50.2章-第23話 ” 第1回大規模イベント その1 - PVP大会 報酬交換”
「第1回大規模イベント第1弾、PVP大会、みんな楽しんでもらえたかにゃぁ~~?」
「大大大波乱のPVP大会でしたが! 無事表彰式も終わり、最後にポイントランキング発表なのですわ~~」
「ポイント、いっぱい……夢いっぱい」
「景品がそれぞれの生き様に応じて変わる、斬新、そして、面白い、ですわ~~」
「ではでは、出場者パーティー合計のベストスリー、は~~っぴょうにゃ~~」
表彰台にまだ取り残されている私たちの頭上に、巨大な半透明モニターが出現します。
「3位は、じゃじゃん! PVP大会2位
チーム、 “戦鬼“ 20億4885万9416ポイントにゃぁ!
個人獲得は2位だったけれど、人数2人なので、総獲得はちょっと落ちてるにゃ。それでも、決勝以外、全ポイント100%賭けて全勝。見事獲得ポイントうっはうは、にゃぁ」
「そして2位は~~! PVP大会4位
チーム、 “ミナリス守護騎士団“ 30億7671万3300ポイント ですわぁ~~!
堅実に、しかし意外と大胆に賭け進み、最後3位決定戦は惜しくも敗れてしまいましたが、堅実かつ、安定した戦い方にファンも増やされたのではないでしょうか。配信活動もされていますので、要チェックですわ~~」
「最後。1位の発表。えぐいから……マジえぐいから……腰抜かさないでね。
チーム “ナオ&ルナリス” 7,370億247万3100ポイント。
バグってる。バグり散らかしてる。でもほんと。ナオさんが決勝でちょっとだけプールした以外、オールインでベットし続けた上に、PVPでは無名だった2人の大躍進。払い戻し率激やばバトルも……何回もあった結果。マジリスペクト。推せる」
「ちょーっとドン引きレベルにすごすぎるにゃぁぁw」
「うんえ……創造神様もさすがにこれは想像していなかったのではありません事? なのですわ~~?」
おぉう、これはさすがに私もドン引きです……。いやえぐいポイントになっているなとは思っていたのですが。
そして、まだ私に抱き着いて、ぽやぽやしているルナリスさんや? 貴女も全掛けしていたのですね? 1度も私みたいな日和見もせず……。
続くイベント進行を聞き流しつつ、後のお時間はルナリスと、節度ある範囲でイチャイチャしていました。
え、節度とはって? ほら、キスしたり、ドレスの下、まして下着の中に手を入れたりしていませんから、健全健全。
私もさすがに疲れ切ったのですよ。ルナリスの癒しに飢えているのですよ。
翌日昼過ぎ。
イベント会場では落ち着かないと今日は辺境伯領、領都の定宿と化したスイートルームで、2人まったり。
おいしいものを食べながら、景品交換を楽しもうと決めているのです。
住民向けの景品交換目録を、貸し出してもらえたのが、本当にありがたかったです。
一応イベント期間が過ぎたら自動的に消えるそうですが、第1回の景品交換ではずっと使っていいとのお言葉です。
さて、詳しく見ていく……前にですね。システム画面にメールが来ているのですよ。
開いてみると、例のゲーム内犯罪者になったプレイヤーの件のお詫びと報告となっています。
わざわざ、別途の半透明画面が開いて、ルナリスと読めるようになっていますね。気遣いがありがたい。
「ルナリス、創造神様の眷属様から、例の変態薬物使用者に関する顛末が届いていますよ」
「読ませていただきます」
どれどれ。冒頭、丁寧なあいさつと謝罪に続いて……
()内は私にだけ見えるようになっていますね。
“当該来訪者は、創造神(=運営)による業の裁定(=脳波精査などを含む、特殊技術による、保安措置)を避ける、特殊な措置を自らに施していたことが判明しました。
詳細は開示できませんが、自らの脳等に、外科的手段を含む措置を施したことを確認しています。
本件を元に同様の措置者を特定、可能な限りの追放措置(=アカウントBAN)を取らせていただきました。
また、情報、技術の発生源の特定と対応を、しかるべき機関と進めてまいります。
このような、違反行為を取り締まるご助力をいただいたことを含め、以下お詫びと御礼をご用意しました。
一部選択式となっておりますので、ルナリスさん、ナオさん(様)それぞれ、1つづつ、お好みの物をお選びください。”
<それぞれに、以下全て>
・スキルスロットエンハンサー:小 (帰属)×2個
・☆7 最上級-状態異常除去薬(帰属)×1個
・☆9 蘇生薬(帰属)×1個
・100万MC
<以下選択式>
イベント報酬リストへ、以下いづれか1つを追加
※別途交換ポイントは必要となります。交換可能上限数はそれぞれで異なり、記載の通りです
・特級ランダムテイムモンスターの卵 | 4個まで | 500億ポイント/個
・古代魔導人形工房セット(ハウジングエリア拡張型)| 1個まで | 500億ポイント
・☆8以上装備品(帰属) | 1個 | 500億ポイント~
・離島-所有権利書 | 1島まで | 300億ポイント~
・大型-外洋航行-戦艦 | 2隻まで | 250億ポイント~
・飛空戦闘艇 | 2隻まで | 300億ポイント~
・蘇生薬のレシピ | 1個まで | 10億ポイント
・最上級-状態異常除去薬のレシピ| 1個まで | 5億ポイント
“P.S. 選択式報酬は、今のナオさんと、ルナリスちゃんだと、行動を変えてもイベント期間中では交換報酬リストに出現することが、まずありえないアイテムを選んでおいたからね! しっかり考えて選んでね! 他の来訪者たちの選択リストには載っている可能性があるよ。まともに交換できるかは知らないけれどね♪ 他の試練への挑戦、楽しみに待ってるよ”
試練の間でお話? した、創造神の眷属さんですね。いやもう本当に、彼女? なのか、創造神様なのかはまさに神ですね。これぞあがめられるべき神の所業。
何と言っても、ルナリスがそれはもうそわそわしているのですから。
身体がふりふり、嬉しそうに揺れていらっしゃる。
「決まっていそうですね?」
「もふもふ……です!」
「あはは。もふもふちゃんが来てくれるとは限りませんが、大丈夫ですか?」
「大丈夫です……来ます!」
あらまあ。
しかしスキル構成をどうしましょうね。テイムスキルはまあとればいいのですが……大会であたったテイマーさんのように、支援系魔術を積むのはかなりむつかしいですが。
まあ、戦うためではなく、ペットとして可愛がりたいのでしょうから、問題ありません……よね?
そして私は……おそらくですが、生産系スキルもなく、取得予定がない事。政治的な動きを抑えていたので、特殊な伝手がなければ入手手段がおそらくロックされているもの。が、このリストの選定要因になっていますよね……。
まあ、”古代魔導人形工房セット”、ほぼ一択なのですが、それこそ生産スキル無しで、活用できるのでしょうか……。いざとなれば人を雇う?
「私は、古代魔導人形工房セットにしても良いですか?」
「もちろん……です! 絶対に必要になると……思います」
「では、二人とも決まりですね。続けて、目録を一緒に見ていきましょうか」
「はい」
ええ。尋常ではないポイントを獲得したためか、リストが増えていました。
種類数というよりも、超高価格帯がそれぞれに。
「事前に目星をつけていたものは全部とれると、軽く考えていましたが、ちょっとこれは選びなおしですね?」
「はい……想像以上です。種類を絞って……最上級の物に限定した方がよいかもしれません……」
ええ。だって、例えばですね?
先日までは☆6 1億ポイント~が最上級だった武器。
今は☆7 5億ポイント~、とかあるのですよ。
とはいえ、バランスブレイカーを恐れてか、各種装備品等は、☆8以上は一切ありません。
この辺りはよかったですね。こんなことで☆9装備なんてもらったら、かなり、もやもやしますから。
後、装備品は交換ポイントを決めたらあとの細かい性能はランダム。
いつもの謎技術を含め、多少、プレイヤーの特性が考慮されるとは思うのですが……。
そういう意味では、結局装備品はほとんど、選ぶ事はない気がしますね。
ところで、それの100倍もお値段がする、先ほどのテイムモンスターの卵ってなんなのでしょう……?
スイーツ休憩をはさみながら2人で、選んだ景品はいったん、こうなりました。
・2,000億 : お城と周辺環境 (ハウジング空間)
・2,000億 : 特級ランダムテイムモンスターの卵 (×4個合計)
■古代魔導人形関連品
・500億 : 古代魔導人形工房セット(ハウジングエリア拡張型)
・500億 : 最上級魔核
※以前まで見えていたのは10億ポイントの物には(最下級)の表示が新たに開示されていました……。
・100億 : 最上級素材セット
■第1回大規模イベント全体を通しての、交換可能数上限まで交換したもの
・6億 :マジッククローゼット (衣装アバター設定スロット) ×6個
⇒各キャラクターに1個 ナオ2個(顕現体 表/裏 各1)、ルナリス1個 消費
・2憶 :スキルスロットエンハンサー(帰属) (×2人合計20個)
⇒ナオ Slot12,13解放 (13個消費)、 ルナリス Slot13開放(9個消費)
※お詫びでもらった2個も消費
・200万:最上級 - 採集セット、採掘セット、携帯料理セット、従魔ケア用品セット
まだ、景品交換ポイントは、2,262億ポイントと少しあります。
しかし、メインどころがどれも、この他何が必要かわからない。という状況でしたので、一度中を覗いてみようという事になったのです。
マジッククローゼットは、新しい装備スロットのようなもので、このクローゼットの中のマネキンに着せ付けると、その衣装や外見が、アバターとして反映されるという最高の素敵アイテムです。
もちろん性能は着ている防具のまま。見た目だけ、かぶさるアバターのイメージですね。
これでいろいろなお洒落を気楽に楽しみにやすくなりました。




