Lパート
森橋くんのいる時代は、作者にとってはとてもイヤな思い出が詰まっている時代設定である。土曜日配達はあるし、AMAZON当日便があるし、ワンオペ業務もあるし、鬼畜なサービス残業あるし、……。なによりも、”あいつが居た”というのがマジでシャレになっていない。
そして、それはこの現場で働く者達にとっても同じことであり、どんな会社に務めようが出会ってしまう事があるだろう。こいつを相手に半年以上、現場は戦っている設定だ。
「クソ野郎」
現場の人間達は異様に疲弊していた……。あるクソ上司に
「マジふざけんな」
あのクソ野郎について語るならば……。
こんな人の下にはつけないと辞めた・異動を願い出た人数は、ざっと50人以上。定年退職間際&高齢者の再雇用の人達の9割がついて行けなくて辞めた。一緒に働いた人が鬱病になって休職・退職すること、5人。四輪の委託業者達を軽んじて追い出した後、自分が抱えている委託業者を呼ぶも、……契約違反でソッポを向かれてしまい、現場を滅茶苦茶にする。なお、やって来てから2週間足らずの出来事。その事については、残った人達が頑張ればいいと開き直る始末。
「死ね、あいつ」
自爆営業の推進。営業実績を求めつつ。……何より酷いのが、こいつ個人は営業で何も成果をあげていない。とにかく、昔言われてるような無理難題な営業を配達員にする。個人面談と称して、20分ほどの説教とかもあった。
これは全体の事だったし、こいつにとっては大した事がないというのも、レジェンド級。あえて言うなら、ご贔屓にしてくれたお客様に喧嘩を売ってしまって、クロネコさんにお客様をとられるとかいう失態。……そこに、自分が軽んじて追い出した委託業者さん達が絡んでいるのが、またポイントが高い。
「全体ミーティングの必要ねぇだろ」
現場の士気下げが凄く、なんか相当自慢ばかりする人間。……道民出身でお偉いさんと繋がりがあるらしく、非常に扱いが困る人だったらしい。前に務めていたところでも多くの問題を起こしていながら、処分に困っていたから、ここに飛ばされたというか……事実。ここでも本来出されるべきなのに、この人を引き受ける場所が”半年ほど”なかったという、どーしようもない状態もあった。
そして、こーいう肉体労働の仕事だからこそ、作者も含めて疎い人もいるし、しょうがない人もいた。大卒至上主義ならどれだけマシだろうか?とにかく、学業・法律について、とても口だけは五月蠅く。頭を使って作業をしてください。くらいがとても優しい言い方であった。
「人減らして、同じ業務量をこなせってオカシイ。もう4人もウチの班で辞めたのがいるんだぞ」
集配営業部や郵便部の業務ができるのか?という問いに、……まるで何もできないし、何もしない!やることは全体ミーティングを開き、とても頓珍漢な事や自分の家族の話を言う。何か気に食わない事があれば、郵便体操を2回もやるとか。業務能力の低い人に残業代を払わない……のが、マシなレベルなのだ。
『超勤をつけるな!!するな!!』
『これから夜間応援です(作者)!できないですよ!』
『じゃあ、携帯端末を持たないで配達しにいけ!!記録上は、帰宅した事にする!絶対に超勤はするな!?お前の班は迷惑をかけてるんだから、それぐらいしろ!!』
『ふぁっ!?』
夜間応援がほぼ全部、無料です。……ガチの送料無料です。
『なんで日曜日のワンオペができねぇんだ!!?残業代なんて出さないぞ!!』
『無理ですって(作者)。なんで俺の班だけワンオペなんですか』
『ワンオペがこなせないのは、お前が〇卒の馬鹿だからだろうが!!能無しのゆとりが!!社会のゴミなんだよ!!ゆとり世代のカスが!!』
日曜日ワンオペ。残業代なし。およそ、16時間勤務。(8時間業務だから、8時間はサービス残業だったね)。そこから1時間、こいつに説教を喰らう。
なお、ワンオペになったのは、こいつのせいで多くの人が辞めたせいっていう……。
作者個人のエピソードだけでも相当語れるくらい、無能な癖して出しゃばってくるという。無能の中でも無能というか、……何もするなっていうのが正しいんですが。
それはそれとして
「僕はとっても優秀なんだよ!優秀なんですよ~」
上にはよく媚を売って、下はかなり貶す。
お前のどこが優秀なんだよって、当時を生き抜いた人達は思ってるくらいのクソ野郎でございます。
これよりも酷い上司は今後現れねぇんじゃないかって、自分の中でも思っているほどだ。
異動が決まった時の、現場の祝杯ぶりは凄いモノだった。
そう。多くの会社で、嫌というほど思い知ってしまう、……そんな人間がまだ、客として出会う分にはもう会わないという事もあるから、見逃せるのだ。こーいうのが上司・同僚・後輩だった時の、毎日毎食が闇鍋をするかのような会社の”人間関係”は、ホントに地獄である。
作者は絶対に絶対に絶対に、この時代には戻りたくないと叫ぶぐらいである。なんで仕事を辞めなかったんだ?っていう不思議な気持ちが、今でもあるのだが。あえて言うなら、”こいつが居なくなる”まで辛抱しようという周囲の結束がちょっとだけあったのが救いであり。ずーっといるわけでもないのだ。そこのところは、新人じゃなかったから知れた事だ。
前置きを挟みたいのは、そーいう輩がやっぱり会社に現れる。
いつ、どこで、……どんな状況で!
未来が全く分からないから、社会も全く分からない。
だから、こーいう奴と出会ったら、真っ先に逃げ出すのが正解である。……だが、こーいうのが抜けた時の幸せは勝ちではないんだけれど、……これも正解なんだと思う。中途半端に選ばないという気持ちが大事だ。若い時に知ったというのは、後に思えば、今が大した事がない。
”昔は大変だったんだよ”、っていう老害の台詞を、当時は吐きたくないと思っていたが。今はとても思えるぐらいなのだ。
◇ ◇
……郵便局に限った話ではないんだろうが、全社員が集まって、ミーティングをする。
……それは良いんだが
「一部長の住吉部長です!」
マイクを握っているのは、いつも部長一人だけであった。それは本当に全体ミーティングなのか?お前の単独ライブじゃないかと、みんなが心の中で突っ込んでいる。
「4月3日、午前9時!全体ミーティングを始めますよ!きびきび集まってくださいよ!ホント!!やるって言ってるでしょ!!」
全体ミーティング。集配営業部を全員、1か所に集める。
”抜出作業”や”車両点検”で全班同時にやらず、分かれてやっているのは、混雑する事が予測できるだろう。まず、60名以上の人間達が1か所に集まるのは、そこそこに時間が掛かる。そこに……
「班長は前!!先頭に立つ!!リーダーなんだから!!そして、綺麗に並ぶ!!」
軍隊的な拘りがあるのか、班長OR副班長は班の代表として、先頭に立たせ。その後ろに班員が綺麗に並ぶように言うのだ。ここまで来るのに、だいたい、7分ぐらいかかって
「お・そ・い!!お・そ・い!!きびきび動いて!!」
だから、それ意味があるのか?って思うだろう。そこから毎回始まるのだ。その日一番遅い班に対しては毎回、
「こーいう事もすぐにできない人達が仕事をできると思っているの!?ねぇっ!〇〇班長!!遅いよ、君の班!」
「はいはい……」
「会社の整列は基本なんだ!!子供できるような事も大人なのかい!君達は!!」
「はぁはぁ……」
面倒くせぇ話。整列はしっかりしろという言葉は、このミーティング意味があるのかって事を思ってる作者がホントに聖人扱いである。他はホントにどーでもいい。それが整列を乱したり、すぐに出来なかったりに繋がるのもあるんだろう。
なんやかんやで集まって、全体ミーティングを開始するのは10分掛かるのだ。(ちなみに今は、ウチの局では有事の際以外はないです……これほど開始が遅いのはない)。
「全体ミーティングを始めます!まず、今日のね……えーっ、物数は分かっていません!書留も数がまだ出てません!天気は快晴なので!早く仕事を終わらせるように!!」
当時はよくあった事で、今じゃあり得ないんだけれど。
当日に配達する物数が分からない事が多かった。深夜の時間帯の分まで物数が入っているようだが、朝ギリギリに入る郵便物の数が結局分からないし、”2パス”という定形郵便が道順に並んだ奴の数も、正確じゃないのだ。
だから、……物数が分からない状態で作業をするのが、珍しくないのだ。
物数が未知数なのに、全体ミーティングをする必要ないだろ!ってツッコミもそうだが
「だいたい、8万だろ」
「そっすね。アンバラはあるけれど」
現場の配達員は、”大区分”に掛かった時間と”2パス”の多さを見て、ある程度。区の物数については分かっているのだ。
「まず、営業の話!なんで切手やハガキの販売をしないの!?1人、1シート(10枚入り切手)、1人、10通以上のハガキの販売!!」
作者は営業をするタイプではない。ニュースにもなりましたが、あーいう恐喝染みた事も実際にありましたよ。今はないですよ(笑)。今の主流は
「荷物の奪還営業!!ゆうパックの確保!!」
現在は、クロネコ、佐川などが確保しているお客様からの奪還営業を主としています。そのため、お客様からクロネコさん達の取引を聞いて、見積もりをし、少しでもお得になるプラン(半年ほど)を提示するといった感じです。
ここらへんの話は詳しくないので、ザックリですみません。
企業中心の配達地域だと活発らしいですが、自分のところは住宅地がメインなので、利用客がそもそも少ないです。仕事って色々ありますし、その中で物流のご利用が全てとは限りません。
「なにをやっているんだ!毎日毎日!!君達はっ!!他の局や他の企業は、毎日成果を挙げているのに何をやっているんだ!!〇〇班長!どうすればいいと思う!?」
お客様にご利用されるためにどうすればいいかを考えないのか!?という問いはとても大事だと思う。なので、現場に行ってくださいよってこっちは返すので。局内にいる人は、どうしたって”受け身”の立場だから、営業に関しては多少の不利があると理解できる。だから、配達に出向く人達は営業ができるだろうという考えをする役職さんもいる。
【荷物の利用はないな~。俺達のところ、土木関係だし……切手買うくらい?】
【病院ですから大量の荷物を頼むことは、あまりないですねぇ】
【飲食店で荷物の発送!?え~っ……】
【また来たの!?あんた達!いい加減にしてよ!そんなにホイホイホイ、商品買わないよ!!】
配達地域によるが、業務上、利用をされていない会社はかなりの数なのだ。なんでも良いからアタックしろって言うが、さすがにしつこいとお客様にキレられる事もしばしば。
会社はピンチなんだからとにかく営業をしろって声、脅しは大事だと思うが。せめて、お客様を見てくれっていう状態。相手の事情だってある。
買わないという物を買わせるのは、その場しのぎのようでそうじゃない。だから、自爆営業に繋がってしまう。
何を伝えたいかって言ったら、
”お客様がやってないのに、自分達の会社を利用させろ”
というのは無理難題だ。部長の言い方だと、どの会社もクロネコや佐川を利用しているって感じだが、そーいうわけでもない。
あるにはあるが、そこからまたこ~……。郵便局の面倒なサイズ指定やら重さ指定。そーいうのを調べると、勝てる要素が少ない。小さい荷物・不定期で集荷の数が少ないなどは結構勝ち取れるらしいが、得られる利益とするならば……。ねっ。
だが、部長も部長。末端の社員が営業をあげないと、自分の成果には繋がらない。決して、悪く言ってるわけじゃないし、ほったらかせば末端の社員が危なくなるのも事実だ。
そんな話を5分くらいだろうか。奪還されてるところがないのに、奪還営業をしろっていう話だ。前にも書いたが、クロネコや佐川さん達は利益が見込み辛いお客様は、郵便局よりも高くてこっちは奪い取りやすい。逆に言えば、クロネコや佐川もその気になれば奪い返せるのだ。
奪って奪われの繰り返しで、奪われたらすぐに取り返して来いってのが、部長の言葉である。
配達員は営業マンじゃないし、作者も含めて、お客様が選ぶ事じゃないかって思ってる人が多い。だから、営業が停滞しているところもある。
「それと他局で交通事故が起きています!!」
営業の次は、管内で発生した事故についての話である。
これは交通事故・書留の紛失OR落失・郵便事故・ゆうパックの取り扱い・お客様対応などなど……色々であり、課長の方が話す事も多いです(現場の話)。
同じ仕事でも他局で起こった出来事なら、とりあえず、耳の中に入れておけば良い態度で問題はありませんが、自局で起こった事故についてはちゃんと聞きましょう。自分のところの班ならなおさらです。
「〇×局で信号のない交差点で左折をする際、右から来た自転車とぶつかり、相手方に怪我をさせています。左右の確認不足。一時停止線ではしっかりと止まって、相手の動きをしっかりと予測し、運転をしてください!!各班、終わったらSKYTの実施を徹底してください!!」
郵便局って意外な話、交通事故が多いです。ですが、事故カウントをしていない交通事故もあります。もらい事故なんかも交通事故として報告されます。
局平均で言うと、1年で5件の交通事故は発生していると思います。酷い時は、1年で12・3件の交通事故を起こしてます……。
上層部が怒るのは、事故カウントになる交通事故です。相手方を怪我させたとかあれば、大変です。二輪・四輪に関わらず、交通事故は本人が不幸になります。絶対に起こさないように、もらわないようにしましょう。
「ちゃんと話を聞いてる!!君達ねぇっ!!」
運転というのは技術は必要だけど、体力・精神の安定がより必要である。(分かりやすく言えば、健康である)
これは作者の思うところであり、それと否定するように。嫌な部長というのは
「私が交通事故について話しているんだよ!!君達にも家族がいるだろう!!子供がいるだろう!!友達がいるだろう!!今日、会えなくなる!人生が変わってしまう事もあるんだよ!!」
聞いてる聞いてる。……長引かせるな。
「私には2人の子供がいて、一人は〇×大学というとても優れたところに受験するんだよ!!君達みたいな配達員が!!こーいう交通事故を起こして!!子供を!!周りを!!傷つけられたら迷惑になるんだよ!!」
……仕事の話じゃなくて、家庭の話をしやがる。
「……早くしてくんねぇかな(俺ん家、子供が小さいから早く帰って飯作らないといけないんだけど)」
「何度目ですかね……(また家族・学歴マウントですか)」
小言でぼやく現場の人間は大勢。
それを知っていても、自分としてはそれこそが幸せだと思ってか。
「交通事故は、自分を守るためと思って聞けよ!!!いつ起こるか、起こすか分からないんだよ!!このミーティングは!!これは!!交通事故を抑止するためですよ!!」
ちな、この部長が就任してた時代が、実は局内での交通事故の歴代最多を叩き出した。という笑い話である。
「郵便局員って、こんなに運転が荒いんだ!こんなに態度が悪いんだって思われたら!会社はおしまい!!お客様の信頼を得られなければ、仕事は成り立ちません!!いいですか!!いいですか!!いいですか!!」
お前の話が長すぎるんだよ。しかも、ほとんど精神論に値しないものっ……。
「仕事をする幸せ!!家庭がある幸せ!!お金をもらう幸せを実感する!!感じ取れないんですか!?あなた達は働いているんでしょ!!だったら、交通事故を起こさない!!郵便事故を起こさない!!まずは心から!!気持ちから!!精神から意識!そこから作らなきゃいけないんです!!君達みたいな人間にはね!!ホントに!!」
お前も、上司がこんなムカつく幸せを知れよ。
…………
そんなこんなで毎日、部長の単独ライブが15分ほど。全員の動きを止めて行われる。
いちお、言うが。局によってミーティングの仕方も違うし、全体ミーティングを取り入れない時期も私達はありました。それはその時の、部長達によって異なります。
【全体ミーティングをせず、”大区分”、”道順組立”に注力してください。その方が”配達業務”にも余裕ができると思います。……もちろん、交通事故を起こした時などはしかるべきミーティングはしますけれど】
こんな感じで諭す系の部長をやって来た事もあります。
今風で言うと、部長ガチャって奴です。
◇ ◇
「な、長いですね……」
「住吉の野郎が配属されてからな……」
ウンザリ過ぎる全体ミーティングが終わる。
これでミーティングが終わりかと思いきや、
「はい、集まって~。班ミーティングするよ~」
今度は班単位でミーティングをする。
新人の内はこちらが大事だと思ってください。基本的には全体ミーティングの復唱、テキトーなSKYTの実施をしていますが、
「昨日なんだけど、転出の確認をしてないからいくつか配達されてたぞ。転居届が出たところは、ちゃんと現地確認して、残ってる郵便があれば回収しろよ。期日が来た転入転出はちゃんと机の上に出しておけよ」
班内で起こった”小さなトラブル”、”怠慢な業務の注意”、”情報共有”、”業務運行”といった事は、この班ミーティングでだいたいやってます。
面倒くさいお客様とかの話もここでしています。新人の時は、へ~で構いません。こーいう軽い口で話す情報共有は、畏まったところなく気楽にやります。
こーいう事がない日だってあります。
「それと提出物!携帯の使用の書類、書いてくれよ」
学校であったように、”郵便”じゃない提出物もいくつかあります。色々、紙をムダにしているようなものまで……とは言えませんけれど。
「森橋くんは気楽にやってね。1週間は山口が指導役として、補助してくれるから」
「は、はい!」
一点。これは班によって異なり、作者のところはちゃんとあるんだけれど。
”業務運行”について書いておきます。これは班の難易度にもより、色んな構成がされています。ここにいる新人を除いた配達員達は確かに経験がありますが、人によって”業務能力”や”通区率”が異なります。
それによって、いくつかの班の特徴が出てきますが。4つのパターンに分けます。
Aパターン。
配達員、全員が3区以上の通区率を持っている。
局内の理想としては、これがベストとされています。みんながみんな、”業務能力”に差があっても知っている区が多い人ほど、安定していて良い班とされます。お互いに相談がしやすく、ここに配属された人は結構な当たりです。何事も相談できるのは、仕事においては助かります。周囲もお手本として思っています。
Bパターン。
班長、副班長、役職がちゃんと機能されてる班。
班としては成熟していない状態ですが、これから班内の配達員を”通区”させて、Aパターンを目指すといった段階の班です。比較的、若いチームって感じに思ってください。最初は辛いと思いますが、伸び代はとてもあります。ですが、一つ間違えるととんでもない事になるので、ここに入った人が大変だけれど、頑張らないとホントに悲惨です。
Cパターン。
依存している班。
Bパターンが悪い方向に向かった時になる班の1つです。ただ、決して悪いわけではないですよ(いちお)。班としてほぼ成熟していますが、負担がかかり過ぎてる人間がいる班と考えてください。こちらの場合、配達員のほとんどが”配達地域を固定”されています。
悪い点だけをあげれば、”通区率”は給与にも影響があるので通区し辛い班は、正直に言うと、新人さんなら考えた方が良いかな……って思います。
良い点をあげれば、”通区率”さえ良ければ、”配達地域を固定”されやすいので、個人の仕事ととしてみれば、大分楽になるというメリットもあります(負担になるのは色んな区を任される奴だけど)。
Dパターン。
個人個人の班。
Bパターンの悪い方向に向かった時になる班ですが。基本、配達員個人で業務をしてます。”他区応援”などのような事が一切なく、ドライな班って言いましょうか。もう勝手にやれよって感じです。その日任された事は全て、担当者がやれって話です。自分が関係ないトラブルに巻き込まれる事もあります。ちょっと仲が悪い感じですが、ちゃんと業務をこなせれば特に問題はないと思います。
デメリットとして、担当する配達地域によってキツイや楽が存在するのに、周りの助けをもらえない。
メリットとして、こーいう形になる班は比較的に配達の難易度が優しいです。業務運行なんかしなくても、休憩時間はタップリととれます、定時で帰れます。といった感じの班です。
ただ、我の強い人が結果的に多くなりますので、苦手な人もいると思います。
郵便局に限った話ではないと思いますが、一緒に働く班の様子って働き続ける上で大事になると常々思っております。




