州都へ
外が騒々しかったので目が覚めた。
天幕から出ると空が白んでいる。
ビコーナは既に起きて村長たちを手伝っていた。
というか、起きたのはわたしが最後だった。
ポンコツ息子で寝坊助なスクーナが既に起きて手伝っていた。
わたしが驚いていると
「昨日、死にそうになったのに興奮して寝れるわけないじゃないか」
と怒られたが。死にそうになったっけ?思い出せない。
ビコーナがその会話を聞いてしまって目が点になっている。
わたしたちは誘拐されたが捕まっていて気付いたら
義賊の“Ⅾ”が誘拐犯を倒していた。というストーリーだったではないか。
本当にポンコツ息子だなぁ。
ビコーナを果物のシャーベットで口止め買収を謀る。
しかし朝からは要らないらしい。それもそうか。
お手伝いで忙しいのでそんな悠長に食べてる暇も無いらしい。
スクーナは勝手に冷蔵庫を開けるんじゃない。
村長には黙っててくれるそうだ。ありがとう。
アイスクリームが出来たら最初に食べさせてあげよう。
そんなこんなしているとクリケットとフィヌムたちがやってきた。
フィヌムがストーンゴーレムの太郎に驚いている。
クリケットに話は聞いていたが実際に見るとやはり驚くらしい。
太郎をペチペチ叩いているが命のやり取りをしている狐掘人族と違い
そこまでの禁忌ではないようだった。
村長たちと輸送の話し合いが終わり戻っていった。




