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美女ダイ特化  作者: 椿 桜


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第二章 前編

~6話 毒に犯された男~


なぁ、あかり

これからどうするよ

あかりが望むなら、何でも俺が用意するからさ


「その前に一つ聞かせて」


何でも聞いてくだへい


「何で、私をクローンだと見抜いたわけ?

 それに、殺した婦人も人間では無いから

 躊躇無く撃ったんでしょ?」


あー、その事ね

スーハー

うし、姉御の頼みなら教えますとも


俺さ、美少女ロボット系のオタクなんだよ

何百、何千体と見てきた

だから、俺には分かるんだよね

男は見分けられないが、女は100発100中よ

この唐辛子にかかれば、見抜けない女は居ない!


「それを自信満々に言うのもどうかと思うけど」


俺からも質問良いっすか?


「答えられる範囲なら答えてあげる」


何で、この島には人間の女が居ない?


「さぁ?何のこと?」


あー、とぼけちゃうんですか

姉御

俺に隠し事するのなら


チャキ


「どうして、私に銃を向けているの?」


主人に隠し事するなんて、悪い子だ


パァン


はぁ、別の女買うか

ま、この島なら女は幾らでも金で買えるみたいだし

その内、俺好みの女が見つかるだろ


金がある奴こそが正義!!


「奴は、墜ちたか。だから、止めてやったのに

 バカな奴だ、唐辛子 裕一郎」


ん?今誰かに見られていた気がしたが…


コンコン


誰か来たのか?

めんどくせーな


俺は、後ろポケットに銃を忍び込ませながら

玄関の方に向かった


はいはい、今開けますよ


ガチャ


うお、大勢で何の御用でしょうか


「我々を知らないのか?」


すみません、島に来たばかりの者で

存じておりませぬ


「我々の名は、、、とその前に後ろに忍ばせている手を止めよ

 下手な動きをしたら、脳天ぶち抜くぞ?」


いつの間にか、俺の後ろに誰かが居た

後頭部に銃を突きつけられている

奴らの仲間か


とんでもございません

何も致しませんよ

一人でこの人数を相手に出来るとでも?


「嘘はもっと上手く言うべきだぞ。このプリテンダー野郎が

 まぁいい。だが、次おかしな動きをすれば

 即刻 脳天ぶち抜くからな」


だから、何もしませんってば

で、貴方達は何者で用件は何ですか?


「我らは〈吸塵ガイア〉

 土地をあるべき姿に戻す組織だ

 貴様らのような、ゴミ同然の住人から土地を取り戻す

 人間が開拓し汚染した結果 土地は荒れ果てた

 クリーンな土地を我らが取り戻す!!」


つまり、何が言いたいんですか?


「はぁ、これだからバカは嫌いなんだ

 おい、あすか 説明してやれ」


「隊長!めんどくさくなったからって、私に投げないでくださいよー

 もう!!」


こいつもクローンか

だが、中々上玉だな

調教しがいがありそうだ


「ヒッ、何でニヤけてるんですか。気持ち悪い」


あすかと言ったか?

俺の女にならないか?

金なら幾らでもある

そんな奴らより俺と一緒に居た方が幸せだぞ?


「いえ、お断りします

 隊長、この人撃って良いですか?」


「気持ちは分かるが、ダメだ」


絶対こいつを手に入れてやる

強気な女ってのはそそるんだよな


「あの、声漏れてますよ?

 えーとですね 隊長が言いたかったのは

 この土地を明け渡すか、死ぬか

 好きな方を選べ

 3日猶予をやるって事です」


君が俺の者になってくれるのなら

今すぐに立ち退いても良いが?


「おい、黙って聞いていれば

 私の妹に手を出そうとするな。このゲス野郎が」


俺の背後に立ってたのは、この女の姉か

姉妹揃って調教するのもありだな

えへえへへ

金になびかない女なんて居ねーんだよ


「3日後、再度返事を聞きに来る

 良い返事を聞けることを願っているよ」


変な組織が、何処かに行ったのを確認した後

俺は、あの姉妹を手に入れる方法を考えることにした


「良い感じに適応してるわね

 唐辛子 裕一郎

 流石、私が選んだお·と·こ」


ブルル

何だ、背筋に悪寒が

まぁ、いい


勤務時間までは、まだ余裕があるな

美女販売店に行けば、売ってるかもしれない

待ってろよ、俺の子猫ちゃん達

ジュルリ

あんなことやこんなことしまくってやる

想像するだけで、興奮してくるな


~美女販売店 着~


「へい、らっしゃい。ん?この前のあんちゃんじゃないか

 詳しくは聞かないぜ。そんで今日はどんな娘をお探しだい?」


あすかって女とその姉が欲しいんだが、売ってる?


「おいおい、まさか〈吸塵ガイア〉の猟猫姉妹じゃないだろうな?」


ん?あぁ、確かそんな感じの組織名だったな

で、売ってる?


「あぁ、だが妹は1000万円 姉は1350万円

 併せて2350万円だぞ

 分割は対応して無くてな一括払いのみ

 超々プレミアの姉妹

 それでも、買うってのかい?」


今は、手持ちが無いからさ

でも、売ってはいるんだね?

近いうちに買いに来るよ


「本気で買う気なのかい?

 俺としては、金さえ払ってくれれば何でも良いが、、、」


あぁ、俺好みにぐちゃぐちゃにしてやりたいからさ

俺の雌奴隷として調教して飼うつもり


「ハッ、イカれてんねお客さん」


褒め言葉として受け取っとくよ


さて、どうやって金を調達するかな


「そこのお·に·い·さ·ん」


ん?誰?今急がし…あ、あんたは受付に居た人か?


「まぁ、覚えててくれて嬉しいですー♡

 今すぐ~大量にお金が稼げるお話があるんですけどー

 聞いていきませんか?」


そんなに、接触されると俺も抑えれないよ?


「抑えなくて良いって言ったら?

 (耳囁き)私と楽しいことしましょ♡」


そっちがその気なら、、、


「やったー♡山の方に秘密のホテルがあるのでー

 そこに行きましょうか♡」


何しても良いんだよな?


「もっちろん♡

 (耳囁き)メチャクチャにして欲しいな」


よーし、分かった

後悔しても知らないからな?


(はい、完全に墜ちた。こいつチョロすぎ

 このまま…)


こうして、俺は破滅の道を更に突き進むのだった


次回、性欲の権化ー元には戻れないー


次回予告


あぁん、激し♡ 乱れる女


一言


えっっっろ


~7話 性欲の権化ー元には戻れないー


お嬢さんの名前は、何て言うんだ?

俺はとう…


お嬢さんが俺の唇に指を当てた


「唐辛子 裕一郎さん。名前は知ってますよ

 私の名前は、海森 久遠

 久遠って呼んでくれますか?」


久遠ちゃんね

何で俺の名前を知ってるの?


「名前だけじゃ無いですよ。

 裕一郎さんのことは、何でも知ってます

 でも、そんなことより今は楽しみましょう♡

 ほら、着きましたよ

 私、もう待ちきれない(モジモジ)」


久遠ちゃん、そんなに欲しかったの?

それなら、早速始めよう…え?


ドンッ


俺は、久遠ちゃんに後ろから突き飛ばされた

ホテル入り口のフロア床が開き、穴に落ちた


「まるで発情期の猿ですねぇ。ま、だから貴方を選んだわけですが

 精々、私の役に立ってくださいね

 記憶の書き換え、人格改変スタートです

 さぁ、ショータイムのお時間ですよ」


は?

何つった今

ダメだ

意識が遠のいていく

この…香りのせいか…睡魔が…

俺は…


この後、何が起こったのか

唐辛子の映像にも残されてはいなかった

それも、その筈

彼は、一週間 昏睡状態になっていたのだから


著書『幸せのユートピア郷事件』


第二章 空白の一週間


これは、私が海森に直接取材した際の供述の内容である


聞きたいことは山ほどある

だが、まずは明らかにしておきたい

自ら命を絶ってしまった唐辛子さんのためにも

何故、唐辛子 裕一郎という人間を選んだ?


「私が、それを答えると思ってるんですか?

 黙秘します」


なら、こちらも手段は選んでられないかな

君の弟さん 入院しているんだろう?


「霧夜に何をするつもりだ!」


おやおや、そんな血相を変えてどうしたんですか?

ま、海森さん貴方の態度次第ですよ


「クッ、卑怯な奴め。霧夜には、絶対手を出すな

 全部話すから!だから、弟は巻き込まないで

 お願い…します…」


はい、言質取りました

録音してますから

それと、ブラフのつもりだったんですがね

まさか、本当に入院されているとは

言ってみるものですね


(鋭く睨み付ける)


そんな顔されてもねー

さて、取材を再開しましょう

もう一度聞きます

何故、唐辛子 裕一郎を選んだ?


「人間の女に全く相手にされず

 美少女ロボットに逃げたオタクだからよ

 こいつなら、金と環境さえ与えれば良いモルモットになると思った

 結果は、あんたも知っての通り大成功よ(高らかに笑う)

 ま、私にとっても想定以上だったけど」


バンッ(机を叩く音)


海森、お前は人をなんだと思っているんだ!

お前のせいで、人が死んだんだぞ!!


「だから?私は、人の願いを叶えてやっただけよ

 私のね、本来の標的はあんただったのよ

 正直 丸

 あの男は、その為の実験体に過ぎなかった

 私がやったことの何がいけない?

 あの男は、自殺なんでしょ?

 なら、良いじゃ無い

 幸せのまま死ねたんだから

 本望でしょ」


待て、俺が本来の標的だと言ったか?

どういう事だ

それに、唐辛子さんはお前のせいで追い詰められて

自ら命を絶ったんだ

それが本望?ふざけるのもいい加減にしろ


海森という女は、想像以上に狂っていました

悪びれる様子も一切無く、自分は正義の行いをしたのだと

この著書を読まれている貴方も、良い気分では無いでしょう

ですが、これは実際の取材の内容です

どうか、この事件の顛末を最後までも見届けてください

一人でも多くの方に、知っていて欲しい

同じ過ちを起こさないために

では、続きをご覧ください


「あんたは、美少女を買いたいって神頼みしていた

 その願いを叶えるために、お膳立てをしてあげていたのよ」


何故、その願いを知っている?

(青ざめる顔)


「海森神社

 この名前に心当たりは?」


願いが叶いやすいと有名な神社

SNSでも、海森神社で願ったら叶ったとの声が多数

私も、一度だけ、、、

なっ、まさか海森

お前の神社なのか?


「ご名答

 気付くのが遅すぎる

 代々、海森家はね

 人々の願いを叶えてきた

 現在の宮司がこの私

 つまり、あの男が死んだのはあんたのせいなのよ

 ぎゃははははははははははははははは!!!!!!」


私のせいで…

いや、そんなことは無い

そんなことがあってたまるか!

私が、人を幸せにしようと思い建設した島を

お前が悪用したんだろ


「認めたくないだけじゃ無いの?

 人はね、受け入れたくない現実があると

 責任転嫁する生き物なのよ

 (正直の顎に手を沿わせながら)ねぇ、認めなさいよ」


違う、違う筈なんだ

俺は、、、


バンッ


「狩屋崎さん!」


な!?タクヤ君とあかりさん

君たち二人には、隣室で見ていてくれと頼んだはず

何で、入ってきてしまったんだ?


「狩屋崎さんが、この女の毒牙にかかる寸前だからです

 俺は、経験したから知ってます

 人の弱みに付け込むのが得意なんですこの女は」


「ここが、警察の取調室でも油断は禁物ですよ

 今は、刑務所に居るとしても脱走を謀るかもって

 バカな私でも、分かります!」


タクヤ君

あかりさん

ありがとう

実際に呑まれてしまうところだったよ

これから先は、二人にも同席してもらってもいいかな?


「「もちろん」」


「はぁ、もう少しだったのに

 お邪魔虫が隠れ住んでたなんてね」


気を取り直して、次は唐辛子さんに

何をしたのかを答えて貰う

記憶の書き換え、人格改変とは何だね


「その前に、唐辛子さん」


ん?なんだね

あかりさん


「この女、ぶん殴って良いですか?」


ブンッ

グーパンするあかりさん


いやいや、ダメだよ

って答える前に殴ってるし、、、


「だから、あかりは隣室に居てくれって、、、」


質問と同時に殴らないでね?


「だって、顔見たらムカついて」


気持ちは分かるけどね?

あ、やばい

海森気絶してるんだけど!?

勢いよく殴りすぎじゃ無い!?


「渾身の一発お見舞いしました(グーサインしながら)」


そういう問題じゃ無いんだよ…


「あかり、隣室に戻ろうな」


こうして、あかりさんはタクヤ君に連れられ

隣室に戻るのでした

厳重な警備に託されたあかりさん

タクヤ君は、引き渡した後戻ってきた

私一人じゃ、また危険かもしれないと心配をしてくれて


~小一時間経過~


「イタタ…バカップルを見てからの記憶が無いんだけど

 私、何されたの?」


落ち着いて聞いてください

あかりさんに、渾身の一発をお見舞いされました


「あぁ、あの暴力女、、、

 一度ならず二度までも、この美形を殴ったのね」


「自分で言うことじゃないっすよ」


ちょ、タクヤ君

真顔でそんなこと思ってても言っちゃダメだよ?


「二人とも、私に堕とされたくせに」


「…」


…


「図星って顔かしら。男って単純よね(遠くを見つめながら)」


さ、さぁ

記憶の書き換え、人格改変に関して詳しく話して貰おうか


「必死に話題変え。まぁいいわ

 どうせ、拒否権無いんでしょ

 全部教えてあげるわよ」


何故、あのタイミングだったんだ?

やろうと思えば、いつでも出来ただろ?


「それは、趣味よ

 確かに、島に上陸した時点でやることも出来た

 でも、それだけじゃつまらないでしょう?

 自分で選んだ道が破滅に繋がっている

 そうともしらずに、突き進み墜ちていく

 それを眺めるのが趣味よ

 因みに私は、観察をしていただけで受付以外

 あの男に干渉は一切してないわ」


じゃあ、総合案内所を出たときに置いてあった札束は

誰が用意したんだ?


「何それ、初耳なんだけど」


それじゃ、求人募集掲示板は


「だから、さっきから何の話をしているの?」


「唐辛子さん、これって、、、」


あぁ、海森の発言が正しいのであれば

唐辛子さんをハメた人間はもう一人以上居る


「私は、カプセルトイ倉庫管理で

 あの男が来るのをずっと待ってただけなんだけど

 それと、奄美から目を離さない方が良いわよ」


どういう意味だ?


「言葉の通りよ

 だって、美女ダイ特化の話を持ちかけてきたのはあの女よ?

 私は、あの女の話が面白そうだから乗っただけ

 何、あの女が白だと思ってたの?」


いやいや、そんなことあるわけないだろ

何をデタラメなことを

だって、彼女はお前の家に監禁されて憔悴していたんだぞ?


「あー、そういう筋書きなのね。あの女がやりそうなこと

 今すぐ、居場所の確認をした方が良いわよ」


バンッ


「狩屋崎さん!!」


血相を変えた警官が入ってきた


「奄美 香織が病室から姿を消しました!」


なんだって!?


「ほら、早くしないと新たな犠牲者が出るかもよ?

 こんなとこで、油を売ってて良いのかしら」


取材は、一時中断とする

今すぐ、奄美 香織の居場所を特定


事件は、まだ終わっていなかったのだ

まさか、これから世界を巻き込んでいくことになるなんて

誰が想像したのだろう


2068年 世界を震撼させた事件の真の幕開けが今始まる


第二章 空白の一週間はまだまだ続く


次回、終わらない悪夢


次回予告


嘘だらけの世の中


一言


何処まで行くんですか?

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