おぉ!政春んトコの優里ちゃんか…。どうしたん?」
「あんなぁ~。なんかなぁ~。父ちゃんがなぁ~。お金貸してくれって言うてんねん…」
と、私は嘘を話し始めた。
ラーメン屋のおっちゃんは怪訝そうに私を見ながら
「なんぼ?」
と聞いてきた。
私はとっさに
「1000円」
と答えた。
小学2年生の私には大金だったからだ。
ラーメン屋のおっちゃんは何も言わずに1000円を渡してくれた。
私は欲しかった金を手に入れた。が、このまま金を持って帰っても
「この金はどうしたんだ?」
と聞かれ、怒られることを恐れた私は近くにあったローソンに寄って大好きだったカフェオレと、肉まんと、玩具を買った。
買ったはいいけど、
『カフェオレや肉まんは腹に入れば証拠隠滅できるけど玩具はバレるから意味ないやん』
と幼いながらも知恵を振り絞り、おつりと玩具は住んでいたアパートのポストに隠した。
親父の知らない唯一の悪さだった。
ちなみにラーメン屋のおっちゃんも多分、嘘だって解っていただろうね。
大人にしては1000円借りるって、あまり真実味ないし子供に借りに行かせる親が何処にいる?って感じ(笑)
ラーメン屋のおっちゃん、親父、本当にすいませんでした。
ところで、隠したおつりと玩具はどうなったんだろ?
見つけた人はなんじゃこりゃ?と思ったに違いない。
親父の葬式は近所の公民館みたいなところで行われた。
私の知らない人がたくさん来た。
学校のクラスの子が代表で2人来てくれた。
通夜の間、私は道子伯母ちゃんの家に泊まっていたが通夜が終わると、私は、春徳伯父さんの家がある大阪市東淀川区に引き取られた。
小学2年生の11月だった…
親父の死は私の人生を大きく変えた…。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
続きは不定期に更新していきますが、今後ともよろしくお願い致します
※この物語に出てくる登場人物は本人を除いて一部の人は仮名で表現しております。
一部、暴力的、性的描写、犯罪などの描写がありますので閲覧にはお気をつけ下さい
尚、作品については犯罪を助長するものではありません




