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学生警察の活動記録《バトルレコード》  作者: 大道寺司
ヤンキー集団 《黒渦》編
12/199

 《黒渦》のアジトに入り、廃ビルの五階に着くと、二人の男がいた。リーダーと幹部と言ったところだろうか。幹部らしき男はこちらに気づいて驚いた顔をして言った。


「なんで警察が来るんだよ。説明しろ、クソ兄貴」


 少し苛立った声色だった。それを宥めるようにリーダーらしき男が言う。


「まあまあ、落ち着けよ、岸田」


 それを聞いて俺達は驚いた。


「岸田君、もしかして君の弟さん?」


 俺が問うと、岸田君が答えた。


「そうだ。我が愚弟、岸田(きしだ)堕悪(ダーク)だ」


「あっはっはっ。なにその名前。超ダサい(笑)」


 俺達はさすがに笑ってはいけないと思い、こらえていたのだが、結川さんOUT。


「テメェ、このクソ女!」


 岸田(弟)がキレて襲いかかろうとしたその時、五人の男が俺達のいる部屋(結構広い)に入ってきた。ふと、窓の外を見ると廃ビルは何人ものヤンキーに囲まれていた。


「もしかして、はめられたのか?」


 俺が言うと、リーダーらしき男が答える。


「岸田が言うには、俺達は今、2対304に内部分裂してるらしいんだわ。最近暴れすぎってことなら向こうのことだな。そこで提案なんだが、暴れてるヤンキーをおとなしくたいなら、内部分裂をどうにかするのを手伝ってくれねぇか?こっちの数少ないし、岸田が言うには向こう一人殺し屋を雇ってるみたいなんだよ。」


 すると隊長が答える。


「見たところ、《黒渦》の中でも実力者二人が味方になるということみたいね。こちらとしても都合が良いわ。協力しましょう」


「ありがとよ。俺は《黒渦》のリーダー、印矢操(しるしやみさお)。よろしくな」


 そうして俺達の初任務が始まった。

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