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学生警察の活動記録《バトルレコード》  作者: 大道寺司
ヤンキー集団 《黒渦》編
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学生警察VSヤンキー+α

「こんにちは。印矢さん」


「他人行儀だなぁ。収(おさむ)」


 印矢さんは五人の男の中央にいる、眼鏡で細身の男の挨拶に答える。収という男は眼鏡を整えて言った。


 「この度、我々、《黒渦》は新しいリーダーとして、ある人を迎え入れます。その条件としてあなたには死んで貰います」


「そいつはどんなやつだ?」


「これから死ぬ人に言う必要はありません。捻道さん、あいつがターゲットです。戦闘力は凄まじいですが、異能力を使っているところは見たことがないので、無能力者だと思われます」


「了解」


 収さんが殺し屋に指示すると、捻道と喚ばれた殺し屋の男は印矢さんにナイフで斬りかかった。しかし、氷の壁に阻まれる。


「《氷の障壁》。学生警察として人殺しを見逃すわけにはいかないわ。あなたの相手は私がしましょう」


「学生警察は商売敵(しょうばいがたき)だ。ついでに倒しとくのも悪くねぇ。いいか?依頼人」


「協力するようですし、構いません。追加料金は払えませんが」


「決まりだな」


 隊長と殺し屋が戦うのが決まると、両陣営の司令塔(隊長と収という男)が指示を出す。


「無能力者を殺すわけにはいかないから、外のヤンキーは剣使いには任せられないわね。緋ノ宮さん、結川さん、斎木君、お願い。あと、《黒渦》のお二人もそちらに加勢して下さい」


「お前達、残った警察に一人づつつけ」


 指示された者は、返事をした者もしなかった者も行動を開始する。指示されてない俺達は襲いかかって来るヤンキーを迎えうつこととなる。その戦いは次々と始まった。


「《位階上昇(レベルアップ)》」


「テメェ、俺に生身で勝とうってか。調子乗んなよ」


「見た目が一番強そうだったんでな」


「ムカつくが俺と同類らしいな。名前は?」


「段田剛(だんだつよし)」


「段田。この俺、切島礼二がお前より強いことを証明してやる」


 まずは段田と言う男と切島君。


「お前、小学校の時、嫌いだった奴に似てるな。決めた。お前を倒す。って、もしかして本人!?双葉剣(ふたばつるぎ)に聞き覚えは?」


「そんな人は知りません」


 風間君が答えると、一人話に入ってきた人がいた。


「剣(つるぎ)は心配性だな。本人なわけないだろ。ついでに言うとねちっこい」


「黙れ、充(みつる)兄(にい)」


 どうやら兄弟喧嘩が始まったと思いきや、充(みつる)君は剣(つるぎ)君を無視して俺にピストルを向ける。


「じゃあ、僕は君で」


 一方、ヤンキーでないのに、襲いかかる側がいた。


「敵の指揮官を倒すのは基本だ。《聖なる光線(ホーリービーム)》」


 敵の指揮官、収さんに襲いかかったのは岸田(兄)君だった。やはり、ヤンキーの兄だからなどと考えていると、充君が一発撃ってきたので、それを刀ではじく。さぁ、戦いを始めようか。

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