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臥亮転生  作者:
コボルト村編
51/189

わたしは電気太郎の夢を見るか?

 わたしはその夜、夢を見た。


 真っ暗い森の中、独りぼっちで佇んでいる。


 わたしはどこから来てどこへ行くのか。


 わたしの生存目的は何だったんだろうか?


 親から何か言われてたという(かす)かな記憶。


 何千年、何万年も戦ってきた記憶。


 わたしは何故に戦っていたのだろう。


 褒めてくれる親も居ないのに。


 親との約束も破ってしまった。


 どんな約束だったが覚えていないが。


 親の顔も声も覚えていない。


 あんなにたくさんいた仲間はもういない。


 約束も守れないわたしはもう消えてしまいたい。


 消えることも許されず見知らぬ森でひとり。


 わたしは暗闇の中にいたのに布団の感触とぬくもりが

 戻ってきたように感じた。


 布団は暖かいのに心がざわざわする。


 重い心と体を引き摺ってビコーナを夜這いに行く。


 ビコーナはすやすや寝息をたてていたが

 わたしに気付いたようだ。


 ビコーナの布団に潜り込んだが何か察っしてくれたのか

 何も言わずに黙っててくれた。



 年下に甘えるのは初めてかもしれない。

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