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臥亮転生  作者:
ダンジョン編
165/189

探索 その7

 15階の階層ボスは海兎(うみうさぎ)だった。


 10階と同じように海兎(うみうさぎ)を【アイテムボックス】の檻で

 閉じ込めたが地面に(もぐ)って消えた。


 わたしたちは【アイテムボックス】の入り口を足場にして

 下からの不意打ちを防ぎつつビコーナの雷魔法で攻撃を狙う。


 なかなか魔法が当たらない。

 しばらくすると海兎(うみうさぎ)身体(からだ)を震わせる。

 すると天井に雲がモクモクと立ち込める。ダンジョンの中なのに。


 海兎(うみうさぎ)()えると雨が降り出した。室内なのに。


 どうやら【雨降らし】というスキルらしい。


 これは捕まえて雨の降らない土地や砂漠で一儲(ひともう)け出来そう。


 大粒の雨が降っているので雷魔法が使えない。


 地面に下りると水は溜まっていない。

 雨が地面に着いた瞬間吸い込まれてるのか消滅しているのか。


 地面が泥濘(ぬかる)んだり(すべ)ったりしない。

 凄いファンタジー世界。


 あ。わたしまで下りる必要はなかった。


 わたしの背後から吶喊(とっかん)してきた海兎(うみうさぎ)

 ユリイカが割って入り受け止めそのままヘッドロックをし

 倒れ込む。


 ユリイカが力を込めギシギシと音を立て海兎(うみうさぎ)は絶命した。


 怖い。ユリイカを怒らせるのは止めよう。


 海兎(うみうさぎ)が黒い(もや)となって消え

 兎の毛皮、肉、歯と魔石がドロップした。

 肉の地面への直置(じかお)きは()めて欲しい。


 そして宝箱と球体の下り階段が現れた。


 念願の「アイテムポーチ」を手に入れた。

 しかしスキルの【アイテムポーチ】を覚えないと使えないようだ。

 宝箱の中には「アイテムポーチスキル」の巻物まである。

 (いた)れり(つく)くせりである。


 わたしが物欲しそうな表情でみんなを見ると

 わたしが貰っても良いことなった。


 さすが魔性の女である。

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