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米中決戦  作者: 館 文恵
9/13

国論が真っ二つに割れ国内は大混乱の様相を呈した

日本民族は普段は忍耐強く どこまでも冷静沈着と言われていたが 


中国の戦術核使用に加えて 自衛隊が出動し米国第7艦隊と合流し中国と一戦も辞さず


の政府声明を出したもんだから 俄然、冷静さなどは一気に吹っ飛んだ


【戦争加担は日本破滅だ! 直ちに安保条約を破棄せよ!】


【戦争断固反対 好戦総理は直ちに辞職せよ】


のプラカードを手にしたり 横断幕をかざした 大群衆が 総理官邸や国会に押し寄せた


一方で【クソ中国をこの際叩き潰せ 人類の敵だ!】という投稿がネットに殺到し 在日勢力への警戒やら 義勇軍結成を呼び掛けるものすらあった


【総理、機動隊が出動していますが 何万という大群衆を抑えるなどとても無理です 催涙弾などを使用すれば


反感を煽りたてるだけです 】


これから交戦状態にはいるかもしれないということで 徹夜で協議をつづけている閣僚の疲労がにじむ


国家公安あたりから 対策を!というが 手の施しようがない


国論はまさに真っ二つに割れた


とりあえずは自衛隊は出動し米軍と合流しても 実戦行動をすることなく指示を待てとしているが 


そんなものが続くはずもない 幕僚長から交戦権を認めよと矢の催促・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


治安維持に当たる自衛隊の動きが慌ただしくなった


八尾の部隊が移動し前島の部隊が駐屯する伊丹に集結した。 


戦車や機甲という重装備の2個師団、航空兵力も含め2千人だった


想定されるのは治安悪化による鎮圧 在日などの武装蜂起やテロなどだった


怖れるのは原発へのテロ攻撃もあった


前島二佐は部下300名に通達した 


内容は 聞いての通り米軍が出動しており 南沙諸島辺りで 交戦状態に突入も


予想されるために既に決められた任務にいつでも就けるようにと 準備を命じた


八尾から来た、友人の佐伯が 前島に耳打ちした


【おい、38度線で火を吹くぞ・・数百と言う数の大型ロケット砲がソウルに照準し設置されたそうだ・・あとは合図一発でソウルは火の海になる むろん反撃されてビョンヤンも灰になるが・・ソウル市民は津波のようになって郊外に逃げていると聞く・・日本も米中がやりあったら どこまでやられるか・・どエライことになったぜ・・】


【そうだな・・ま、どうなろうと仕方あるまい お前は治安維持か? 俺は原発警護になった 今待機中だが帰宅できそうにない 妻と娘が心配してるんだ・・大阪に核ミサイルが飛んでくるの?なんて問われてさ・・】


【それはないと思いたいが・・全くないとは言い切れんぞ・・クソ中国は核を使用したからな 北の豚もクソ主席も狂った独裁者だ なにをしでかすかわからん・・】


話していたら関東方面の自衛隊に 暴徒化したデモ隊鎮圧のための治安出動したと言う知らせが入った・・

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