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ただのプロローグ

≪プロローグ≫

 初めに言おう、俺は一般人だ。何の変哲もない普通の一般人だ。超能力が使える訳でもない、呪文的なものを唱えれば魔法が使える訳でもない、超人的な身体能力がある訳でもない、ただの高校生だ。そこら辺の少年マンガや小説みたいに『ある日突然超能力が目覚めた』なんてことある訳がない。

 なーんて、以前の俺は思っていた。

 なぜ俺がこんな宗旨替えをしたかというと、原因は主に今俺の隣でポテトチップスをボリボリと食べている女にあると俺は考える。

「おい、それ何袋目だ」

「5袋目です」

 なんて奴だ。

「食い過ぎだアホ。1時間以内に何袋食うつもりだ。高血圧になるし太るぞ」

「心配せずとも。ノンフライでしかも減塩仕様になっているので大丈夫です」

「そういう問題じゃなくて、腹減ってんならまともな食事をしたらどうなんだと俺は言ってるんだよ」

「主は私の主食を奪うつもりですか? 」

  真顔で言うんじゃありません。てか主食ってお前……。

「分かった分かった、今日は俺が飯作るからポテトチップスを食うのを止めろ」

「分かりました」

 という訳で、今から俺は昼飯を作ることになった。

 ほんと、あいつの食生活はどうにかならないものか。とうとう主食なんて言い出したし。

 俺が昼飯の献立を冷蔵庫の中を見て考えていると、不意に全身をゾクリとさせる様な悪寒が走った。それだけでも俺とこいつには十分だ。

「また、来ましたね」

「ああ。昼飯は後回しだ。さっさと帰ってもらおう」

 今、家の玄関の前には2、3人くらいの人間がいるだろう。それも恐らく、完全武装をした。

「ロロ、『経路・接続』(パス・コネクト)

「分かりました。我が主」

 俺の日常は、非日常そのものだ。こんな今だから思う。元の生活に戻りたいと。

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