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転生ものはもういいって!!  作者: 沢木綾


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9.今の苦労が先での楽

 さて、野菜類はほぼ全てしまい終わったので次は生モノだ。


 魚や肉は基本冷凍してしまえば正直期限なんて気にしないでいい、とは極論だが、ここで大事なのがそのまま冷凍するのではなく、多少小分けにすることだ。


 例えば今回買った鮭や鯖。パッケージのまま冷凍してしまうと下に引いてあるスポンジが身にへばりついて調理時に面倒なことになったり、無駄なドリップが魚の臭みを余計に際立たせてしまうことになったりする。なので取り出して1個ずつラップに包むか、面倒であればフリーザーバッグの中でくっつかない程度に隙間を空けて平たいところで冷凍したりといったちょっとした手間が必要だ。


 また鶏肉は、ドリップをキッチンペーパーで拭き取った後、下味として塩と酒を入れて冷凍しておけばそのまま丸焼きにできるし、味をつけずに程よい大きさに切ってから冷凍しておけば煮物や鍋にそのまま入れれる。味のバリエーションを変えていくつか仕込んでおけば焼くだけで一品完成するのでそれも作っておく。おすすめは照り焼き味とにんにく塩味だ。


 これが豚肉であれば小分けにしてラップに包んで冷凍すればいいし、挽き肉も同じように使いやすい分量で冷凍しておくと後々便利なのだ。


 今日米が炊けた後のおかずはさっきのふりかけでいいとして、明日以降の飯を考えよう。さっきレンチンしたもやしの味付けをどうしようか悩んでいたのでまずはそこからだ。


 正直俺は、食に関しては飽き性で、二日連続同じ味のものを食べたくはない。カレーやミートソース、野菜スープ等沢山つくって食べる系の料理は仕方ないが、だとしても味変は必須だ。例えばカレーを一日目食べたら、二日目はチーズをかけて焼いてカレードリア、最後残った三日目は出汁と混ぜてカレーうどんといった様な。


 なので今日既に米にしゃけ、大根菜のふりかけという和食に寄っているので、明日は和食じゃないものが食べたい。中華か洋食かそれ意外か、と考えたところ、洋食にもやしを入れるのが意外と難しいことに気付き、このもやしを活かすために明日は洋食以外になることが決まった。


 そうと決まればまずはもやしだ。明日も米を食べるつもりで多めに研いだので今回はナムルにする。ラーメンの具材にしてもいいが麺を買ってないし、鍋だと和食になるし、丁度挽き肉があるし挽き肉と米ともやしと来たらビビンバだろう。だからナムルだ。


 味付けはシンプルで、すりおろしたにんにくと塩と胡麻油、そして牛だしだ。粉末タイプの牛だしがあれば最高だが、無ければ鶏ガラスープの素でも良い。

 ある程度混ぜて味見をする。旨い。前世では化学調味料なんてものは無かったのでこの完成された旨味がすぐ食べれるとはなんて手軽なことか。


 そう感動しながら冷蔵庫にしまって時計を見ると、丁度45分くらい経っている。米を炊き始めても良いだろう。

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