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卬之節 拾


     Side Shou


 自宅の扉を前にして、翔は帰るのを躊躇った。

 だが、帰らねばならない。

 吹き抜けの廊下から仰ぐ空は、青空と夕焼けが混じり合う紫色だ。

 あの後、支部に帰還するや宿泊室のひとつに閉じ込められること約十時間。聴取だけでも計六時間に及んだ。やっと解放されたと思いきや、逃亡防止用の呪紋を腕に刻まれた。GPS発信器のようなもので、少なくとも孤月と巍狼からはこちらの位置が丸わかりらしい。なるべく支部内にいるようにとも告げられたが、あまりの肩身の狭さに耐えられなくなって、帰ることにした。いまはその選択すら少し後悔している。

 ……と、懊悩に脚を掴まれている翔の目の前で、ドアは内側から開かれた。


「翔くん?!」


 麻霧零子だった。眼鏡の奧の瞼を円くしたかと思いきや、小脇に抱えていた何かをサッと背後に隠した。


「零子さん、なんで……」


 ここに、と問うより先に、腑に落ちるものがあった。零子とは聴取のさいに何度か顔を合わせてはいたものの、終了を告げに来たのは巍狼だった。その後は姿を目にしていない。凰鵡や維への聴取がまだ続いていると聞いていたから、てっきりそっちに掛かっているものとばかり思っていたが…………


「ごめんなさい。みちさんの鍵を使いました。彼のものが整理される前に、貸していた本を返してもらおうと……」


 噓だ、と翔は思った。本人も苦しいと自覚したのだろう。言葉を切り、視線を落として黙り込んだ。


「おじさんの、大事な何かですよね。オレには隠さないでください」


 零子の表情が、いっそう悩ましげなものになる。

 さらに三〇秒ほどの沈黙が流れた──三〇分だったかもしれないが、翔は黙って答えを待った。


「かならず、約束してください」


 諦めたように零子は肩を落とし、隠していたものを差し出した。

 『DIARY』──日記帳だった。分厚い革の装丁で、ナンバーロックまで付いている。いかにも几帳面な叔父らしい代物だが……


「読み終えたら必ず破棄して、この世から消してください。出来れば中身のことも忘れて、誰にも漏らさないように。それがあの人の最後の願いです」


 零子の口調はあくまで穏やかだった。だがその言葉の強さに、翔は即応できなかった。



     Side Yui



 翔が家に帰り着いた頃、維もまた自宅のあるアパートに戻っていた。理由も翔と同じだった。姉貴分として凰鵡を慰めてやるべきなのだろうが、そんな気さえ起こらなかった。

 久しぶりに、ひとりで浴びるほど酒を流し込んで、気を失ってしまいたかった。


「ユイ」


 扉の鍵を開けようとしたところで、横から声を掛けられた。

 ハウザーがいた。ひどい痣まみれだったが、それでも佇まいはしっかりしていて、その姿が維には頼もしく見えた。


「たいへんだったわね、アンタも」


 凰鵡と翔、そして《室長》が救助されてから三時間後に、斗七山と桔梗もまた第一支部に到着した。誰もが満身創痍だった。遅きに失した援軍だったが、彼らを責める者はいなかった。


「うん。けれど、明日の朝には本部に帰ることになった。その前に、きみのことが心配で」


 《オメガ事件》のときにも、こんな状況があったな、と維は皮肉っぽく微笑む。本当は隙を見て縒りを戻そうと狙っているのではないか、などと邪推する。

 それでもいいか、と思った。今なら、この男になら、甘えてもいいか……と。

 付き合ったのは本部に出向していた頃の短いあいだ。それでも「顕醒がいなかったら……」と、何度も考えさせられるくらいには、一緒にいて心地のいい相手だった(もっとも、そんな本心を見抜かれて、向こうから身を退かれてしまったワケだが)。


「そう。ありがと……寄ってく?」


 鍵を解き、扉を開いてみせる。

 だがハウザーが是非を返すより早く、ふたりは弾かれるように、同じ方角へと眼を走らせた。


(なんで──?!)


 疑念を胸にアパートを飛び出し、屋根へと舞い上がり、さらには向かいのマンションの屋上へと飛び移った。

 月を背にして、偉容が佇んでいた。


「Jesus!」


 ハウザーが維を庇う位置に立つ。

 が、それを押しのけるように、維がさらに前へと出る。


「アンタ、いったい何がしたいのよ?!」


 怒号を叩き付ける。


「こっちを助けたり邪魔したり! 強いんだかなんだか知らないけど、そんなんだったら……!」


 うくっ、珍しく言葉を詰まらせ、維は涙声を呑み込む。


「そんなに強いんだったら、顕醒の代わりにアンタが全部やりゃよかったのよ!!」

「ユイ、やめるんだ!」


 いまにも挑み掛かってゆかんばかりの維を、ハウザーが羽交い締めにせん勢いで引き留める。

 そんなふたりを、怪僧はただ黙して眺めているようだったが……不意に、右手を前へと伸ばした。


(なに──?) 


 その意味するところを、維もハウザーも図りかねて、しばし硬直する。

 雲水の指は、維の腹を差していた。


「……え?」


 やがて、天啓にも似た確信が、維を突き動かした。



     Side Syuri



「私が……本部に?」


 聴取が終わり、拘束が解かれた直後に巍狼から告げられた辞令を、朱璃はオウム返しにした。

 ほとんど反芻だった。一度で消化しきるにはあまりにも唐突で、強引に聞こえた。


「天奉さん以外の斗七山と桔梗は、明朝に帰還されます。それに同行してください」


 事の顛末を把握した本部の判断は、いまの朱璃にとって、あまりにも残酷なものだった。

 紫籐と顕醒の殉職によって欠落した戦力を埋める措置として、孤月と天奉のふたりが第一区支部に合流。そして臨時だった巍狼が正式な副支部長として任命された。

 支部長補佐の自分がいながらに……零子を支えてきた自負があるだけに、納得しきれるものではなかった──たとえ相手が本部組で、零子の直弟子で、《智七山》だとしてもだ。


「これだけは、信じてください」


 言葉を選ぶように、巍狼は続けて告げた。


「この辞令には、あなたを更迭したり、この支部から排斥する意図は、決してありません」


 本部行きと言えば普通は栄転である。だが朱璃にとっては左遷と同義であると、巍狼も分かっているのだろう。その口調は断じて、現支部長補佐を嘲笑うものではなかった。


「じゃぁ、どうして……」


 ゆえに朱璃も強くは反論できず、ただその真意を問うしかない。


「本部のほうで、あなたという存在を詳しく解析する必要があると判断されたためです。支部長がお帰りになりしだい、詳しく話してくださると思いますが……」


 歯切れの悪い切り方をしてしまったことに巍狼が目を泳がせる。朱璃が「どういうことです?」と問い詰めると、その勢いに圧されたか──


「どうか落ち着いて聞いてください」


 ──苦々しげに言葉を紡いだ。


「凰鵡さんと朱璃さん……おふた方の証言と記憶を検証した結果、あなたが生存している事実は有り得ない、という結論に達しました」


 朱璃の視界が、揺れた。


「つまり……私は……」

「……あなたは間違いなく、凰鵡さんの霊力の暴発で、死亡しています」



     Side Ormu



 『紫籐・大鳥』のネームプレートが掛かった扉を前にして、凰鵡は深呼吸をした。

 聴取から解放されたのはついさっきのこと。それまでのあいだ翔とはおろか、朱璃や維との面会すら許されなかった。

 途中からは、自分が何を応えたのかまるで憶えていない。

 紫籐が殉職した──零子と巍狼からその事実を報された瞬間、凰鵡は目の前の机に突っ伏し、声を張り上げて泣いた。

 彼の死に対する哀しみだけではない。翔に放った自分の言葉を、悔やんで、悔やんで、悔やみ続けた。

 翔に謝らなければ──兄がいなくなった悲壮感より、残された維の心配より、友への罪悪感が凰鵡を動かした。拘束が解かれるや、支部内に翔を探した。帰宅したと聞いてすぐに外出許可を申請し、遮二無二、彼の家を目指して走った。

 メールや電話で謝ることも出来た。だが、どうしても顔を合わせたかった。それが〝親友〟として成すべきことだと思った。

 インターホンを押す。少しあって、無言のままロックが解除された。カメラでこっちの顔は認めたようだが…………


「翔、いるの?」


 おそるおそる玄関をくぐる。出迎えはない。灯りも点されていない。だが廊下奥の扉の向こうに人の動く気配がある。

 機械の駆動音が聞こえた。ザリザリ……と紙が破砕される音が混じる。電動シュレッダーの音だ。この家に来るのは初めてではない。リビングに置いてあるのを知っているし、支部の事務所にも同じものがある。


「おじゃまします。翔……?」


 廊下を渡って扉を開ける。案の定、翔はそこにいて、壁際のシュレッダーに向かい、手にした厚い本から一枚ずつ紙を投じている。

凰鵡のほうを見ることも、声に応じることもなく、ただ黙々とページを破っては葬ってゆく。

 その本がなんなのか、凰鵡は知らない。客観的に見ればあまりにも不可解で不気味な光景だろう。だが凰鵡はそう思わなかった。

 なにか理由があるのだ──今なら、そうおもんぱかることが出来る。

 翔は泣いていた。暗い部屋のなか、頬を伝って顎から床に落ちてゆく涙の軌跡が見えた。


「翔、それは──」

「来るな」


 近寄ろうとした凰鵡を、鋭い声が制する。


「すまん。あと少しで終わるから。それまで……」


 立ち竦んだ凰鵡を気遣うように言葉が重ねられる。


「翔……翔、ごめんね……!」


 凰鵡には待てなかった。足こそ止めたものの、唇は堪えようがなかった。

 紫籐の死を知らなかったこと。翔のつらさに気付けなかったこと。自分のことしか考えず一方的になじり、あまつさえ「絶交」とまで口にしてしまったこと。鼻をすすり、涙をぬぐい、何度も言葉を詰まらせながら、ひらすら詫びた。

 その間に、翔は最後の一頁を裁断機に投じていた。そして虚ろになった革表紙を足下のゴミ箱へと落とすや、突っ伏すように、力なく壁にり掛かった。


「翔──!」


 凰鵡はその背中に駆け寄り、シャツの裾を握りしめた。


「ごめん……本当に、ごめんなさい。この通りだから、お願い……」


 膝を床に付き、取り縋って拝むような姿勢になる。

 返事が欲しかった。出来るなら、それはゆるしであって欲しかった。もし、もとの親友に戻れるのなら…………


「何でもするから……お願い。ボクのこと、嫌いにならないで」


 だが、応えは返ってこない。その態度に、凰鵡の心は反発するどころか、ますます混迷を濃くし、罪悪感の底へと沈んでゆく。自分達の仲がこじれた原因は、もっと、もっと根深いところにあるのだ、と。


「ボクと朱璃さんのことが嫌なら、ボク、諦めるから……」


 許しを請うためにみずからの過ちを探す思考回路は、またしても心の奥に抱えていた疑念へと直結する。


「朱璃さんのこと、翔にあげるから──」


 彼女を物扱いするような言い方など、普段の凰鵡なら絶対にしない。疲弊した理性と友への執着とが魔となって口を差し、走らせていた。

そして魔は時として、理性や優しさによって曇らされていた真実を曝き、無垢なる盲信に対して、その過ちを突きつける。

 凰鵡もまたこの瞬間、自分の考えがまったくの的外れであったことを思い知らされたのだ。


「────?!」


 数秒のあいだ、何が起こっているのか凰鵡には判らなかった。

 唇が塞がれていると気付いたときにも、頭が真っ白になっていた。

 思考が戻ったのは、ソファに押し倒されたときだった。


(翔……ッ!)


 叫べない。突然すぎる出来事に、全身が力を失っていた。

 違った──凰鵡は抵抗するのをやめていた。自分と翔との力の差なら、反撃は容易い。

 それでも、あえて、されるがままになることを選んだ。

 鼓動は痛いくらいに激しく駆け、息は止まりそうになる。

 驚いた。怖かった。その一方で「そういうことだったのか」と納得し、受け入れようとしている自分もまた、たしかにいたのだ。

 翔が好きなのは朱璃ではなく、自分だった。

 その想いに気付いてあげられなかったことを悔やんだ。そして翔を、可哀想だと思った。


(ごめん……ごめんね……)


 翔は今まで、どんな気持ちで自分と一緒にいたのだろう。どんな想いを抱きながら、自分と話をしたり、手を繋いだり、一緒に風呂に入っていたのだろう。

 ひょっとしたら、それはもの凄く苦しいことだったのかもしれない。

 その苦しさを隠しながら、ずっと自分を受け入れて、支えてくれていたのだとしたら……彼がこれ以上、苦しまなくて済むように、今度は自分が彼を受け入れてあげる番だろう。

 それが、知らず知らずのうちに傷つけ続けていた親友への贖罪になるのなら。

 服がまくり上げられ、胸が露わにされた。

 そこに来る愛撫を、凰鵡は覚悟して待った。

 ──来なかった。


(……翔?)


 凰鵡は瞼を開いた。

 翔は、凰鵡のみぞおちに額を埋めるようにして、項垂れていた。

 どうしたのだろう、と当惑してしまう凰鵡の目の前で、震える手が、服の裾をもとへと戻してゆく。


「すまん……ホントに、すまねぇ……」


 凰鵡から体を離し、翔は俯いたまま立ち上がった。


「翔──!!」


 凰鵡の叫びは、その背中を掴み損ねた。

 翔は部屋を飛び出していた。


(……しょう……)


 茫然としたまま、凰鵡は閉ざされた玄関の残響を聞いていた。

 なぜ、このときすぐに追いかけなかったのか──それは凰鵡自身にも分からなかった。



     Side Yui



 維が支部に駆け戻ったとき、零子もちょうど正面玄関の沓脱くつぬぎを上がったところだった。


「零子さん!」


 叫び声で振り向かせる。


「維さん? ハウザーさんも。どうされました」

「いえ、私にもよく──」

「ごめん眼鏡外して! お願い!」


 まだ事態が呑めていないハウザーを押し流すように捲し立てて、維は服のすそを捲りあげて、素肌の腹を曝した。

 一瞬驚いた零子だったが、維の剣幕に何かを察してか、呪灰のレンズを眼前から取り払った。


「…………うそ」


 円く見開かれた瞼は、怖気立っているようにも、歓んでいるようにも見えた。

 その表情で、維の確信は、確定に変わった。堤防が決壊したかのように、両眼からハラハラと涙がこぼれ落ちた。


「レイ、どうした?!」

「維さん何が──?!」


 先だっての大声を聞きつけて、廊下のあちこちから人が集まってくる。

 朱璃、巍狼、タヌキ先生、孤月、斗七山の面々、それ以外の支部員達………

 衆目のなか、零子は息を整えて、穏やかな声で確かめた。


「顕醒さんの、お子さんですね?」


 ざわめきが場に満ちた。

 維は言葉もなく、こくこくと肯いた。



     Side Shou



 何処に向かっているかなど、どうでも良かった。

 ただ走り続けた。少しでも凰鵡から(そして自分からも)逃げたかった。

 我に返ったとき、翔は見知らぬ河川敷に身を投げ出し、滲む星空に向かって号哭ごうこくしていた。

 虚しかった。苦しくて、あまりにも自分が情けなくて、惨めだった。

 本当は誰かに抱きしめて欲しかった。この喪失感を忘れさせてほしかった。誰かに愛されたかった。

 だが、愛してくれた唯一の人は、もういない。

 愛して欲しかった人のことも、みずから振り切ってきた。

あのまま抱いていればよかっただろうか──出来るはずがない。

 凰鵡は耐えていた。振り払うことなど容易いはずなのに、こっちを傷つけまいとして、あえて体を差し出していた。そのことに──これは同情に付けこんだ愛情の搾取だと──気付いた瞬間、翔は自分を許せなくなった。

 ずっと欲しかった。ずっと悔しかった。だとしても、そんな下劣極まりない手段であいつを手に入れて、それでいいのか?

 誰ひとり自分を愛してくれなかったとしても、他人を踏みにじるような男にはなりたくない──畢竟ひっきょう、大鳥翔とはそういう美学と自尊心とで己を支えてきた人間だった。

 それは強さであり、同時にもろさでもある。報われぬまま、喪失だけを経てきたプライドが限界を迎えつつあるのも、また事実だった。

 両親……クラスメート……恋人……そして誰よりも身近に感じていた叔父──その叔父の真実が、翔の精神にとどめを刺した。

 あの日誌の中身は、翔がひと欠片も感じたことのない、叔父自身の激しい情念の記録だった。真面目で几帳面で、優しい紫籐導星という人の内面を、翔ははじめて目の当たりにしたのだ。

 本当に、疑ったことすらなかった。いつのどの記憶を引っ張り出してきても、それらしい言動は見当たらない。末期の言葉すら父のそれと同じであったがために、ただ肉親の情から出たものとばかり思っていた。

 彼は死ぬまで隠しきったのだ──自身が同性愛者であり、その情愛の矛先が甥であるという事実を。

 だが、そのことを知っても、翔に恐怖や嫌悪はなかった。


(おじさん……マジでスゲェよ)


 心からそう思った。死ぬまで自分にそれを悟らせなかったことを尊敬し、感謝すらした。


(けど、ごめんな……オレはやっぱり……)


 翔自身は異性愛者だ。両性具有である凰鵡の男性面をも愛せるかと問われれば「判らない」と答えるほかない。そしてよしんば愛せたとしても、それは相手が〝凰鵡だから〟である。

 もし紫藤導星という人の情愛に気付いていたら、これまでのような信頼関係を保ちえただろうか。おそらくは、もっとギクシャクしたものになっていたはずだ。

 叔父もそれを理解していたからこそ、あの日誌にすべてを封印したのだ――己の本心を知ってもらうことよりも、叔父と甥、師と弟子としての関係を守るために。

 そして、翔は



(オレ、どうしたら……)


 叔父のような境地に到れなかった自分に、翔の胸はまた苦しくなる。少し醒めてきた頭が、これからのことを悩み始める。

 どんな顔をして凰鵡に会えばいい? あいつの口から、みんなにも知られただろうか。いっそ逃げてしまおうか。しかし呪紋で追跡されているのなら、いずれ誰かに捕まるだろう。なら、誰かが探しに来るまでここで不貞寝でもするか。それとも、潔く恥をかきに帰るか。

 そのときだった。

 がしゃん────あまりにも絶望的な音が、翔を包んだ。



 大鳥翔、消失──維の懐妊によってささやかに取り戻された第一区支部の活気は、その新たな凶報によってひと息に薙ぎ払われた。




『降魔戦線 -warriors in the darkness- 5 鬼ジン編』了


最後までお読みいただきありがとうございます。

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