101/189
お見送り
少し早めの昼食をみんなで取ってからビコーナたちをお見送りする。
わたし作製の馬車もお持ち帰りである。まぁ別に良いんだけど。
村長は番の赤兎馬を購入してホクホク顔である。
いくらで購入したかは教えてくれなかったけれど
わたしは【鑑定】スキルでおおよその金額が判る。
離婚されないことを祈ろう。
見送った後に耳飾りを返却しようと高級住宅街に行ってみたが
警吏の人たちが忙しなく飛び回ってるので行くことができなかった。
ま、いいか。【鑑定】を持ってないという設定なので
なんでコレが魔道具と気付いたかとか理由聞かれても困るし。
どこで手に入れたのかとか拾ったかとか面倒くさい。
ユミルには会わないように気を付けよう。
途中でタマウを見かけたけど声は掛けなかった。
完全に狐掘人族に化けていた。
耳やシッポが本当に良くできている。
これで声を掛けたら【鑑定】持ちであることがバレてしまう。
しかしタマウはかなりコスプレ楽しんでるなぁ。
わたしのなんちゃって狐掘人族とは大違いである。
ユミル隊の隊員に聞いた魔道具屋が近かったので
寄っていくことにした。
高級住宅街の通りよりも一本奥まった通りではあるが
人通りもほどほどで雰囲気もよい。
初めての州都でも迷子になることも無いだろう。




