プリズンブレイカー
お久しぶりです。またちょくちょく投稿しようと思います
ここは留置所。どんな悪人も保護された人も一旦ここに収集され、後日しかるべきところに行く待機所。昼間は割と騒がしいのだが、今は深夜、皆寝静まり、音が出るものといえば雨漏りが床に落ちるくらいだ。
「...きろ...ぉきろ...いい加減起きろつってんだろ!!」
軽い破裂音が静かな留置所に響き渡る。痛みで跳ね起きたドールは即座にヒカルを絞め殺す。よくみると、顔ではなぜか笑っていて、はたから見るとドールは単なるやばいやつである。だが、本人にはそうなる理由がちゃんと存在する。そう、ドールは...
このような時が来るのを待ちわびた。
「いやぁ君なら来てくれると信じていたよ」
「その前にこの拘束を外してほしんですけど...」
「あぁごめんごめん」
笑いながら謝る姿には謝意も何も感じられないが、本人にとってはこれが精一杯の謝罪である。
「少々起こすのが乱暴になっただけで死にそうになるなんて」
...と心の声を漏らしそうになったが我慢する
「漏れてるんだけど!?」
「いやぁよく助けに来てくれたね」
「少しは感謝しろよ」
「もちろん感謝しているよ...パレットちゃんに」
「俺には感謝しねぇのかよ!」
「どうせパレットちゃんが何とかしてくれたんでしょう?」
「俺が助けに来たんだわ!」
「この牢屋の鍵を開けたのは我なのです...」
あきれながらパレットがやっと口を開く。
「俺のツテがなかったらこの留置所には入れなかっただろ!」
「い~や!入ってきたときのことを覚えていますか?「最近見ないと思ったら、今日も保護してもらいに来たわけ?」と笑いながら入れられたのは少々屈辱的でしたし、それをツテというのはおかしいのです...」
ドールの前では言わないが、"メロツリー・アイラク"のツテであることも言いたげなパレット。そして、それをヒカルも察しているがゆえに強くは言えない。
「うん、まぁ、ヒカルもありがとね...」
「さて、俺たちはどんなふうに脱獄するのかを決めてないんだけど...」
「私は捕まった影響で魔法が封じられてるのだけれども...あれ?なんでパレットちゃんは牢屋の鍵を解錠できたの?」
「ドールさんに教えてもらった解錠魔法を使ったんですよ...忘れたんですか?」
「あら、パレットちゃんまだ魔法を覚えられたのね。たくさん魔法を覚えてそうだったから、もう覚えられないのかと思ってた」
「どうゆうことだ?」
「魔法には意思があるの。1人でたくさん覚えてしまうと魔法の意思が自身に影響して精神崩壊を起こすの」
「おまっうちのパレットに何しようとしてんの!?」
想定外の言葉に殴りかかろうとするヒカルをパレットとドール、2人がかりで押さえつけ落ち着かせる。
「無理やり覚えようとした場合の話をしたんだよ。普通は体が拒否するから覚えられないんだけども、パレットちゃんは許容量が大きいみたいね」
「じゃあ今からパレットに盗賊系の魔法を覚えさせれば、簡単に脱獄できるんじゃないか?」
「たぶん行けるんだけど...」
「だけど?」
「捕まって普通に脱獄とか...怪盗のすることじゃないなって思う」
「いやそんなこと言ってる暇ないだろ」
「大事だよ!怪盗らしくない、名誉のないことをすると怪盗の加護がなくなって魔法を覚えられなくなる!」
「そしたら怪盗をやめて君たちのパーティに入ったとき役に立たなくなるよ⁉」
「まだ入れると決めたわけじゃないんだけど...」
ドールの必死の叫びを食い気味にヒカルは否定する。
「脱獄できずに処刑されたらおしまいなんだぞ!」
「それでも!この加護は私が私である理由だから!失いたくないの。」
「ーーー!」
その言葉にヒカルは言葉を失ってしまった。
「じゃあ、あの貴族の闇を暴けばいいんじゃないですか?」
パレットが止まってしまった場の流れを再び動かしだす。
「たしかに...じゃあこうしようぜ...」
「おぅけぃ」
そして来たる決戦の日...
あと、なんかスキルとか魔法とかありましたが今後は魔法に統一します
ごめんなさい。なぜヒカルが助けに来たのかの話を忘れていました。今から書きます




