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更新された三千世界

 





「ああ〜っ!我が君の白魚のような繊細な指先がっ!我の毛皮を筆洗の白筆の如き指さばきで流れて行くっ!もっと、もっと我を撫でてくれっ!愛でてくれっ!」


「こうか?ここが良いのか?…まったく獅子王とあろう者が腹を見せ、媚びるとは情けない。それでも貴様は幻獣を統べる長なのか?我が寵愛が欲しければ鳴くがいい。猫の子のように可愛くなっ!」


「にゃ、にゃお〜んっ!!ニャォおお〜んっ!!!」


 今まさに閃光獅子王を絶賛モフリ中。

 だが予想打にしなかった事実が発覚。コイツはドMだったようだ。モフッてる最中に変なスイッチが入ったみたいで、はたから見たらもはやそういうプレイになってるだろう。


 どうしてこうなった。


 エルドアザルとアルモディアは恍惚とした感じでボーッとしてて心ここに在らずだ。


 まぁいいか。好きなだけモフモフ感を味わおう。

 あ〜やっぱモフモフはええわ〜。癒されるなぁ〜。


 こうして俺の冒険はステキなモフモフととも幕を開けた。


 俺たちのモフモフはこれからだっ




 ……………まぁ冗談はこれぐらいして気になることをいくつか確認しよう。


「エルドアザル、アルモディア、ジークレオヴァルト。お前たちは私がいない千年間どうしていたんだ?教えてくれ」


 俺は疑問に思ったことを聞いてみた。

 ゲームみたいで現実的な世界。ゲーム時代の知識しか知らない俺に新しい情報は必要だろう。


「我ハ主ガ我々ノ前カラ姿ヲ消シタ千年間ハ再ビ冥府ノ底デ惰眠ヲ貪ッテイタ」


「妾はご主人様が御隠れ遊ばせになった後、根城の棺桶の中でずっとショックで泣きながら眠っておりました故に…」

 

 

「我は我が君との繋がりが断たれた後、幻獣界に戻り己れを鍛え上げてました」


  それぞれ答える。


 まあ、申し訳無いことをしたとは思うけど。

 それは俺が意図したことじゃ無いからね。多分神様が間違えてデータ消したのが原因だと思うよ。


 もっとも気になったのが神様が手紙に書いていた新しいストーリーの追加があるとか。

 俺はゲームをクリアしているのだ。

 現実のゲームであったダークネスセブンズソードの。

 追加のアップデートで新しい物語が来ると思っていた矢先にサービス終了してしまったのであれが事実上のラストエピソードになった。


「…私は七本の魔剣を集めた。それは闇の女神が復活することを意味していた。黄泉返った闇の女神は不完全であり、私を取り込み完全なる復活を目論んでいた。そして私は闇の女神を討ち倒し逆に女神の力を取り込み復活を阻止した、はずだが…」


 そういえばラスボスの闇の女神はお約束の三段階の変身をしていたん。あれは熱い展開で盛り上がったな。


「…その後です。ご主人様が闇の女神を滅ぼした後に、忽然とお姿が搔き消えてしまったのです。その御身の存在と共に。ご主人様との魔力の繋が断たれてしまい、我々従魔一同皆悲観に暮れました」


 アルモディアが切々と当時起こったことを語る。




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