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YOROI (Legendry Armor)

作者:飛鳥黎
最新エピソード掲載日:2026/02/01
時は、始まりの勇者が魔族の王たる魔王を討ち滅ぼしてから2030年後のエルトラン大陸。
大陸南部の魔族封印の島、エルデンリング内で数百年振りに魔王軍が編成された。
魔王軍は、この大陸に魔族としての覇権を打ち立てるため、エルデンリングから人族の領域へ侵略を開始する。
しかし、あえなく人族に返り討ちに合う。
そんな魔族の鍛冶師として、魔王軍に武具を納入していた主人公、人魔族のビルハインド。
魔王軍が人族に敗れると彼の武具性能が悪かったからだと、魔王軍から言いがかりをつけられ危うく連行されそうになる。
かろうじて自分の工房から脱出するが、行く宛もなく着の身着のままで、魔族領の森を彷徨うビルハインド。
その彼の前に突如として現れた古びた洋館。
”こんな森の中に?”と、いぶかしげに思うがしかし、何も持たず手ぶらで逃げ続けることはできない。
逃げるために何か道具は無いかと、この怪しげな洋館に恐る恐る入り込み、そして、彼がこの洋館で発見したのは、いくつかの鎧。
彼は、その内の一つ、鎧の頭部がついていない黒いフルプレートアーマーが気になった。
窓の外からの淡い月明かりが増したその時、その鎧に刻まれたいにしえの文字を見つける。
「鏡花水月だと?実在したのか、、、」
その名は、鍛冶師の師匠からおとぎ話として聞かされていた伝説の鍛冶師、キキョウが作ったというアイテムの名前だった。
その鎧の刻まれた文字に彼が触れた時、止まっていた鎧の時間が動きだす。

魔王軍に追われた鍛冶師のビルハインド。
鏡花水月という鎧の中に存在していたキョウカ。
そして、彼が盗賊から助け出した人間に化けたエルフの少女エルトたち。
エルトラン大陸北部の小国ムハインド王国にて、伝説の鍛冶師キキョウとその鎧の秘密を解き明かすべく、彼らの忙しない旅が始まる。
そして、その頃、ムハインド王国の南部、北部、西部に異変が起こり始めていた。
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