今日も今日で
久しぶりの投稿です。短めです。
翼の羽音で目が覚める。家の吹き抜けから心地よい風が入り髪を撫でた。起き上がり大きな欠伸をするとクワルトは気だるげにキッチンに向かい湯を沸かす。今日の情報をコーヒーを飲みながら羽根速報で知る。羽根速報は羽根に情報を書けるだけ書いたリサイクル羽根だ。正直読みづらい。
「案外慣れるもんだな」
ズズズッと飲んでいるとああ、どこから情報が漏れたのか書いてある。
怪異!!天使長室が被害届で埋まる!!天使長が早朝、天使長室に来ると部屋一杯の被害届が………
読んでて嫌になる。まず行ったらこの情報がどこから漏れたか、誰が漏らしたかを探す所から始めなければならない。ため息を飲み込み羽根を机にのせるとさっさと準備をして家を出た。
(いっそのことオレの家に落ちてくりゃあ良いのにな。そうすりゃ出向かずに悪魔が見れるっていうのに)
途中でデリと会い更に珍しくバートとも会い天使長室に向かう。
「心の準備は?」
「大丈夫です」
「OKっす」
「じゃあ開けるぞ」
鍵を開けガバッと開けようとするとガツッと何かに当たりドサッドサッと続けざまに何かが倒れる音が部屋から聞こえる。これには3人顔を見合わせため息をつくしかない。
「これは」
「どっかの区の屋根制覇されたっすかね」
「一体どうやったらこんなことができるんだか」
無理くりクワルトが押し開け中を覗くと部屋の中が白一色でむしろ薄暗い。光源である窓からの光すら遮る程の書類が部屋に敷き詰められている。
「今日は天使長室は入れそうにないな。昨日と同じように頼む。それと今日の羽根速報に書類の山の事が書いてあった。どこから漏れたか調べてくれ」
「分かりました。じゃあ書類運びだしたら行って来るっすわ」
「ああ、頼んだ」




