異世界での事件はシリアスな展開で終わらないわけがない?
ガンガン更新!
1
はい、やってきました! シュバルテが何者かに囚われているだろう場所に。
えー、リポーターは、この僕、田中憐斗がやっていきたいと思います!
話変わるけど、コ○ン君の犯人のシルエットって、怖くないですか?
話変わり過ぎですね……。
まぁ、そんなわけで突入していきたいと思います! ここで相方のカリーナさんに意気込みを聞きたいと思います。
「ここに来ての意気込み、聞かせてください」
「え、なにその変な感じ……」
わー! カリーナがメッチャ哀れみいや、憐れみや、奇異の物をみるような目で見てくる!
しかし、俺のリポート魂はこんなことでは、尽きん!
「え、女子アナのリポートの真似」
こんな感じだよね~女子アナって。あのスポーツ選手の試合前のインタビューの時とか、マジでこんな感じじゃね?
「なに言ってんのかサッパリだけど、止めた方がいいと思う……」
あーあ、これは、憐れみなんかじゃなくて、呆れみたい。
結構、心に堪える。
「はい、そうしま~す」
緊張感がない、スタートだった。
2
そこは、暗い洞窟。異世界風に言うなら、ダンジョンのような場所だ。
俺とカリーナは、前へ前へと進む。
そんなとき、見つけたのが、
「なんだ、これ」
天井から垂れ下がっているロープである。
「う~ん、引っ張ったら、隠し扉でも出てくるかな」
カリーナは、そんなことを呟いていた。
え? 今、なんて? 引っ張るとか言わなかった?
こんなの100パーセント罠だ。
流石にカリーナも罠だと分かるだろうが、念のため、注意を促す。
「そのロープ、絶対引っ張るなよ。罠だろうから」
カリーナの方に振り返った。
そこで俺は、衝撃的な景色を見た。
時すでに遅し、とはこのことだろう。
カリーナは、そのロープを引っ張っていた。
「え……」
カリーナは、衝撃を受けているようだ。
いや、衝撃を受けたのは、俺だ!
「え……ってなんだよ! それ、俺のセリフ! 罠に決まってるだろーが!」
後ろで、何かが動いて、ゴゴゴゴ、という音がする。
それは、俺からすれば、不幸の始まりだろう。
そう確信していた。
しかし、カリーナは、全く分かっていなかった。
「ほら、隠し扉が出てきたよ!」
なんて、陽気なことを言い出した。
「違ぇよ! あれはなあ……」
有りがち過ぎる罠、大岩が転がってくる、だ。と、言う前に岩は、転がってきた。
「ほらな! 罠に決まってるんだよ~」
「わ~~~!」
カリーナも、ようやく、現実をみたようだ。
「いきなりこれは、ないだろーがァァァァァー!」
声になってるかもわからない声を出し、岩から逃げ出す。
ここからは、察してくれ……。
いや、察しなくても分かるだろう。
そう、カリーナは、懲りずに何度も何度も、罠を発動させる。
言っちゃえば、アホだった。もう、説明するのもめんどくさい。
冒険系の本やマンガなんかでよくある、ロープ、レバー、etc……。
etcって、エトセトラの略なんですよね~。エトセトラの意味は、等々、など、らしいよ。
話が逸れたが、戻ろう。
そんなカリーナに振り回され、苦労したが、ようやく、最深部にたどり着いたようだ。
目の前には、重々しい雰囲気を漂わせる扉がある。
「……いくぞ!」
「うん!」
俺は、カリーナの応答の声を聞いて、その扉を開ける。
そして、扉の先、視界に写し出された景色は……
3
少し時間は、戻る。
俺は、カリーナと共に、シュバルテを助け出すために指定の場所に向かっていた。
「そういえば、まだ紅い瞳の差別の理由、聞いてないな」
これだけは、未だに気になっている。
紅い瞳とかかっこいいじゃん。現実世界なら、欲しがる人、多いだろな~。
だって、幻術とか、すごい魔法とか使えそうじゃん。あ、今の例えで分かってくれると、有難い。そうしないと、KADOKAW○に起こられるんじゃないかと、心配になる。
つーか、KADOKAW○って、隠せてねぇ。もろにばれる。
しかも、KAD○KAWA以外からも、批判がきそうだわ。辛ぇな。
しかも、隠し方がさっきより、悪い!? 見方によっちゃあ、見えなくない。
では、改めて、続きだ。
カリーナは、俺の質問に困る素振りもなく、話始めた。
「この国はね、昔、紅い瞳の魔王からの侵略を受けてたんだ……だけど、その魔王を前に言った、タナカミツクニが倒し、封印したのよ。だけど、人々の心の傷は、なくならなかった……。それからなの、紅い瞳が、差別されるようになったのは……」
正義と言うのは、欺瞞だ、偽りだ。正義なんて悪、いや自分の正義を押し付ける相手なければ、成立しない。それどころか、ただの自己満足でしかない。そんなものでは、すべての人が救われない。今のこの状況も、その自己満足が押し付けた正義の結果だ。
「そうか……」
すべての人が救われなければ、それは正義とは言えない。
実際、今のこの世界は、小数の人々を見捨て創った、偽りの平和だ。
偽りの平和など、いつか崩れる。
この世界は今、少なからず、平和が崩れてきている。
偽りの正義、偽善が創った結果だ。
結局、何が言いたいか、だって?
俺の言いたいことはな、正義なんてもんのために戦っても意味ねぇ、ってことだ。
戦う理由なんて、一途な思いでいい。危険なことするのも同じだ。
今の俺は、シュバルテに恩を返す、そのために危険なことをしている。
俺は、異世界で新たなる決意の元で生きる。
カリーナに言われたように……。
4
扉の先の景色は、期待、いや不安を裏切るものだった。
「来てくれて嬉しいですよ」
シュバルテは、悠々と、椅子に腰掛けていた。
「……シュバルテ、これは、どういうつもりだ?」
俺は今、安心と怒りに満ちていた。
この男のしたことの意味が分からなかったからだ。
「どういうつもりもなにも、試しただけですよ、レント殿、あなたをね」
「試した、だぁ? 試験官か、テメェは」
俺の頭の中は、怒りに満ちていたようだ。
シュバルテはあっさりと、こう言い切った。
「簡単な話ですよ。あなたがここまでたどり着けるか、この剣を抜けるか、を試したいですよ」
シンプルな話です、付け加えたシュバルテは、俺の前にある剣を指差す。
この剣を鞘から抜け、ってことか。
「とりあえずは、あんたの意見を聞き入れる。事情を聞くのは、そのあとだ」
そう言って俺は、剣を握る。ずっしりとした重みが俺の身体にかかる。
これ、伝説の剣かなんかか? それとも、戦え、とかのパターンか?
後者の方がだりぃな。
前者であることを願い、剣の柄を持ち、鞘から出す。
ここで引っ掛かったりすると、伝説の剣かなんかだろうな……。
はい、ここで、期待を裏切ることが起きました~。
簡単に鞘から抜けた、専門的に言う(?)なら、抜刀した、と言うやつだ。
ああ、これは、後者の戦えパターンでーす。乙
「簡単に抜けたんだが……」
あーあ、カリーナ、なんか変な顔してる。
しかし、俺の様子を見たシュバルテは、
「それは、タナカミツクニが使っていた、『真・覇王剣 リザリアーク』です。その剣は選ばれし者にしか、抜けません」
「勇者マサ○ネかよ!」
思わず、ツッコミを入れてしまう。しかし、この流れ、そのまんま!
「スゴい! スゴいよ、レント~」
カリーナから褒められると、少し照れる。しかも、かなり密着している。
なんか、柔らかい感触が、二の腕に……。
「やはり、あなたは私が見込んだどおりだ。それでは……」
ここでシュバルテは、ハンパないことを言い放つ。
これは、誰もが予想していない、あり得ないものだった……。
「レント殿、カリーナ様と結婚してください」
俺は、動揺を隠せず、カリーナは、モジモジしている。
しかし、俺も言いたいことだけ言わせてもらおう。
「え、エェェー!?」
それは、言いたいことではなく、ただの叫びだった。
はい、いきなり変わりそうな展開ですね~。
ここから、どのような展開になるのか、予想して、感想書いていただけたりすると、嬉しいです!
なので、もちろん、評価、感想等々お待ちしています!




