表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白いツバサ 連なる世界(第九幕if)  作者: 仲仁へび
第5章 連なる世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/67

第43話 証拠の確認



 姫ちゃんは、そんな風な会話の中でも反応を示めさないアスウェルをうかがいながらも、ハイネルさん達に証拠を見てくるように頼んだ。


「ただここに来ただけにはしたくないです。だから、私達のかわりにお願いできますか?」

「あははー、ハイネルさんもメリルさんもごめんねー。グロとかシリアス系なら僕も大丈夫だと思うんだけどー」


 レミーバージョンの未利だと表情からは、何も分からないのが問題だよねー。

 

 普通の人間よりは耐性あると思うので、スプラッタシーンを見ても特にうろたえる事はないと思うけど、真意が分からないので、むやみにしゃしゃり出るわけにもいかない。


 そんな、こちらの態度を見た未利が念押し。


「見たら絶対、啓区さん達は気にすると思います。姫乃さんも。なあさんは絶対に駄目です」


 かたくなな態度を崩さない。


 その目にほんの少しだけ、悲しみの光をあふれさせながら。


 そういうわけで、ハイネルさんとメリルさんが指定された部屋で突撃。


 数分後に、なんとも言えない顔して帰ってきた。


 待機組になっていたディークさんが二人に声をかける。


「兄貴、メリル。中の様子はどうだったんだ?」

「レミーの判断は妥当でしょう。今、あれを見るのは私達だけで十分かと」

「そうだねぇ。ああいうのには慣れてるけど、ボク達も衝撃を受けちゃったし」


 感想は、そんな感じだった。

 後でどんなものを見たのか、おおざっぱに教えてもらう事になった。


 未利はアスウェルの方を視線で示しつつ、二人をねぎらう。


「お疲れ様です。あの部屋以外にも証拠はありましたが、人間の方は気絶させてしまったので、まだ目覚めてはいないでしょう」


 アスウェルは一応ここでも役に立ったらしい。漆黒の刃メンバーは全部アスウェルが片づけたそうだ。


「司教もいたのでぶん殴ってきましたが。すごくクソ野郎でしたね」


 おっとー、冷静なように見えて、結構怒り心頭だ。


 逆に興味わいた。

 一体どんなクソ野郎さんだったんだろう。

 三座ちゃんでも誤認するような変装のめっきがポロリしちゃうくらいだ。相当なはず。


「あはは、はがれてるはがれてる。女の子がクソとか言っちゃだめだよー」

「失言でした」


 そのクソ野郎認定を隣に立ってる男にもしてほしいんだけどなー。

 まあ、無理か。

 直接迷惑被ったわけじゃないし、未利は前の世界覚えてないんだし。


 本当は言い逃れできないように、もっと確実な証拠がほしいけど、これが限度か。

 とりあえず今は、地上に戻らないと。


 僕達は歩みを再開させる。


 未利にここに来れた理由を聞かれたけど、アスウェルの前でアジスティアの話をしていいものか迷ったので、後にすることにした。


 アスウェルは一体、どれくらいのことを知っているんだろう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ