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         20 二度目

 100層の相手は宇宙怪獣だ。ゴキブリ型の100mの体長の巨体だ。足の関節を切落とし魔獣殲滅の魔法でとどめを刺す。

            20  二度目


 ダンジョン攻略も順調だ。リヴァイアサンには始め剣や槍や無詠唱の魔法で弱らせ魔獣殲滅の魔法で葬った。流石に100層になると宇宙怪獣が現れ苦戦した。体長100mはあるゴキブリのような生物だ。剣と槍と魔法で弱らせてから魔獣殲滅の魔法で仕留めるという方針を立てたが、弱らせることができない。剣も槍も通じないし魔法がまるで通じない。見た目の気持ち悪さで特にマリエールが力を発揮できない。殺虫魔法でもないだろうか。大きなゴキブリの弱点が判らない。

 ウィンドウカッターで手足を切落とすことにした。それでも直径1mの大木だ。放っているうちに関節が効果あることが判った。何度も繰り返し放っていると反撃がきた。意外と素早い動きに驚いた。間一髪なんとか凌いだ。マリエールは悲鳴を上げた。怯まずウィンドウカッターを撃ち続けた。足が一つもげた。続けて二つ、三つともげた。最後に六つ全てもげた。

「マリエール、殲滅の魔法だ。」

アレンは叫んだ。マリエールはヨロヨロと、

「天にまします我らが父よ。願わくば我が望みを叶えたまえ。我が望みは目の前の宇宙怪獣を撃ち滅ぼすための火と水と土と風と光を付与した神聖魔法を与えたまえ。ホーリーライト。」

宇宙怪獣ゴキブリは消滅した。

 ボス部屋も下に続く通路もなかった。宝箱に財宝があった。他のダンジョンに続く通路があった。転移陣を設置した。身代わりのアンドロイドと入れ替わった。

 アレンは7歳になった。正式に王族の一員としてお披露目になる。既にマリエールと婚約している。事実上の皇太子、次期国王だ。実力でその座を得た。敵う者はこの世にいない。東の国の50万人の軍勢をマリエールと共に葬った実績がある。マリエールと共にある限りその地位は揺るがない。

 その頃東の国で隠れ住む親子がいた。第ニ王妃とその息子のアベル王子だ。支援者の好意でこの家にいる。50万人葬った恨みは東の国の人々に強い。第ニ王妃やアベル王子を支援する者はいる。そして第ニ王妃やアベル王子は伯爵や伯爵家の経緯を知る。第ニ王妃派閥のことも知っている。アレン王子がマリエールと東の国の軍勢50万人を葬ったことも知っている。恨みが込み上げてくる。憎しやアレン、憎しやマリエール、憎しや国王、憎しや故郷の国、第ニ王妃とアベル王子の恨みは何時しか魔族にエネルギーを与える。魔族の身体に第ニ王妃とアベル王子の恨み、50万人の兵士の無念が積み上がり辺境伯領の兵士達の無念の地に魔王が生まれる。幸いまだ住民は帰っておらず防護柵もそのままだった。魔王の誕生で魔獣が活性化して各地で被害が出た。場所がアレン王子やマリエール、東の国にとっても因縁のある地だ。其処に魔王が出現する理由が兵士達の怨念以外に考えようがない。まさか第ニ王妃とアベル王子の恨みだとは思わない。

 アレン王子とマリエールに出撃要請が出た。アンドロイド2万も魔王を取り囲む。魔獣もいるが尽くアンドロイドに討伐される。

 第ニ王妃とアベル王子は東の国の支援者の家で暮らしている。何時しかその恨みは魔族に力を与え50万人が戦死した因縁の地に魔王として誕生する。

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