コンテスト③
少し遅れてすみません。。。
最新話、よろしくお願いします。
その作品はブナの無垢材で作られた比較的シンプルな造りの一人用机だ。
二つの引き出しがテーブルの下に備え付けてあり、丸い取っ手が取り付けてある。よく見るとテーブルの一枚板の部分(天板)が二枚ある。下にある二枚目の天板はそれぞれ半分ずつ開くことができ、テーブルの大きさを拡張することが可能だ。これで3~4人分の即席テーブルにもなる。
「............」
作品を険しい顔でじっと見つめるシュライナ―に後から来たサラが声をかける。
「あなたどんどん進んで行くんだもの、もっとゆっくり見ていっていいのにね~......って、ロビンの作品が早く見たかったのね~」
後から来たハンスとかずさも作品を見る。
「家具の事はよくわからないけど、丁寧に作られてる事だけはわかるよ。他の作品ももちろん綺麗に作られてるけど、ロビンのはこう......間違いが見当たらない、かな」
かずさの言う通り、ロビンの作品には他の参加者の作品で見られた”粗さ”が見当たらない。
ハンスもこの仕事について深く知っているわけではないが、蟻継で形成された引き出しなど、地味で目立たない部分にも綻びが見えない。
「ロビンはさすがね......これまで培った技術、総動員してこの作品を創り出したがわかるわ。引き出しなんて、ありふれたものだけど完璧に作り上げるのは簡単じゃないのよ。一ミリ以下の誤差も許されない。それに机の椅子に施された彫刻も見習いができるようなレベルじゃない。あとは机からテーブルに拡張できるのも新しい試みだわ」
詳しく作品を解説するサラにかずさが尊敬のまなざしを向ける。
「やっぱり長年仕事を見てるとそういう細かいことまでわかるんですね」
キラキラした目で見つめるかずさに、ハハッとまた笑ったサラは言う。
「まさか~この人がそう言ってるのよ~私にはわかんないわよ~」
ーーシュライナ―さんそんな話してた?!
またもハンスとかずさは彼女の特技、シュライナ―読心術に驚く。
「審査員の人達の評価も良さそうね」
後から来た審査員の初老の男はハンス達の前を通り、しばらく細かく確認した後うなりながらロビンの番号に何やら丸を書き込んでコメントを書いている。
詳しいことはわからないが、悪くない評価なのはハンス達も審査員の素振りを見て感じた。
「ほら、この人も喜んでるわ~」
言わて見たシュライナ―の表情は未だ険しく、腕をくんでいる姿からは、喜びのよの時も感じない。
かずさとハンスは何処で判断しているんだろうと疑問符を浮かべた。
ハンス達がロビンの作品を見てしばらくした後、
「これは......!」
「新しいな......」
多くの見学者が少し離れた場所で感心の声をあげた。
早く話を進めたいのに、進めないっ!
頑張ります、、。
次回はすみません、一週間後の投稿になりそうです。来週の日曜日です。よろしくお願いします。
あと数話でコンテスト終わらせたいっ。




